足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1328 ~ クリの花 は 咲けども ~

2015年06月12日 | 植物

観 察 月 日  2015.6.2.晴 26℃

観 察 場 所  伊勢原市 仁ヶ久保林道

 大正時代 北アメリカから入って来たと言うヒルザキツキミ

ソウが、畑の土手を明るくしていた。良く通る林道に続く道だが、

嬉しくなり、いつも立ち止まっては花の中を覗いてしまう。

 春から初夏へと季節の移り変わりを、オニシバリの赤い実とニ

ガイチゴの赤い実に感じ、淡い甘さと、ほろ苦い甘さを楽しんで

いると、昆虫と言う消費者を強力に集客する、“あの臭い”がそよ

風に乗って漂ってきた。

 「クリの花が咲いたぞ」との知らせなのだ。だが、私には納得出

来なかった。それは、昨年のクリの花の盛りは、2週間も後の16

日だったのである。

だから、私の自然カレンダーには、クリの花とそこに集まる昆虫達

との出会いは、書かれていなかったのだ。

 林道を進み、クリ畑にいって見ると、木々にばらつきはあるものの、

花盛りであった。昨年はベニカミキリが花を求めて、相手を求めて飛

び交い、トンボエダシャクが、テングチョウ、ムラサキシジミ、・・他昆

虫達が入り乱れ賑やかであった。ところが今日は昆虫の姿が殆ど

なく、静まり返っていたのである。

 クリの開花が早かったのは、気温の高い日が続き、夏が早く来たか

らであろうか。それにしても、昆虫の活動が伴っていないのは、どうし

た事なのだろう。1週間後の“8日”にも行ってみたが、昆虫の姿は

同じ様であった。

ヒルザキツキミソウは気持ちを明るくしてくれる。

つい 覗きたくなる花だ。

オニシバリ

ニガイチゴ

”臭いが”漂ってきた。

コアオハナムグリ

アオカミキリモドキ

トンボエダシャク 2014.6.16.

ベニカミキリ 2014.6.16.

クリ の 花は咲けども?

                                      * 虫たちは どうしたのだろう?

 


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