足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1168 ~ ヤマユリに吸蜜 ミヤマカラスアゲハ ~

2013年07月25日 | 植物

丹沢湖に入る小菅沢も流れていない

丹沢湖も水位が低い

玄倉林道も乾燥している

水の染み出るところには キンシバイが

側溝脇には ミゾホウズキが

ヤマユリは崖から垂れ下がって

ウラハグサの向うに

新鮮なヤマユリ、新鮮なミヤマカラスアゲハ

観 察 月 日  2013 7.14.晴 31℃

観 察 場 所  山北町 玄倉林道

 朝Yさんに会うと「ヤマユリが綺麗でした。今日はそちらへ行き

ましょうか」とカメラのモニターには、咲き揃ったヤマユリとミヤマ

カラスアゲハの吸蜜が映し出されていた。だが、参加者の様子

を見て、玄倉林道を歩くことにした。少ないながらヤマユリがあ

るからだ。

 例年なら“つゆ明け7月”だと言うのに、林道は乾ききっている。

だが水の浸み出している崖には、キンシバイが枝を伸ばして花

を付け、水の流れる側溝脇にはミゾホウズキが黄色の花を付け

ていた。

 ヤマユリは大人の背丈の2倍程の高さの崖に茎をたらし、重そ

うに花を付けていた。

 Rさんが“早く来るように”と合い図をするので、小走りに行くと、

調度ヤマユリにアゲハチョウが来ている所であった。前翅から後

翅にかけて金緑色に輝く

すじ模様がはっきり見えた。ミヤマカラスアゲハだ。花弁の黄色の

すじ模様がチョウに対する指標なのか、外から中心へと羽ばたき

歩きながらストローを伸ばしている。だが、花の中心“蜜腺の個所

”まで行かず、途中で飛び立った。ヤマユリは蜜が豊富なので流

れ出ているのだろうか。

 ミヤマカラスアゲハは羽化したばかりの新鮮な個体だ。翅の傷み

も無く、尾状突起も綺麗だ。翅にヤマユリの赤褐色の花粉が付いて

いないところを見ると、直接中心に行かなくても吸蜜出来ているの

だろうか。

 


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