観 察 月 日 2014.6.9.晴 28℃
観 察 場 所 瀬谷区 瀬谷
葉のちじれた オオマツヨイグサ
茎の先端 花芽が成長する個所に アリマキがびっしり
どこからかテントウムシ が 集まった。
2紋型のナミテントウ
4紋型のナミテントウ
赤地型のナミテントウ
これは ご存知 ナナホシテントウ
ナミテントウの幼虫 せっせと アリマキを食べる。
60年余り自然の状態で花を咲かせて来たオオマツヨイグサに、
びっしりとアブラムシが付き、葉がちじれてしまった。「これでは夏
が来ても、日暮れになっても、花を開かないだろう」とみじめなオオ
マツヨイグサの株を見ると、茎の先端の葉にテントウムシがいる。
いつの間にかアブラムシを食べに飛んで来たのだ。
それも、赤地に黒い星を散りばめたテントウムシ、黒地に赤い紋を
2個置いたテントウムシ、同じく4個置いたテントウムシが、それぞれ
の茎の頂上で休んだり、アブラムシを捕食したりしている。
「なによ!それは全部ナミテントウじゃあないの!」と、言われる事だ
ろうが、解っている様で解っていない事がある。むかしは、異なるテン
トウムシだと考えていたに違いないのだ。
以前からテントウムシの集団遺伝の研究が行われてきた。赤地に黒
の星は[赤地型]、黒地に赤い紋が2個(2紋型)、黒地に赤い紋が4個
(4紋型)ほかに(まだら型)等が、変異として出現する事が解り、その出
現率も出ている。
赤地型は20.9%、まだら型は3.6%、4紋型は12.3%、2紋型は
62.2%、他は1%、(インセクタリゥム、1974.テントウムシの集団遺伝より)
今回のオオマツヨイグサのナミテントウを見ても、2紋型が一番多く、
次が4紋型で、赤地型は1匹、まだら型は見られなかった。
ナミテントウについても,並などと言わず、不思議を探し出して見たい。