2005年12月27日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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最近『あれも聴きたい、これも聴きたい』の記事を投稿いただいている内生蔵幹さんより西宮で開かれた『渡辺香津美&鈴木大介 クリスマスジャズフェスティバル』の視聴記を送っていただいたのでご紹介します。

12月24日(土)寒風吹きすさぶ中、兵庫県芸術文化センターの小ホール(400名)で行われた渡辺香津美&鈴木大介によるクリスマスジャズフェスティバルに行ってきました。これはミューズ音楽館の山下さんからの御口添えで、招待者として行って来れたのですが、山下さんには本当に感謝、感謝。
しかもお二人としては初めて富士通テンのイクリプスTDのスピーカーを使ってのコンサートでしたので、興味津々。期待ワクワクで行ってきました。

当初私が会場に着いた時、お二人はリハーサル中だったため連絡がつかず、楽屋の守衛さんのところで1時間以上待たされてしまいましたが、それでもこちらは胸ワクワク。ほとんどリハーサルが終了した頃に会場内へ入れました。
まずは山下さんから紹介された鈴木大介さんにご挨拶。とても腰の低い、丁寧なやさしい印象。「終わったらまたここへ来てください。渡辺さんやその他の方を紹介しますので、またその時に詳しい話を」とのお言葉。これまた感謝、感謝。鈴木大介さんのイメージが急上昇。

そういったことで演奏が始まるまで最早余り時間がありません。ちょっと休憩している間に本番が始まりました。それにしてもこのホール、10月にできたばかりのピカピカのホール。大ホール、中ホール、小ホールと3つあって、特に大ホールはヨーロッパさながらのオペラの公演がそのままできる造りになっており、豪華絢爛。音響優秀。係員のサービスが隅から隅まで行き届いた超立派なホールでした。
小ホールといえども写真のような全て木造りのすり鉢状になったなかなかのホール。また響きがなんとも言えず素晴しい。ギターのデュオにはもってこいのホール。

お二人の演奏はポール・マッカートニーから始まって渡辺香津美さんが尊敬するというジャンゴ・ラインハルト。それから今流行のピアソラを初め、ジャズのナンバーからいろいろ、そしてクリスマスソング。最後にお二人にゆかりの深い武満徹の作曲の映画音楽「どですかでん」(黒澤明監督)よりテーマ音楽。そして最後にもうひとつ武満徹作曲になる映画「写楽」から超スインギーな「青春群像」。
お二人の楽しいトークも交えてある時は超絶技巧の数々、ある時はボサノバ風、またある時はジャジーに、そしてムーディーにとそれはそれは聴かせどころいっぱいのコンサートでした。

終了後楽屋にて大介さんからいろいろな関係者の方を紹介、勿論渡辺香津美さんも紹介され、楽しくご歓談に及び、その後はほんわかとしたしあわせな気持ちで帰路に着くことができました。
音響が抜群だったことはいうまでもありません。


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