2005年11月30日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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少し遅くなりましたが27日(日)にあった岩永さんの公開レッスンについてご報告します。
当日公開レッスンは14:00からでしたが、岩永さんは大野さん母子と11:30にはミューズにご到着。3階サロンで富士通テンのイクリプス・スピーカーのサウンドチェックをする為に早く来られました。先ずはスピーカーの音を聴いて『これはいい音ですね』と早速お気に入りの様子。8インチの小さいスピーカーと12インチの大きなスピーカーの音の違いを試されてそれぞれの良さの違いを確認。シチュエーションによって使い分ける事になりそうな感じ。次にマイクの比較テスト。結局音質を重視して値段の高いAKGの定番に決定。これからの演奏会の為にワンセット買われる意思表示をされて一応はテスト終了。時間がないので急いで昼食に出かけるがお目当てのそば屋さんが臨時休業で止むを得ずコンビニで何かを買って食べることに。

そして公開レッスンがほぼ予定時刻に始まりました。受講者と受講曲は:
慶野崇章  レノックス・バークリーのソナチネOp.51より第3楽章
浅野喜正  ショパンのノクターン No.2 Op.9
高須大地  ダウランドのファンタジー
山岡雄介  フレスコバルディのアリアと変奏
杉谷英広  ソルのグランソロ
山田陽介  ロドリーゴの祈りと踊り

と、皆さん腕に覚えのある上級者ばかり。一人くらい初級レベルの人が入っていても公開レッスンとしては面白いのになと思いつつスタート。

一言で言うと岩永さんは誉めながらより良い音楽作りに導く名人ですね。受講者が演奏を終えると必ず誉めるんです。そして『もう一度弾いてみてください』と促して音楽の言葉について、フレージングやアーティキュレーションについて、歌い方について指導していきます。しかし、決して自分の音楽を押し付けるのではなく『どう?どちらがいい?』『どうしたいか迷ってるね、ハッキリさせようよ』と言いながら音楽が明確にしかも一回り大きくなって変化していくんです。まるで名指揮者がオーケストラの指導をして行くように・・・。

受講者が皆さん上級者なので、岩永さんの言うことがその場で実践できるんですね。従ってみるみる音楽が変わっていくんです。気持ちがいいくらいに。これが皆さんが岩永さんを慕ってくる理由なんですね。大阪からも受講された方が居たくらいですからね。岩永さんの慕われ振りがお分かりでしょう?
そしてもう一つ良かったのが、皆さんの雰囲気なんです。なんだか家族的なと言うかまとまった良い雰囲気があるんですね。これは音楽に関係なく人間的な魅力がないと生まれない雰囲気だと思います。私もそんな仲間に入れてもらって良い気持ちにさせていただきました。ありがとうございました。


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