前回の当番は2件。件数的にはいつもどおりなぐらいなのですが、その2件はいずれも夜中。
2件ともなかなかの長丁場でして、1つは救命センターへ行った事案。非常に寝不足で頭がぼーっとしたまま勤務を終えました。
帰ってから力尽きたのはいつものことで…
本日のお話は、タイトル通り『救急車にある意外なもの』のご紹介。断っておきますが、当消防だけのお話かもしれません。
数日前から、消防学校での初任教育を終えた新人くんが消防署に研修に来ています。彼はまだある意味みそっかす的な存在ではありますが、出場指令がかかれば私達と一緒に出場していきます。
彼の乗る部隊も日替わりで、今日は消防隊、今日は救助隊…のように変わって行き、それぞれで色んな事を学んで行く。で、救急に乗った日のこと。
消防学校で本当に基礎的な部分は学んできた彼ですが、(ある意味)本物の救急車、救急資器材を見るのは初。まだ何も知らないと言っても過言ではない彼ですが、指令がかかれば一緒に出場し実際の災害活動を行うことになります。
そこで、朝の引継後に取扱い訓練を兼ねて資器材の説明を彼にしました。
一番の商売道具と言っても良いであろう、ストレッチャーの取扱いをまずは重点的に。
耐荷重は何キロまでで…とか細かいことまでは省きましたが、ストレッチャーの上げ下げの方法、座位やショック体位のやり方、点滴スタンドの出し方、救急車内への収納など。
最初は消防隊に配属されるためにあまり縁がないと思いがちですが、今は救急現場にも消防車がやってくる時代。なので当然同時に出場して活動することが出てくることが想定されるから、知っていて損はないし、状況によっては救急隊3人で先行して消防隊にストレッチャーの準備をお願いすることもあるだろうから…と。
ストレッチャーの取扱い訓練も終わって、今度はその他の救急資器材の説明。観察・バイタルサイン測定のための資器材を訓練を兼ねてやっぱり重点的に。
で、その他諸々の資器材の説明をしている時に新人くんが見つけたもの。それは、『ぬいぐるみ』。(写真なくてスイマセン)
よくUFOキャッチャーとかにある、それほど大きくないぬいぐるみが救急車内に備え付けてあります。あまり目立たない、隅っこにあるんですけどね
何に使うかと言えば、小さい子どもの気を紛らわすため。
親御さんとかが一緒にいるわけですが、見知らぬおじさんたちに囲まれると子どもにとっては少々恐怖感と言うか、そんなものを覚えるようで
どんな理由で呼んだにしろ、諸々の観察、測定はしなければならないわけですが、泣かれてしまうとそれも難しく。ぬいぐるみだけであやせるとも思わないですが、子どもが気を取られている間にささっと観察したりするわけです。そんな時に、役立ったりする。
そんなぬいぐるみの存在が、新人くんには意外だったようでした。
(うちの)救急隊では既に知られた存在ですが、消防隊や救助隊の隊員は知らないかもね
彼が救急に乗った日も3件ぐらいあったのかな。訓練もそうだけど、実践すればより早く覚える。現場でその都度指示出しながら、訓練でやったことを実践してもらいました。
でも、ぬいぐるみの出番はありませんでした
明日は休みです
2件ともなかなかの長丁場でして、1つは救命センターへ行った事案。非常に寝不足で頭がぼーっとしたまま勤務を終えました。
帰ってから力尽きたのはいつものことで…
本日のお話は、タイトル通り『救急車にある意外なもの』のご紹介。断っておきますが、当消防だけのお話かもしれません。
数日前から、消防学校での初任教育を終えた新人くんが消防署に研修に来ています。彼はまだある意味みそっかす的な存在ではありますが、出場指令がかかれば私達と一緒に出場していきます。
彼の乗る部隊も日替わりで、今日は消防隊、今日は救助隊…のように変わって行き、それぞれで色んな事を学んで行く。で、救急に乗った日のこと。
消防学校で本当に基礎的な部分は学んできた彼ですが、(ある意味)本物の救急車、救急資器材を見るのは初。まだ何も知らないと言っても過言ではない彼ですが、指令がかかれば一緒に出場し実際の災害活動を行うことになります。
そこで、朝の引継後に取扱い訓練を兼ねて資器材の説明を彼にしました。
一番の商売道具と言っても良いであろう、ストレッチャーの取扱いをまずは重点的に。
耐荷重は何キロまでで…とか細かいことまでは省きましたが、ストレッチャーの上げ下げの方法、座位やショック体位のやり方、点滴スタンドの出し方、救急車内への収納など。
最初は消防隊に配属されるためにあまり縁がないと思いがちですが、今は救急現場にも消防車がやってくる時代。なので当然同時に出場して活動することが出てくることが想定されるから、知っていて損はないし、状況によっては救急隊3人で先行して消防隊にストレッチャーの準備をお願いすることもあるだろうから…と。
ストレッチャーの取扱い訓練も終わって、今度はその他の救急資器材の説明。観察・バイタルサイン測定のための資器材を訓練を兼ねてやっぱり重点的に。
で、その他諸々の資器材の説明をしている時に新人くんが見つけたもの。それは、『ぬいぐるみ』。(写真なくてスイマセン)
よくUFOキャッチャーとかにある、それほど大きくないぬいぐるみが救急車内に備え付けてあります。あまり目立たない、隅っこにあるんですけどね
何に使うかと言えば、小さい子どもの気を紛らわすため。
親御さんとかが一緒にいるわけですが、見知らぬおじさんたちに囲まれると子どもにとっては少々恐怖感と言うか、そんなものを覚えるようで
どんな理由で呼んだにしろ、諸々の観察、測定はしなければならないわけですが、泣かれてしまうとそれも難しく。ぬいぐるみだけであやせるとも思わないですが、子どもが気を取られている間にささっと観察したりするわけです。そんな時に、役立ったりする。
そんなぬいぐるみの存在が、新人くんには意外だったようでした。
(うちの)救急隊では既に知られた存在ですが、消防隊や救助隊の隊員は知らないかもね
彼が救急に乗った日も3件ぐらいあったのかな。訓練もそうだけど、実践すればより早く覚える。現場でその都度指示出しながら、訓練でやったことを実践してもらいました。
でも、ぬいぐるみの出番はありませんでした
明日は休みです