消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

9月9日は

2012-09-09 22:00:12 | 消防・救急
昨日は4件。夜中に1つ。

真夜中と呼べる時間帯の出場でしたが、目はパッチリ覚めまして、帰ってきてからなかなか寝付けませんでした。

よくは覚えてないけれど、夢を見てたぐらい。深い眠りには落ちてなかったと言うことですね


今日は非番で消防署主催の『救急フェア』なるものを開催しました。

9月9日、『きゅうきゅう』にちなんで今日は救急の日。救急医療について関心を持ってもらう目的で毎年行われているものです。

今年は買い物客でにぎわうお店の一角をお借りして開催しました。


救急医療、とりわけ救急隊(消防としての)の活動について理解をしてもらう目的で行うものですので、心肺蘇生法+AEDの使い方の体験、救急車を実際に間近で見てもらう。

そして、近年増え続ける救急要請について、特に『適正利用』に向けてご理解ご協力を頂くと言うことでチラシ配りをしました。

非番の職員だけでなく、当番の職員、消防団の方にもご協力を頂きました。


開店と同じぐらいに始めましたので、初めは人もまばら。

チラシはもらってくれますが、なかなか心肺蘇生法の体験までは人が寄らず。何となく興味、関心はあったとしても、まだそこでやるって言う恥ずかしさもあるようで、遠慮される方がほとんどでした。

それでも一人、また一人ずつぐらいは時間が短くとも『押す感覚』を確かめるべく蘇生人形を押してみたり。また、AEDもどんな機械なのかを改めて説明をして。

子ども連れのお客さんには救急車や消防車と一緒に写真を撮ったりですとか、親御さんと一緒にお話を聞いてくれたりしました。


私は最初、マイクを持たされてずっと喋りっぱなし。どこどこでこんなのやってますって案内放送。

その後、心肺蘇生法教えるのに灰色の服(救急服)の方が見栄えが良いからとの理由により、心肺蘇生法のコーナーへ配置転換となりました
(別に誰がやったって同じだと思うんですが…)


私がそのコーナーにいた頃、新聞社(地域紙?)の取材に記者の方が来られました。

あらかじめ来ることは分かっていましたので、その対応に責任者が当たってはいましたが、なぜか私にも質問攻め。

普段、このブログでも書いている私の持論や願いをありのままにお話はさせてもらいました。建前を言っても仕方ないから、本音の部分を。

そんないち救急隊員の声が少しでも伝われば良いなと思っています。


記事の資料にするべく、職員をはじめ来ていたお客さんにも取材をしていた記者の方。

ああやって取材して、文章を作ってってやるんだなぁって勉強させてもらいました。ちょっとでも分からないことは細かく色々聞いてましたもの。

プロのライターはやっぱり違いますね。そして出来上がった文章も。


私が心肺蘇生法を教えている風景を写真に撮ってくれました。それもいい勢いで『パシャパシャパシャパシャ!』って

写真入りで私のお伝えしたことが(新聞に)載ったら嬉しいなってちょっと思いました


完成が楽しみだ(笑)


そんなわけで救急フェアも無事終了。お昼に終わったので帰ってきたのは15時ぐらいでした。

次の当直は遅い夏休みをもらいまして、旅行へ。朝早起きして出発し、九州へ行ってきます。

最初の行き先は熊本、明日の天気は雨の予報。初日から雨男っぷりを発揮しそうな感じです


では、おやすみなさい!