消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

3月11日

2011-03-13 23:57:45 | Weblog
3月11日に起きた地震により、多数の被害が出ている事は既に皆様ご承知のことかと思います。

私の住む街においても大きな揺れを観測し、瞬く間にライフラインはストップ。停電はしばらく続きましたが、大きな被害は出ずに済みました。


地震当初、我が家は私だけ外出。嫁と子どもたちは自宅にいました。

勤務自体は休みの日でしたが、休日を返上して研修を受けに行っておりまして、その矢先の地震でした。

揺れ始めてすぐに嫁に電話をし、無事を確認しましたがそれ以降は連絡が取れず。自宅に戻って非常参集の準備をしました。

非常参集でいつ自宅に戻れるか分からなかったので、嫁と子どもたちを実家へ帰すことに。一人で子どもたちの面倒を見るより両親と一緒なら負担も減るだろうし、向こうのご両親にとっても安心だろうと思いました。

荷物を詰め込んで、信号止まってるから十分に運転気をつけるように嫁に伝えて、出発を見届けてから私も消防署に向かいました。


私の勤める消防署の管轄内では大きな被害は出ておらず、当直、非番部隊でとりあえず対応するとのことで、休日になっていた職員は自宅待機をして明日の出勤に備えるようにとの指示。

そのまま次の当直勤務を終え、今は自宅待機中です。


携帯電話も当初より繋がるようになり、嫁とは連絡が密にできています。ですが、私の自宅待機の命令が解けていないため、地震発生後に嫁子どもを実家に帰してから顔を見ていません。

ライフラインも復旧しとりあえず日常生活ができていますが、スーパーやコンビニには食料(特にインスタント食品)は売切れており、仕入れも未定とのこと。ガソリンスタンドも販売規制、もしくは営業中止。緊急車両のみ給油可能と言う状態になっています。


地震後コメントをお寄せ下さった皆様、ご心配をおかけしました。ムサシ家はそれぞれの実家、親戚を含めて無事です。

震源地に近いところに住んでいる親戚は大きな被害を受けたようですが、身体は無事。とりあえずはホッとしたと言うのが本音。

ですが、被災された方のことを思うと複雑な胸中です。


このブログでコメントのやりとりをさせて頂いている方も被害に遭われており、とりあえず無事であることが確認できました。そこは素直に良かったと思うばかりです。


電力不足が予想されるため、明日から計画的に停電が実施されるとのこと。

なのでその前に、心配して下さった皆様に無事をお知らせするべく今日、この記事を書きました。


被災された方々のために、できるならば現地に入って救護活動をしたい。ですが、今自分の置かれている環境から、それは叶いません。

なのでそれ以外のことで何かしらのことをしたい、そう思っています。


まだまだ余震等が続いています。火の元には十分お気をつけ下さい。

最後になりますが、1日も早い復興を心から祈り、願っています。