消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

検討会

2006-08-10 16:11:52 | 消防・救急
昨日の当番は1件の火災出場。連続不出場記録が途絶えてしまいました

火災といっても煙が出ただけで、燃えているものはなく。

たいしたことではなくて良かった


昨日の夜、反対番でおきた災害活動中の事故事例についての検討会がありました。

内容は簡単に言えば、現場活動中にマンションの通路に置いた資機材に他の隊員がつまづいてしまって、資機材が階段から落ちて壊してしまったもの。

そのことについて、何がいけなかったか?どうすれば今後このようなことがなくなるか?


こんな内容の検討会でした。



上記のような概要で詳細が良く分からず、しかもつまづいた隊員にケガがあったかどうかも分からない。

この事案に対して色々な意見が出されましたが、誰もつまづいてしまった隊員に対してのことばかり。(誰がやったとかはわかりませんが)


「こう言うリスクが考えられるから、こうすれば良かった。」


そういった事故事例の検討は、同じようなことを起こさないためには必要なことですが、私が一番知りたかったのは、その前につまづいた隊員にケガはあったのか?無かったのか?


同じ隊員としてそこが一番気がかり。しかし幹部クラスの上司は事故の説明のみで隊員のケガがあったかどうかは知らない。


風邪を引いたら「体調管理がなっとらん!」

事故やケガをしたら「安全管理不足だ!」



誰も心配してくれません。むしろ怒られる



そうなると、多少の体調不良があっても、軽いケガでも我慢する人が出てくる。

我慢した結果、どんどん体調が悪くなったり、働けなくなるぐらい悪化する人が出てくる。(実際にあった)

余計に怒られる。それを見た他の人が余計に言いにくくなる。



そんな悪循環に陥りますよね

実際、うちの消防もそんな空気になりかけています。



まず先に、隊員の安全を確認しましょうよ?ケガをしたのなら気の毒だし、無かったのなら良かったし。資機材と隊員、どっちが大切?


資機材も皆様から収めていただいた税金の中から購入していますし、資機材も安くはないので粗末に扱うことはありませんが、個人の考えとしては「モノよりヒト」のほうがよっぽど大切だと思います。





業務中、災害活動中の事故ならば検討会も必要だと思いますが、非番や休みの日のプライベートのときに起きたことまで検討するのはいかがなものか?


これじゃ何もできなくなってしまう。何とか改善できないものか?

そんなことを考えた、昨夜の出来事でした。


明日は休みですまた暑くなりそうです。




追伸、読んでくださった方へ

愚痴っぽくなってしまいすいませんでした