紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・文月の生育

2022-07-16 21:42:20 | 日記
「8月の種子採取を検討」
日本ムラサキ栽培地の畑では、生育過程が3段階に分かれてしまった。
定植時期が3回に分かれた事に大きな原因があった様だ。


最も生育の早い畝。既に多くが開花し分枝の生育も盛んである。
支柱も通しの支えが入り、各個体の生育は安定期に入りつつある。


茎の上部は、純白の花が次々に咲き続いている。分枝の蕾も咲き始める。

苗個体の安定性は茎の下部が径5mm以上となり、木質化してきた事による。

ムラサキサギソウを発見。この畝の場所に昨年は多くあったのだが、
今年はビニールマルチを敷いたので、見つけるのは難しいと思っていた。
たしか、ムラサキ科の野草だった様に記憶しているが・・・・?


強風で倒れ、逆風に揉まれて危うい1本である。支柱を添えてみるが・・・。
生か死の際になってしまった。


揉まれた箇所の下に分枝の芽が見えるので、多分新たな生育を続けるであろう。

6月初旬から咲き始めたので、種子の生育が確認できる様になってきた。
8月中旬には種子が取れそうだ。種子の採取は例年、紫根の収穫時期にしていた。
1度、「予期せぬ出来事」として当ブログに紹介した事があった。
栽培地は別の場所で、8月に隣家の青桐の枝が栽培中の花の上に落ち紫草の枝が折れてしまった。
折れて枯れた分枝に沢山の種子が付いていた。
その際に、この時期の種子は発芽するだろうかと思い付いた。

試みの、発芽試験は何の事なく、発芽してきた。秋苗の発想の原点となった。
ただ、事故で折れた枝からの種子であったので、種子採取時期への着想とはならなかった。
晩秋に採取した種子を、翌年初秋に播種をして秋苗の生育としていた。

この時期に種子を取るのは、少々厄介である。枝を切らずに小さな種子を取り集めるのは、・・・・・。
不可能ではないので何とかして見たいと考えている。
是非という希望者がいるので、地域性もあり、お試しで応対して見る事にしている。

  「としおいて ことしかぎりの むらさきか」


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