紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草(日本ムラサキ)栽培記録

2014-06-03 21:14:26 | 紫草栽培
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2014.5.23

2年目の紫草(日本ムラサキ)が開花。その近くには、こぼれ落ちた種から芽を出したくさんの苗が成育中。
本葉の数は5~6枚目だが苗丈は10cm近くになってきた。早いうちに移植をしなくてはなるまい。

畝の準備
5月に入ってから雨の後に耕作をして、下準備をして置いたのだが晴れの日が続いて、畝立てができないでいる。

5/21 幸いにもまとまった雨が来た。

1日置いて早速に畝立て作業であったが息が切れ、足も吊りしんどい作業となった。2日掛かりで6畝できた。


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根を掘り出すことを考えると、どうしても高い畝になってしまう。昨年は畝幅を広くとって1畝に2列植えだったが
高い畝にしたので1列植えとする。土がたっぷり水分を含んでいる間ににマルチを敷く。


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50mマルチ2本ぴったり。畝の総延長は100mである。

苗の植え幅を検討、30cm幅にすると苗が余ってしまう。第2列は5m程短い。イチゴの畝と同列になってしまった。

イチゴを収穫して美味しくいただきながら、植え幅を考える。アスパラは最後か。



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25cm幅に決めて定植作業に入る。

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マルチに植え込み用の穴を開けなくてはならない。まず、25cm間隔であなをあけていき、土を穴の上に置き穴の大

きさ分の広がりを作る。鎌の先や小形スコップの先を使って土を広げて穴が中心にくるようにして土の土手を作る。

携帯用のガスバーナーの熱を当てると瞬間的にマルチのビニール面は消えて土が出てくる。



Ok

色々な作業があるがこれは短時間で30、40の穴開けが終了し楽しい作業であった。ただ、乾いた土を乗せると土の

土手が不明確で、ビニール面に土が残りバーナーの熱をさえぎりきれいな穴が開かない。


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移植道具3点(柳刃鎌、空き缶、ビニール袋)あれこれと使ったがこの3点で効率的にできた。

まず、柳刃の鎌で穴の中心に深く差し込んで左右に広げて、ムラサキの長い根がまっすぐに入る穴を作る。

苗は土を落としてビニール袋内にまとめておき、穴が開いたら苗を軽く持って、根をまっすぐに穴に差し入れて赤玉

土を缶ビールを使った容器で落として行く。根元が少し山になる程度赤玉土を入れて置く。根元は押さえない。


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予定の苗の定植が済んだら、水差しをして終了である。早朝か夕刻、天気や気温を気にしながらの作業であった。

下準備をして、片付けまでおよそ2時間の作業で50本程の苗を植える。かがみ込んでの作業となるので腰への負担が

多く、休養が肝要である。



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394本の苗を定植。天気予報が外れて、日中31℃の強い日差しを受けることになったが、ムラサキの苗は持ち堪えて

くれた。


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定植後1週間目になると新芽が出てくる。


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しかし、根付いたと思われていた苗が葉を広げなくなり、抜いてみると新しい根の出た形跡もなく細根が消えてい

る。同様のケースの苗は根元が固く絞まっていたり、土質の違いや作業中の手違いなどが考えられるが、苗本体に弱

さがあったのかもしれない。予備の苗を交換して移植することになる。今の所、10本程交換している。





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