紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、秋苗の復活

2018-09-03 16:13:25 | 染料栽培
「発芽を期した、パック内の発根が急復活する」
パック内にて停滞していた発根に少々疑問があり、解決策を講じた。
ほんの思い付きでパック毎、冷蔵庫へ一晩寝かせて置いた。
パックの蓋は開けたままである。
翌日から再び室温に戻した処、発根数は急速に多くなった。
室温に戻した後に発根するのは、ほぼしてやったりの印象があった。
当初、手順ミスで秋苗は無理かと思ったが9月初頭には充分な数に達した。


これは、すでに発芽して双葉苗が生育中である。

2週間も経つと本葉が2枚の生育となる。

まだ発芽に至らないポット、根が3cm程になってから芽を出してくる。
発根数は予定に達したので止める必要が出てきた。室温では更に増える。
種の保管を考えれば、冷蔵庫に戻すより他無いと考えた。


これも、うっかりミスである。
数日後に何気なく見ると発根が止まっていないのだ。
冷蔵庫に戻したパック内の発根は止まらずに、驚くべき状態であった。
冷蔵庫内の温度で根が出て来るのである。
そう云えば、この経験は初めての事ではない。
発根の兆しを得た種は冷蔵庫でも出て来るのだが、すっかり忘れていた。


1トレー分増えた。育苗が大変だ。
根の出た種を細く加工した箸の先で拾い上げて、ポット内へ移す。
3〜4日すれば芽を出してくる。


種の固い殻をキャップに出て来るのだが、そのキャップを落とす処である。



この発芽スタイルは、お馴染みとは言え一声掛けたくなる。

    「でてきたか まっていたぜと みずをかけ」
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