それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

本物について

2011-11-20 04:18:24 | 日記
毎回、学会で収穫なのはネットワークが広がることなのだが、今回とびきり素晴らしい研究者に出会った。

論文はすでに読んでいて、正直、ショックを受けるレベルで優秀なものだった。

もっとはっきり言おう。彼のペーパーを読んで、僕は一週間あまり研究の自信を失い、危うく自分を見失いかけた。

どんな人物かと思って話してみると、とにかく切れ味がすごい。

T大。恐るべき大学。

この大学の出身の全員がすごいのではない。

そうではなく、いかなる大学もそうだが、5年に一度出てくる「本物」が恐いのが本当のエリート大学なのだ。

僕はワクワクしている。

すごいやつに出会ったから。

僕のイメージをどんどん刺激して、新しい研究領域に誘ってくれる。

それが「本物」だ。

僕のお師匠は、そういう「本物」の研究者をまとめる天才だ。

でも、その気持ちはとても分かる。彼も研究会で本当にうれしそうだったから。

ワクワクしていたんだ。彼も。

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