それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

男は単純、という話

2011-02-21 21:15:37 | 日記
今日は珍しくというべきか、下世話な話を書きます。

ゴッドタンという番組で「キス我慢選手権」という企画が人気だそうです。

僕も一部だけ見たことがあるのですが、なるほど、これは人気になるだけはある。

ルールは至ってシンプル。セクシー女優さん(AV女優さん)たちが、芸人さんたちを見事に誘惑して、キスさせたら勝ち。芸人さんたちは、キスを我慢できた時間を競います。

女優さんたちの言葉たくみ、表情たくみ、ボディタッチたくみなことと言ったら!

これは一種の「恋愛あるある」でもあり、「教科書」でもあるわけですが、それ以上に、男性の「単純さ」に泣けてくる切ない番組でもあります。

基本的に、男性はそれぞれ趣味・趣向、あるいはツボがあり、そこにハマると膝がガクっと折れてしまう・・・。

かわいそうですねぇ、かなしいですねぇ。



関係ない話ですけど、昔、東京で大きなシンポジウムがありまして。

まだ学部生だった僕もそこに参加しました。そんな大きな大会に出るのも、東京にひとりで来るのも初めてで(この話は一度書きましたが)。

その時、そのシンポジウムで活躍していたT大の博士課程の女性がいたんです。

とても格好良かった。英語も話せるし、頭もキレて、仕事もできる。すでに海外でのインターン経験もあって。それに、すごくきれいな人で。派手じゃないんだけど、清楚というか。

これに対して、僕は何もかも初めてで、右往左往してばかり。寂しいやら、恥ずかしいやらのシンポジウムだったのです。学部生だし、英語もよく分からないし。

そんなどうしようもない僕に、僕のお師匠はその格好良かったT大のお姉さまを紹介してくれました。

話してみると、物腰柔らかで、すっごく良い人。優しい笑顔がとってもキュートでした。

T大にも、こういう人がいるんだなあって感心してしまいました。



そんなシンポジウムの最終日の最後。

全部終わって、僕も会場から帰ろうとしたところで、そのお姉さんと先生たちがいらっしゃいまして。

挨拶しようと僕がそこに近づいていくと、どうも「発表関係の結構大事な資料が余っているけど一部しかない、どうしようか」なんて話をしていました。

すると「じゃあ、それ彼にあげよう」って、たまたま通りかかった僕にくれることになったんです。

僕がその棚ぼたを喜んでいると、そのお姉さんが資料の束を僕に両手で差し出して、ニコッとしながら、

「はい♪未来の学者さん」

って言って、その資料をくれたんですょ。

僕は、膝ガクッ、胸ドキーーーーーーーーってなってしまって。

そのキュートさ、言葉の巧みさ、僕はT大ってなんてすごいんだろうって思いましたね。

そのとき、「ああ、絶対学者になろう」と誓いました。男って単純ですよね。

しかし、これがもしキス我慢選手権だったら、と思うと怖いですょ・・・。

何と一緒にしてるんだ!って感じですね。

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