僕は北海道の人間だ。だから、と言うわけでは全くないが、「水曜どうでしょう」が好きだ。
好きだと言うのはおこがましい。僕に「どうでしょう」を教えてくれたのは彼女であって、僕がこの番組を好きになったのはずいぶん後のこと。
そのなかでも「ユーコン川160キロ」という企画が一番好きだ。
この企画は、カナダのユーコン川でカヌーを漕いで160キロ下るというもの。
人間がひとりもいない大自然のなか、カヌー初心者が懸命に漕ぐ姿と、辛そうだがユーモアたっぷりのキャンプの様子が描かれている。
この企画を好きになったのは、僕がカナダに留学していたときだ。
カナダのとても辛い日々のなかで、この番組にとても癒された。
カナダで初めて長期の海外生活をしたとき、本当に辛かった。それは僕の好きなことが一切封じられてしまっていたからだ。
料理、研究、音楽。
ホームステイほど窮屈なものはない。このどれも出来なかったため、僕は頭がおかしくなりそうだった。
ただひたすら、英語の勉強をしていた。
英語の勉強だけをするというのは、まるで自分が自分で無くなるような体験だった。
少しずつ自分が何のために生きているのか分からなっていく。実存の危機だ。
そのなかにあって、心の拠り所がこの「どうでしょう」の企画だった。
同じカナダにこんな素晴らしい場所があるのか。そして、こんな体験ができるのか。
実はこの川は比較的近い場所にあるらしい(ただし、行くには小型飛行機などに乗らなくていけないが)。
それを思っただけで、この番組の映像のリアリティは何倍にもなったものだ。
その辛い日々のなかで、忙しく英語の勉強しているなかで、僕は少しずつではあるが自分の研究を続けていた。「どうでしょう」の力を借りながら。
それによって、ようやく当時抱えていた研究のスランプを乗り越えることができ、さらに、英語の壁をひとつ越えたのであった。
それが今につながっている。
僕の研究生活の転機となったカナダの留学は、もう二度と戻りたくない時期のひとつなのだが、本当に必要不可欠だった。
そして何より、「水曜どうでしょう」の「ユーコン川160キロ」もまた無くてはならない存在だったのである。
話とは全く関係ないけれど、今日Tさんと一緒に行った「日曜焼き」(変な翻訳)の料理の写真をつけます。
初めてお店で食べた「日曜焼き」。
イギリスの鶏肉やラム肉を日曜日焼く習慣です。美味しかった。特にチキンが良かった。
ラムは去年僕らが焼いた奴の方がおいしかったですょ。
好きだと言うのはおこがましい。僕に「どうでしょう」を教えてくれたのは彼女であって、僕がこの番組を好きになったのはずいぶん後のこと。
そのなかでも「ユーコン川160キロ」という企画が一番好きだ。
この企画は、カナダのユーコン川でカヌーを漕いで160キロ下るというもの。
人間がひとりもいない大自然のなか、カヌー初心者が懸命に漕ぐ姿と、辛そうだがユーモアたっぷりのキャンプの様子が描かれている。
この企画を好きになったのは、僕がカナダに留学していたときだ。
カナダのとても辛い日々のなかで、この番組にとても癒された。
カナダで初めて長期の海外生活をしたとき、本当に辛かった。それは僕の好きなことが一切封じられてしまっていたからだ。
料理、研究、音楽。
ホームステイほど窮屈なものはない。このどれも出来なかったため、僕は頭がおかしくなりそうだった。
ただひたすら、英語の勉強をしていた。
英語の勉強だけをするというのは、まるで自分が自分で無くなるような体験だった。
少しずつ自分が何のために生きているのか分からなっていく。実存の危機だ。
そのなかにあって、心の拠り所がこの「どうでしょう」の企画だった。
同じカナダにこんな素晴らしい場所があるのか。そして、こんな体験ができるのか。
実はこの川は比較的近い場所にあるらしい(ただし、行くには小型飛行機などに乗らなくていけないが)。
それを思っただけで、この番組の映像のリアリティは何倍にもなったものだ。
その辛い日々のなかで、忙しく英語の勉強しているなかで、僕は少しずつではあるが自分の研究を続けていた。「どうでしょう」の力を借りながら。
それによって、ようやく当時抱えていた研究のスランプを乗り越えることができ、さらに、英語の壁をひとつ越えたのであった。
それが今につながっている。
僕の研究生活の転機となったカナダの留学は、もう二度と戻りたくない時期のひとつなのだが、本当に必要不可欠だった。
そして何より、「水曜どうでしょう」の「ユーコン川160キロ」もまた無くてはならない存在だったのである。
話とは全く関係ないけれど、今日Tさんと一緒に行った「日曜焼き」(変な翻訳)の料理の写真をつけます。
初めてお店で食べた「日曜焼き」。
イギリスの鶏肉やラム肉を日曜日焼く習慣です。美味しかった。特にチキンが良かった。
ラムは去年僕らが焼いた奴の方がおいしかったですょ。