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森男の活動報告綴

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第17回中四国AFVの会にいってきました。

2017年04月23日 | 模型の話題
先週の日曜、下関で開かれた「第17回中四国AFVの会」に行ってきました。今回はそのレポートです。

まずはコンテスト入賞作の紹介。こちらは大賞の浮田さんのジオラマ



いやー、圧巻ですね。各フィギュアや車両の丁寧な工作、塗装はもちろんですが、この多くの要素を破綻せずまとめる構成力も素晴らしいです。大作の浮田さんならでは、といいますか。浮田さんは、私がこの会に参加しはじめたころ、大賞を連続受賞されてました。そのため、「大賞というと浮田さん」というイメージがあります。ここ最近は大作を拝見できてなかったので、個人的に嬉しかったです。また、今回の受賞でなんかその頃に戻ったような、懐かしい気がしました。
※この作品含め、タイトルなどはっきり記録してないので、ここでは書きません。タイトルなどの情報は公式HPにUPされる予定ですので、そちらをご覧ください。

伊勢さんの情景金賞受賞作

伊勢さんはもう上位入賞の常連ですね。一目で伊勢さんとわかる個性的な作風で、さすが、という感じ。

片上さんの単品金賞受賞作のヘッツァー

ここまで作りこむか!と絶句してしまう逸品。小さい車両でもこれだけの見せ場が作れるんですねえ、、。どうしても工作の細かさに目が行くのですが、フィギュアがなくとも乗員の存在を感じさせる演出が素晴らしいです。

未完成チームさんの合作。「シン・ゴジラ」のワンシーンだそうです(私は観てないので、、)。

橋は、現地で調査してもらった資料をもとに再現したそうです。

合作はいいですねえ。楽しそうです。未完成さんはここ毎年48の大作を作られてますが、年々凄くなってますねえ。

金田さんのM10。製作途中だとのこと。これは、かなり凄いと思います。ただ錆びているだけじゃなくて、どこがどういう風に朽ちていくのかを熟考され、それを反映していることがわかります。完成が楽しみです。


横沼さんのグライフ。あー、もう素晴らしいですね(笑) 去年のピンクのタイガー同様「ロンメルが好き!!」という気持ちが伝わってきます。

裏側も手抜かりがないのも最高ですね。下に鏡を置いて、見られるようにする工夫もいいですね。単品銅賞とレディース賞を受賞されました。


会の公式マスコットのせんしゃんもいました(笑)これ、自作ですね。これまた素晴らしい。


ダイナモでぐるぐる走ってくれます。最高です。エンドレスで楽しめます(笑)


で、こちらが今回のせんしゃん賞。ウルトラセブンに出てくるそうです。そうです、って知らないのに賞をあげてるのか!といわれそうですけど、この迫力には勝てません(笑)怪獣は自作だそうです。


で、せんしゃん賞は恥ずかしながら私が選者なのです。「ほっこりするような」「つい笑ってしまうような」作品の中から選ばせてもらってます。まあ、ありていにいうと「ネタ」的な作品が対象となってます。ネタ的な作品って、作る大変さは一般的な作品と同じなのですが、なんといいますか結果が出にくい(笑)ので、なんとかならんかと常々思ってまして、、。模型で笑わせたり、楽しませたりするのって、やったことのある方じゃないとわかりにくいと思うのですが、ほんとに大変で難しいですからねえ、、。この作品も、大変だったと思いますよ、ほんと。

で、せんしゃん賞の賞品でもあるせんしゃんキットは、15個のうち8個が里子にでていきました。いやー、よかった!

あと、ハガキとバッジもよく「売れた」(キットともどもカンパしていただいた方へのお礼グッズなので、販売というわけじゃないんですね)そうで、よかったです。皆様、本当にありがとうございました!!せんしゃんは、なんでも食べる、おとなしいいい子なので大事にしてあげてください!!(子犬か)

今回は、下関大会ということで、地元の巌流会さんがホストクラブとして運営の中心を担ってくださいました。下関大会ならではの企画も沢山あり、こちらも素晴らしかったです。

「イノチェンコ&motoの百人組み手」は、2人の会員さんによる作品をこれでもか、と並べてまして圧巻でした。2人で8卓くらい(もっと?)埋めてました。これはmotoさんの卓。これ、全部1人で作ったというのが信じられない、、。


こちらは「模型秘宝館」。かなり貴重で珍しい、タミヤのキットなどをこれまたこれでもか、というくらい展示。下関大会のキーワードは「これでもか」ですね(笑)

タミヤのシングルなんて、ほとんど見たことなかったです。パッケージの詳細もほんと興味深かったです。ほぼ全てのキットは会員のマッキさんのコレクションです。一財産、ですね。マッキさんいわく「やっぱり現物を見てもらったほうが、キットの魅力が伝わりやすいと思って、企画しました」とのこと。確かに、張り箱のゴージャスな感じとか、箱にパーツが収まった雰囲気とかは写真ではなかなか伝わりにくいですからね。難点は、見ちゃうと欲しくなってしまうという(笑)

ゲストはプロモデラーの山田卓司、金子辰也の両氏とファインモールドの鈴木邦宏社長の3氏が来場され、トークショーも開かれました。これらのゲストの方々のお話を伺うのも毎年の楽しみの一つで、今年も非常に勉強になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ファインモールドさんの新製品紹介もされてました。チハ系列のインテリア付きキットは嬉しい、、。九七式車載重機も、銃身カバーのないものはタミヤのしかなかった(しかもマガジンはバナナ型の試作タイプなのです)のでこれまた嬉しいですね。あと、ホロも出るそうです。


こちらは金子辰也さんのブランド「金子ジオラマ堂」の紹介コーナー。「山寺の鐘撞き堂」です。瓦のパーツはありがたいですね。瓦は、日本家屋を作るときの大きなネックですからね、、。あと、紙創りさんもこの卓で商品の紹介をされていました(写真がなくて、すいません、、)。


で、私の方も、さりげなく(笑)PRさせてもらいました。今発売中のホビージャパンNextに、私と同じクラブの金山さんが作例をやってますので、本と作例を展示しました。余談ですが、会場で私のカメラの調子が悪くなり、金山さんにカメラを借りました。今回の写真のほとんどは金山さんのカメラで撮ったものです。助かりました! 

あと、私の作品もいくつか展示しました。

私は会場を出たり入ったりしてたのでバタバタしてたのでよくわからないのですが、聞けばそれなりの方に見ていただいたようです。ありがとうございました!やっぱり、見てもらってなんぼ、ですからね、、。


というわけで、これでも全然会場を紹介しきれてないんですね。他の企画もいろいろあり、会場が広いこともあって非常に見ごたえのある会だったと思います。作品の展示数だけでも、過去最大だったんじゃないかと。なので運営はかなり大変だったと思います。ホストクラブの巌流会さんはじめ、運営に協力していただいた皆様、ほんとお疲れ様でした。また、参加・来場してくださった皆様には心よりお礼申し上げます。

で、こういう規模の大きいイベントは全てを楽しもうとしてもなかなか難しいですね。静岡ホビーショーでもそうですけど、個人的になにか「手応え」があればそれで十分かもなあ、という風に思います。今回私も、いろいろな作品を拝見して勉強になったり、久しぶりにお会いする方とお話できたり(一方で、挨拶しただけで全然お話できなかった方も多々おられました。大変失礼しました。次の機会によろしくお願いします)、初めてお会いする方もおられたりと、十分な手応えを感じることができました。いやー、楽しかったです。心残りがあるとすれば、下関を全然観光できなかったことです(笑)。いつものことですが、当日はそんな時間もなくあっという間にすぎちゃうんですよね。また機会を改めてお邪魔してみたいと思います。巌流会さんによりますと、5年後くらいにまた下関での開催を検討しているとのこと。来年はホームの福山開催だそうです。

最後に、その「個人的な手応え」の一つについてちょっと。去年の夏、試製五式四十七粍自走砲・ホルについて書きました。そこで、ホルが50両生産されたという記述が「神鋼五十年史」にあったと紹介しました。が、どうも話はそう単純ではなかったようです。そのことを書いたエントリーに、先日新たに知らされた件を加筆しました。興味のある方はご覧ください。いやー、先走ってしまいましたね。大変失礼しました。

ホルについてのそのエントリーはこちらです。伺った内容を、加筆しています。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/0624c05d554b7ce3feaf5274394a3da5

こういうことって、直接お会いしたときでもなければ聞くこともできませんし、もしメールなどで知らされたとしても(もちろん、わざわざそんなことを私にする必要はないわけで、、)受け取る側のニュアンスも変わって来ます。やっぱり「リアル」って大事だなあと。

というわけで、あっちにぶつかり、こっちで転びしながら精進して行きたいと思います。

いやー、ほんと楽しかった!!それでは!!
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