先日、模型と絵の私のお仕事がお披露目されましたので、今回はそれらを紹介します。まず模型から。
11月30日に発売された「スケールモデルレビューVol.2」(ホビージャパンムック)に74式戦車(ホビージャパンのキット)の作例が掲載されました。上の写真がそれです。これが本の表紙です。
今時はほぼなくなってしまった、スケールモデル専門の模型誌です。陸海空のモデルの各作例と資料(日本海軍機の塗装図など)で構成されてます。要は「濃い」です(笑)私のが載ってるとかはともかくとして、ほんとお勧めのシリーズです。
私のは「1985年にソ連軍が日本に侵攻。それに立ち向かう74式」というIF設定の作例です。まあ、「いつもの」ですね(笑)
市街戦での74式はどういう風な姿になったのか?という想定を自分なりに形にしてみました。頑張ったのでぜひ誌面をご覧になって下さい。計7Pのカラーで紹介されています。
誌面では砲塔後部の交通標識がはっきり写ったカットがなかったのでこの写真を貼ってみました。「(日本への)進入禁止!」というシャレで乗員が付けた、という設定。砲塔後部がちょっと寂しかったので付けたのですが、想像以上に目立ってうろたえました(当たり前だ)。まあ、でも模型的見栄え・演出としていいかなあ、と。とはいえこれ実際にやったらここを的にされますね多分(笑)
絵の仕事は、日本軍が使用していた杉浦式拳銃の解説漫画です。モデルガンメーカーの「A!CTION(アクション)」さんが、先日この拳銃のモデルガン(無可動モデル)を発売しまして、その付録として同梱されています。
A4二つ折りの小冊子です(写真右)。商品は、杉浦式と日活コルトの2種類です。日活コルトはいわゆるステージガンの再現モデル。杉浦式に似ているので、グリップなどを変えて別商品として発売されてます。写真左は、日活コルトの付録。「近代映画」(昭和36年7月号)のステージガン特集のページを復刻したものです。これは凄い貴重な資料ですね。
杉浦式は、戦争中に中国・北京の民間の兵器製作所(経営者は日本人)で製造されたと考えられている拳銃です。日本軍将校らが使用したようです。極少数が現存していますが、謎の多い拳銃なのですね。
ご覧の通り、コルトM1903によく似ているのですが、構造的にはちと違うようです。そういうことなど含め、この拳銃について漫画で解説させてもらいました。
製品についてはA!CTIONさんのサイトで紹介されてますので、興味のある方はこちらをご覧ください。
また、先日発売の銃器専門誌・ガンプロフェッショナルズでも製品が紹介されていますので、これまたご覧になってみてください。
12月6日追記
同日発売のアームズマガジンでも製品が紹介されています。見落としていました。大変失礼しました。両誌ともカラーで丁寧に紹介されています。アームズマガジンでは、記事中で私の名前も紹介してくださってます。本当に嬉しいです。
追記終わり
絵の仕事はいつかやってみたいなあ、と漠然と思っていたのですが今回こういう風に実現して感無量です。打診があったとき「私でいいんですか?」と何度も聞いたんですが「いいです」というのでやらせてもらいました。マジでドキンチョのお仕事でした、、。
声を掛けてくださったA!CTIONさんにこの場をお借りして心からお礼申し上げます。今後もこういう絵のお仕事がいただけるよう精進したいと思います。いやー、ほんと嬉しいです、、。
で、この杉浦式のモデルガン、私にも1丁いただけるそうです。嬉しすぎますね。製品写真を送っていただいたんですが、スゲー出来でした。届いたらまたレポートしたいと思います。ガンプロフェッショナルズでは製品紹介以外にも、アクションさんの広告も掲載されてます。私の名前も載ってて「お、おう、、」ってなりました(笑)広告とはいえGun誌に私の名前が載るとは、、、。
というわけでお仕事紹介でした。スケールモデルレビューも杉浦式も興味のある方はぜひぜひお願いします!
それにしてもあとちょっとで今年はお終いですねえ、、、。ほんと一年って速いです、、。でも、もう今年が終わるからって油断したらあかんですね。今回のような嬉しいことを燃料にブーストかまして、年末年始もガンバルンバ!(笑)