今日、電車の中で前に座った若い女性の会話が耳に入ってきました。
「ねえ、彼に結婚申し込まれたらどうする?」「合うか合わないか
分からないから、先ず同棲して試してみる。」
「そうだよね。結婚して合わなかったら、バツイチになっちゃうもんね」
「親達って、よくいきなり結婚できたよね」と、真剣に話しているのです。
私は、ビックリしてしまいました。
愛情よりも、相性(合うかどうか)が、結婚の決め手となるんだ…
テレビの化粧品のCMじゃあるまいし、お試し期間で合わなかったら
返品?…
その会話を耳にした時、丁度私はフランクルの「夜と霧」の妻に
ついて書かれたところを読んでいました。
収容所で、飢えと寒さと過酷な労働で生きた屍のような状態の中
妻の面影を思い描き妻と語り、彼女が答えるのを聞き…
たとへそこにいなくても、彼女の眼差しは今や昇りつつある
太陽よりももっと私を照らすのであった。
(この時、彼女はすでに殺されていた)
例えもはやこの地上に何も残っていなくても、人間は瞬時であれ
愛する人間の像に心の底深く身を捧げることによって淨福に
なり得るのだということが、私は判ったのだと、フランクルは
書いていました。
そして、私は「我を汝の心の上に印の如く置け そは愛は
死の如く強くなければなり」(雅歌八章ノ六)という真理を
知ったのであった。と語っています。
極限状態の中で、その精神を支えたのは愛であったと…
結婚は相性ではなく愛情だということ
愛は育てていくものであるということを、目の前の若い女性が
気付いてくれる時を密かに願ってしまいました。
「ねえ、彼に結婚申し込まれたらどうする?」「合うか合わないか
分からないから、先ず同棲して試してみる。」
「そうだよね。結婚して合わなかったら、バツイチになっちゃうもんね」
「親達って、よくいきなり結婚できたよね」と、真剣に話しているのです。
私は、ビックリしてしまいました。
愛情よりも、相性(合うかどうか)が、結婚の決め手となるんだ…
テレビの化粧品のCMじゃあるまいし、お試し期間で合わなかったら
返品?…
その会話を耳にした時、丁度私はフランクルの「夜と霧」の妻に
ついて書かれたところを読んでいました。
収容所で、飢えと寒さと過酷な労働で生きた屍のような状態の中
妻の面影を思い描き妻と語り、彼女が答えるのを聞き…
たとへそこにいなくても、彼女の眼差しは今や昇りつつある
太陽よりももっと私を照らすのであった。
(この時、彼女はすでに殺されていた)
例えもはやこの地上に何も残っていなくても、人間は瞬時であれ
愛する人間の像に心の底深く身を捧げることによって淨福に
なり得るのだということが、私は判ったのだと、フランクルは
書いていました。
そして、私は「我を汝の心の上に印の如く置け そは愛は
死の如く強くなければなり」(雅歌八章ノ六)という真理を
知ったのであった。と語っています。
極限状態の中で、その精神を支えたのは愛であったと…
結婚は相性ではなく愛情だということ
愛は育てていくものであるということを、目の前の若い女性が
気付いてくれる時を密かに願ってしまいました。
愛する人を思い浮かべることができたら、今日も少し前に進めそうな気持になりました。
お盆なんですね。
蓮の花が浮かんできて、すてきな日記をありがとうございます。
フランクルは妻を思うことで、苦難に耐え、収容所の過酷な状況の中で生きしのいでいく力を得たということ…
「人間は、たった一つでいい。本当に愛した人、自分が本当に大切に思う人と深く触れ合うことができたという、その一瞬の思い出があれば救われる」ということ!です。
その愛する人が、たとえ亡くなっていても、思い出すだけで、心が豊かになり、人はそれを支えに生きて行くことができるようです。
愛に力は凄しです。