初女さんが亡くなる1年前の
1月、初女さんに呼ばれて
田口ランディさんと弘前の
ご自宅を訪ねた時、初女さんは
私たちに糠漬けを教えたいと
言われて、凍てつく台所で
きゅうりやセロリを漬けて
くださったのです。
その時、「糠床って生物多様性
だと思うの、ランディさんに
そのことを書いてほしいの」と
言われ、ランディさんに
糠漬けに関する本などを
渡されていました。
翌日、ランディさんが
「地球も糠床だよね」と
言われたのが今も心に残ってます
ウクライナのことがあって
ふっと、あの日のことが
思い出されました。
初女さんの言葉が今まで以上に心に沁みて来ます。
ぬか床って
”生物多様性”だと
思うんです。
米ぬか、塩、昆布、鷹の爪
きゅうり、にんじん、なす
大根、食パン、りんご、
ヨーグルト…
それぞれがそれぞれのままに
おいしさを引き出し合う
あるがままにいるだけで
互いに支えあってるの。
多様なものが
多様なまま響きあい
ともに生きる。
それがいのちの摂理です。
佐藤 初女
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