何年振りかで、駅でバッタリ会った友人が
「山ちゃんに読んでもらいたい本があるから送るね」と
言って別れて、程なく1冊の本が送られて来ました。
『アナスタシア』
昨日の夜から一気に読んで、後数ページで
読み終わります。
シャーリーマクレーンの本を初めて読んだ時の様な
感覚に包まれています。
読み始めたとき、突然思い出したことがありました。
ブリュセルのミカエル教会に初女先生と行った時の
ことです。
お料理教室と講演の連日で、市街見学はその日
1日しかなく、教会に行っても私は唯一の
自由時間にちょっと浮かれていました。
教会の出口に向かっていた時、先生が「あの木彫の
アダムとイブを観て私はとても感動しました」と
涙ぐまれて言われ、そして「あなた達は何も
感じなかったのですか」と、珍しくちょっと厳しい
口調で言われたのです。
私には、先生がなぜあの苦しげなアダムとイブの
木彫の像に感動されたか、わかりません
でした。
先生がクリスチャンだからだろうと思っていましたが
「アナスタシア」を読んでいたら、突然そのことを
思い出し、宗教と言うよりもっと根源的なことで
涙するほど感動されたのではないかと思ったのです。
その根源的なことが、何かはまだ分りません…
でも、この本を読んで先生の感動の涙が、いつか
わかる日が来るような気がしました。
読んで見なければわからない、不思議な本です
なんだろう この感覚…
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