~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

最近気になる樹木希林

2012-04-20 23:21:27 | 日記
網膜剥離、乳がんと大変な病気にみまわれた樹木希林さんの言葉が

最近、心に留まります。

 「歳をとるということは、どんどん辛くなってくるものを、

 避けないこと

 今度は耳にきて、目に来た…

 それをよけないこと…」

よけると、余計辛くなる。と希林さんは言っていました。

「避けない」とは希林さんらしい言い方だなと思いながら、

自分は、自分の老いを実感する時になったら、どんなふうに

受けとめるだろうと思いました。

 「今、母になる人に母性がなくなっていますね。自分も含めて

  だけれど。ジャガイモの茎が伸びて、その先に子イモが出来る。

  子イモが大きくなると、親イモはしぼむ。ところが、今の母親は

  自分も膨れ上がってる。いつまでも自分が花ひらきたいのよね」

希林さんのこの言葉に、私は親イモとして生きてきた母の姿が

重なりました。

希林さんは、自分の娘にはあまりかまってやれなかったという

悔いがあるそうですが、玄米・砂糖・みそ・醤油という食の基本

だけはきちんと教えたと言う自負をもっているそうです。

やっぱり、食をちゃんとしておけば、体も心も健全に育って

いくものなのでしょうね。

食は、真っ直ぐ「いのち」に繋がっているのですから…

そして、希林さんは「明日死ぬかも、という覚悟は常にあります。

だけど人間はあした地球が滅ぶと分かっていても、リンゴの木を

植えなきゃならないものなのよ。そんなふうに考えて生きて

いきましょうよ」と言われています。

希林さんの、老いて記憶を失ってゆく母を演じた「わが母の記」を

観て見たいと思いました。

辛い事をよけないで歳を重ねてきた希林さんの言葉が、今

静かに心に降りてきます。






















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