~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「犠牲」とは

2016-12-14 23:39:56 | 日記

初女先生が亡くなってから、初女先生のことを

思わない日が、殆んどありません。

それは、懐かしむとかいう感情ではなく、初女先生の

言われていたこと、なさっていたことを私は

ぼんやりとしか分かっていなかったと痛感したからです。

生きていらっしゃる時は、いつでも聞けるという甘えが

あったからでしょう。

でも、お会いすると嬉しくて、ちゃんと聞いてなかったことが

亡くなってみると、ハッキリとわかってきました。

今、先生のお言葉を思い出し、先生の行動を

思い浮かべ、先生の本を読みなおしています。

いつだったか、「犠牲を伴わない奉仕はない…」という

言葉の犠牲が、自己犠牲だと思ってとても無理をして

居る人がいますと、お話しした時、「そうなのよね~」と

困った顔をされていました。

傍から見ていると先生のされていることは、大変な

自己犠牲に見えるのですが、先生は少しもそんなことは

思っていないのです。

本を読み返してみたら、「私の生き方は、人には

「犠牲」と映るかもしれません。

でも、犠牲というのは自分を苦しめることではなく

相手のために、だれでもできる一線を超えて

行動することだと思います。

自分の限界を超えた行動だからこそ、相手の魂に

響くのです。

それに、限界を一つ乗り越えるごとに、自分もまた

成長するのではないかと思っているのです。」と

書かれていました。

あ~私だったら、誰でもできる一線を乗り越えたら

自己犠牲感が、ムクムクと出てきそうです。

初女先生の行動がとてもさわやかだったのは、

自己犠牲が微塵もないからなんですね。

そして、自分がの「我」がないから、相手の心に

響くんですね。

すごいな~

 

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