~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

教会にて…

2012-06-17 20:48:18 | 日記
昨日は、Hさんお通夜に行って来ました。

不自由な体を生き抜いたHさんなのに、これほど安らかに

旅立たれた人を、私は他に知っているだろうかと、思わせるほど

静かな、穏やかなお顔でした。

斎場にはHさんの写真が何枚も飾られていました。

私は彼があまりに重い障害だったので、生まれた時からかと思って

いましたが、子供のHさんが走っている写真があり、「両足で立ち

歩いたり走ったりしていた時があったんだ」と思ったら嬉しく

なりました。

Hさんを思い出す時、いつも彼の笑顔が心を和ませてくれます。

言葉は持ってなかったけれど、誰の心の中にも優しい存在として

しっかり繋がっていました。

そして、今日は初女先生が関口教会で講演される日でした。

私はHさんへの思いもあり、教会の御ミサに行きたいと

思いました。

随分長い間、教会に行ってないし、カトリック教会のミサは

初めてだし、心細くてドキドキしながらお御堂に入りました。

お隣のシスターに丁寧に教えて頂き、礼拝することが出来ました。

息子が亡くなった後、辛い胸の内を書いて牧師先生に送った

ところ、先生は一生懸命に聖書を引用しながら、神は一人子

イエスを…と書いて来て下さったのですが、私は神がイエスを

差し出したことと、自分の息子が亡くなったことが結びつかず

それから、教会に行けなくなりました。

礼拝の後、初女先生のところへ行き、「先生、やっと教会に

来れた」と言った時、涙が溢れてしまい先生の手を握りながら

泣いてしまいました。

Hさんを思い、創を思い先生の心に支えられた今日と言う日に

感謝が溢れました。









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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちよみ)
2012-06-18 23:08:08
Hさんのご冥福をお祈りしています。

いつか必ず私たちも旅立つ日がくるんですよね~穏やかな笑顔で帰れるように精一杯生きたいです。今日も心に響くブログをありがとうございます。
返信する
素敵な笑顔でした (山 すなお)
2012-06-19 00:02:43
Hさんとは言葉でのコミュニケ-ションはなかったのに、ずっしりくるものを遺していってくれました。
Hさんを想う時、みんなが優しい心になれるんです。これってすごいですよね!

私も、こんなふうに旅立ちたいです。
返信する

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