【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

恭仁京跡周辺に植物観察会 2023-10-30

2023-11-03 | 木津川市植物同好会
ギシギシ タデ科              スイバ タデ科
  
スイバとギシギシの違いは以下の通りです
•スイバの葉の基部は矢じり型になっていて、さらに葉脈に赤みがあります。葉は茎を抱くようにしてつきます。
•ギシギシは葉を抱くことはありません。
•個体によって異なりますが、株全体が赤みを帯びていればスイバ、濃い緑色であればギシギシと見分けることができます
•ギシギシは葉柄が短くスイバは長い

サンヘンプ (sunn hemp)マメ科 タヌキマメ属 インド原産
 

別名:クロタラリア(Crotalaria)、アサタヌキマメ、こぶとり草
初めて見るお花です。「お花はタヌキマメに似てるね」と声が上がりました。
早速、スマホで検索“サンヘンプ(sunn hemp)マメ科 タヌキマメ属”と出ました。
「サンヘンプ」は、マメ科の低木状一年草で、インド原産です。茎から繊維をとり、麻の代用とすることができます。繊維には光沢があり、強く、とくに光や風雨にさらされてもじょうぶで、ロープや糸、袋、漁網などをつくることができます。また、紙巻きたばこ用などの製紙原料にもなるそうです。さらに、サンヘンプは緑肥としても栽培されることがあります。
もう一つ
サンヘンプ(Sunhemp)は直立した茎から枝がたくさん出てその先に蝶形をした黄色い小花から成る総状花を咲かせるマメ科タヌキマメ属の一年草です。
花後に出来る莢の中にはたくさんの豆果が入っています。花を観賞するほか、線虫対策に利用されたり、ロープの材料となったり、開花時に刈取り土に鋤込むことにより畑の養分となる緑肥とされるなど有用な植物として知られています。
それで、このサンヘンプはどんなモノに活用されるのか興味津々のわんちゃん、木津川市役所とか木津川市加茂支所に電話でお尋ね作戦、「分かりませんなぁ、個人で栽培されてるんやと思いますよってに」

キク科アキノキリンソウ属の多年草
 
セイタカアワダチソウは、キク科アキノキリンソウ属の多年草で、虫媒花である帰化植物。。良く花粉症の原因と間違われるセイタカアワダチソウだが虫媒花の為、花粉を飛ばすことがなく、原因はよく似た植物のブタクサという種である。(「セイダカアワダチソウが花粉症の原因や」という誤解を解きたい)日本では代萩とも呼ばれる。茎を乾燥したものは、すだれや、お茶などの材料に利用される

アキメヒシバ(秋雌日芝)イネ科

アキメヒシバ Digitaria violascens イネ科 Poaceae メヒシバ属

イヌタデ(犬蓼、学名: Persicaria longiseta)タデ科

和名はヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないという意味で「イヌタデ」と名付けられた 。赤い小さな花や果実を赤飯に見立て、別名アカノマンマともよばれる 。
イヌタデについて詳しくは『京都九条山観察日記』にリンクをお願いしました。こちら

ヨメナ(嫁菜 、学名:Aster yomena)キク科シオン属
ノコンギク(野紺菊 、学名: Aster microcephalus var. ovatus)キク科
 
ヨメナとノコンギクはとても良く似ています、それらの違いについて『京都九条山観察日記』にリンクをお願いしました。こちら

サクラタデ(桜蓼、学名:Persicaria odorata subsp. conspicua)タデ科イヌタデ属の多年草

和名サクラタデは、「桜蓼」の意 。 花が大きく、色が サクラ のように淡紅色をしているのでいう 。
牧野富太郎 (1940) は、「櫻蓼ハ其花淡紅色ニシテさくらノ如ケレバ云ウ」と述べている
野に咲く花の中でわんちゃんがイチバン推しのお花がコレ。


植物観察会 2023-5-18

2023-05-27 | 木津川市植物同好会
木津川市植物同好会会員の皆様
新緑が目に鮮やかな季節となりました、きっと野のお花たちも賑やかなことでしょう、
さぁ会いに行きましょう。
5月観察会のお知らせ
日  時:5月18日
場  所:南山城村奥田方面
集合時間:10時30分
集合場所:南山城村道の駅
参  考:JR木津9:32発⇒JR加9:40発⇒JR月ケ瀬口10:02着
👆お便りが届きました。久しぶりに参加のわんちゃんです。

① この場所には何回も行きました。
「イシモチソウは?トキソウは?」そこに居てるとわかったときは皆で「良かった❢良かった❢」と、思わず歓声が……。
★イシモチソウ(石持草)モウセンゴケ科モウセンゴケ属の食虫植物

茎からは茎生葉として、長さ10mm~15mm程度の葉柄の先に、幅4mm~6mmの三日月型の捕虫葉を疎らに互生する。葉身または葉縁から生える長い腺毛の先端の粘液滴で昆虫等の小動物を粘りつけ、傾性運動により包み込んで捕獲し、粘液に含まれる消化酵素にて分解、吸収して養分とする。

★トキソウ(朱鷺草、鴇草、) ラン科トキソウ属の多年草 。京都府RDB絶滅危惧種

日当りのよい貧栄養な湿地にはえる多年草。
生存に対する脅威:園芸採集、湿地の遷移・富栄養化
保全対策:園芸採集の自粛、湿地の草刈りや除伐。

★ニワゼキショウ(庭石菖 Sisyrinchium rosulatum)アヤメ科ニワゼキショウ属
 

辺り一面にニワゼキショウの白いのや淡紅紫のが混在していっぱい咲いてる、よくよく見るとセッカニワゼキショウもいっぱい咲いている。
★セッカニワゼキショウ (雪花庭石菖、 Sisyrinchium sp. ) アヤメ科 ニワゼキショウ属
別名、コニワゼキショウ。

北アメリカ原産の帰化植物である。 花は白く、花弁が6枚に分かれており、黄色いスジが1本入っている。
「三つ並べるとこんな感じ」っとUさんが。「はい、パシャ」


  
★チガヤ(千萱、茅、)イネ科チガヤ属
地下にしっかりした匍匐茎があるため、大変しつこい雑草である。群生して絹毛のような穂が日光に照らされて輝き、風になびく光景は美しいが、雑草としては最も強い性質をもち、一度土地に侵入すると絶やすのは難しい。
芽の先端が細く尖り、塩化ビニール製の蛇腹ホース程度なら貫通する場合もあるという

★ノアザミ(野薊)キク科アザミ属
和名ノアザミは、「野アザミ」の意味。アザミの由来については、一説には触ろうとするとトゲに刺されて「欺かれた」という意味からついた名とも言われている。別名を、コアザミともいう。中国植物名(漢名)は、大薊(たいけい)。
花言葉:「触れないで」


★ハハコグサ(母子草 学名: Pseudognaphalium affine)キク科ハハコグサ属 
春の七草の1つ、御形(ごぎょう、おぎょう)でもあり、茎葉の若いものを食用にする
(セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草)
花が終わると、同科のタンポポと同じように、実は綿毛をつけて、風に乗せて種子を飛ばす

★ヘビイチゴ(蛇苺、学名:Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi)バラ科キジムシロ属
 
和名の由来は
実が食用にならずヘビが食べるイチゴ、ヘビがいそうな所に生育する、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。
毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。ヘビイチゴは人間が食べても体に害はない。

② 湿地から奥田方面に向かう道路に出ました、右手の斜面に「元気で居てるかなぁ」のお花たち。
★ヒメハギ (姫萩) ヒメハギ科 ヒメハギ属(撮影:伊藤ちゃん)

ちょっと見、小さい萩と思わせるが、分類上はマメ科(萩)とはかけ離れた、独立したヒメハギ科。花弁は筒状で、下側の咲きが房状に。左右相称花で、ガクの側片が花弁のように目立ち、左右に張り出す。

 
★イ(藺草、イ草、Juncus decipiens)イグサ科
和名は藺。最も短い和名としても知られている。別名:トウシンソウ(燈芯草)。
畳を作る時に必須のものであり、ちまきにも使われる。
俳句では夏(仲夏)の季語とされる

★コウゾリナ (顔剃菜 学名: Picris hieracioides subsp. japonica )はキク科 コウゾリナ属
茎や葉でほおをなでるとざらつく、頬をかみそりでそるの意味で、顔剃菜(こうぞりな)。
藩は日光を受けて開き夜は閉じる。茎の下に根出葉が多数出る、山菜として春先の若葉が利用される、開花期になると葉がかたく食用にはならない。中国では『毛蓮菜』と書き全草や根を煎じて利尿薬としている。

★ウマノアシガタ(馬の足形、Ranunculus japonicus)キンポウゲ科キンポウゲ属

花弁に独特の光沢がある
キンポウゲ科に多い有毒植物のひとつであり、これを食べた牛が中毒を起こしたことがある。中国では「毛茛(もうこん)」と書き、古くから薬として用いられているが、もちろん素人が扱うのは危険である。

 
★サルトリイバラ(猿捕茨  学名: Smilax china )サルトリイバラ科 シオデ属
実が見つかりました、秋には真っ赤になります。

★スイカズラ(忍冬 学名: Lonicera japonica)スイカズラ科 スイカズラ属
別名、 ニンドウ (忍冬)キンギンカ (金銀花)。
花は甘く香り、夜に強まる。花の奥には蜜がたまり、昔子どもたちはそれを吸い、名のもとになったという。漢名は冬の常緑に注目して忍冬。つる草で、その蔓のからみと花は唐草文様としてデザイン化された。
法隆寺から白鳳時代のみごとな軒瓦が出土『忍冬唐草文字瓦』と名付けられている。(朝日新聞花おりおり 第一巻より)

 
★ルリセンチコガネと言えばこちら
他にも
 
③ オートキャンプ場に沿って、

ちょっと歩いたとこの用水路脇の湿地に
★ナラメリンゴフシ

コナラの枝先の芽にできたリンゴのような虫えいです。
ナラメリンゴタマバチが寄生してできたものです。

★トウカイモウセンゴケ モウセンゴケ科 モウセンゴケ属(撮影:伊藤ちゃん)

トウカイモウセンゴケはモウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な形をしており、っと植物図鑑には載っている、たまたまここに、トウカイモウセンゴケとモウセンゴケが隣同士で居てる、コモウセンゴケとはどんなんやろか?

★モウセンゴケ


★ミヤコグサ(都草、学名: Lotus japonicus)マメ亜科

ミヤコグサとセイヨウミヤコグサこちら

ここは貴重な植物が育っています。時期を変えて何回も観察したい場所です。
定点観察の意義
定点観察は、年ごとに何がどのように変わったのか、写真や数値化できるデータとして残しておくことが大切です。
そして変化があったなら、その理由を考え、未来につなげる工夫をしていくことが大切でしょう。
っと、教えていただいたことがありました。

植物観察会 当尾方面 2023-2-26

2023-03-14 | 木津川市植物同好会
植物観察会 
木津川市植物同好会会員の皆様
「松の内も明け」寒さ増す今日この頃
そんな中でも野のお花たちは元気です、会いに行きましょう

2月の観察会のお知らせ
日時:2月26日(日)
場所:浄瑠璃寺近辺
集合時間:10時10分浄瑠璃寺バス停前
     (加茂駅9時44分発バス有り)
               運営委員一同

バスに乗るためのお得な切符の情報を伊藤ちゃんが「1日フリー乗車券があるわよ、1日乗り放題で400円、路線バスやと、浄瑠璃寺往復で500円、ちょっとお得やんか、加茂文化センター窓口で取り扱ってはるみたいやし、行かへん?」

「ええねぇ,行こ行こ」
浄瑠璃寺の山門そばに『あ志び乃店』
季節構わず、いつお伺いしても、お庭には、お花がいっぱいあ志び乃店の花カレンダー ⇒こちら
しかし、2月の観察会では、その日はとても寒い日だった、お花たちは春を前にしてしばしの冬眠中かな?
と、思ってたけど、お庭に入った途端、カンヒザクラ(寒緋桜)⇔ガンジツザクラ(元日桜)が目に飛びこんできた。


カンヒザクラ(寒緋桜)バラ科
サクラの原種の一つ。旧暦の正月(1月下旬~2月中旬)あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれることもある。この早咲きの特性と、下向きに花が咲く特質が、他のサクラと交配した時に影響を与え、各地で優秀な園芸品種が出来ている。その中でも有名な物は、このサクラとオオシマザクラの自然雑種、サトザクラ「河津桜」が近年、有名になり観光名所に植えられている。

アセビ(馬酔木)ツツジ科

ピンクの花を付けるアケボノアセビ(ベニバナアセビ)

馬酔木の毒(アセビの毒性)こちら


メジロがウメの蜜を( ^ω^)・・・

自然と足は浄瑠璃寺の境内へ

本堂の前の石灯篭から覗いて

池の向こうの三重塔を見る


三重塔の下の石灯籠から覗いて、池の向こうの本堂を見る



フクジュソウ(福寿草)キンポウゲ科 が元気に咲いてた。
 

 

 
                            ヒメリュウキンカ
当尾を散策




「寒い、寒い」と言いながらも寒い時季ならではの植物たちに出会えることができました。
おまけに浄瑠璃寺境内の散策もでき、楽しい観察会でした
浄瑠璃寺南山城の古寺巡礼|京都南山城古寺の会⇒こちら

植物観察会 精華町乾谷方面 2022-6-23

2022-07-04 | 木津川市植物同好会
 6月例会のお知らせ
日 時  6月23日(木)  [今回23日が中止の時は24日(金)]
     光台1丁目のバス停に10:00集合
観察地  精華町乾谷方面
バスの時間:奈良交通バス(トチノキ経由登美が丘光台循環)
祝園9:26発 (2番乗り場 学研登美ヶ丘駅行)光台一丁目9:38着
祝園9:37発 (1番乗り場 学研登美ヶ丘駅行) 光台一丁目9:48着
観察場所乾谷方面からの帰路ルートについて
精華町くるりんバス:料金は精華町内一律100円です。
祝園駅前行き 乾谷15:12発  祝園駅前15:48着
👆のくるりんバスでアピタ・コーナン前15:35着
山田川駅前行き 乾谷15:08発  山田川駅前15:22着
持ち物  弁当 飲み物 帽子 マスクなど(暑さ対策を忘れずに)
23日、観察会日和になります様に・・・・・    

重要
 観察会中止の判断について
目的地近くの降水確率が50%以上の時 自動的に中止となります。
前日の夜6時50分頃からのNHK天気予報で観察地近くの降水確率を各自で確認してください。
 担当 運営委員C・U

2018年6月の観察会は「けいはんな丘陵を行く」こちら
小さな生き物や可愛いお花たちにいっぱい出会ってます。
ナニワイバラのとげとげの実や、ヒシがいっぱいの池やスズサイコにも・・・・会いたいな。
皆、元気にしてたでしょうか。
                                 
バスを降りて光台の住宅街を抜けて乾谷方面に・・・・・

メドハギ(目処萩.)マメ科


メドハギの葉を落として茎を束ねたものを、占いの筮竹(ぜいちく)のかわりに用いたことから、「筮萩(めどぎはぎ)」と呼ばれ、それが転訛してメドハギという名前が付けられたと言われています。


メドハギの花 2021-9-18

ヒメコウゾ(姫楮、学名:Broussonetia kazinoki )クワ科コウゾ属の落葉低木。


見るからに美味しそうな実、一つ失敬、小さな種のようなものが口に残り、味は甘くて美味しいのですが食感がイマイチと感じました。
ヒメコウゾは樹皮中の繊維が強く、良質な和紙の原料となっていました。和紙の原料としてミツマタ、コウゾ、ガンピと習った記憶が・・・
和紙の原料としても使われているコウゾ(楮、学名:B. kazinoki × B. papyrifera)は、本種とカジノキ(学名:B. papyrifera)の雑種である。


     
ウツボグサ(空穂草、靫草、学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara)シソ科ウツボグサ属の多年生植物の1種。
日当たりのよい山地に自生する。草丈30センチメートルほどで、地下茎を伸ばして殖える。夏に紫色の花穂をつけるが、花が終わると褐色に変化して枯れたように見える。漢方でも使われる薬用植物で、別名をカコソウ(夏枯草)、セルフヒールといって、利尿や消炎に用いられる。

アベリア(Abelia) スイカズラ科 ツクバネウツギ属
中国原産のシナツクバネウツギ(=タイワンツクバネウツギ)と、同じ中国を原産とするアベリアユニフローラの交配種で、イタリアのロヴェリ種苗園で実生から選抜されたもの。
日本へ渡来したのは大正時代末期で、花期が長く、丈夫な性質を持つことから、東京オリンピック以後の緑化ブームを契機に全国へ広まった。現在でも多くの街路や公共の緑地、マンション等の生垣や植え込みに植栽される。


コゴメオトギリ(小米葉弟切、学名:Hypericum perforatum subsp. chinense)オトギリソウ科 中国原産
別名:コゴメバオトギリ(小米葉弟切)

コゴメオトギリは中国原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年生草本です。西洋弟切(学名:Hypericum perforatum)の変種です。日本に帰化し、種子や地下茎で繁殖し、荒れ地や造成地に群生します。茎に2稜があり、直立して上部で良く分枝します。葉は全て有柄で、明点があり葉縁に黒点があります。花弁の腺は黒点です | Hypericum perforatum subsp. chinense | かぎけん花図鑑 (flower-db.com)

ヤブジラミ(藪虱)セリ科 ヤブジラミ属
果実が衣類にくっつくのをシラミに例えてこの名がある。
果実は長さ2.5~3.5mmの卵状長楕円形でカギ状に曲がった刺毛(しもう:植物の表皮にあるとげ状の毛)が密生している。

ヒメガマ(姫蒲、Typha domingensis )ガマ科


浅い池沼や川辺でみられる高さ1.5~2mの多年草。太い根茎をもちます。
花には雄花と雌花があり、茎先に円柱状の花穂を出し、長さ6~30cmの雄花の穂(雄花群)の下に長さ5~20cmになる雌花の穂(雌花群)がつきます。
雄花群と雌花群の間には裸出した軸があります。花粉は黄色く、短粒で合着しません。
柱頭は線形~披針形です。果実期には柱頭が着色して雌花の穂は茶色くなります。
果実は堅果です。
《利用》
花粉は蒲黄(ほおう)と呼ばれ傷薬に用いられます。
熟した雌花の穂は火口(ほくち)に利用されました。火口(ほくち)とはこちら

コジキイチゴ(乞食苺、Rubus sumatranus)バラ科 キイチゴ属。別名:フクロイチゴ



茎は鉤状の紅紫色を帯びた刺があり、紅紫色の長い腺毛が密生する。
果実は長さ12~18㎜、幅7~11㎜の楕円形、橙色に熟す。果実を割ってみたら空洞だった(なるほどフクロイチゴ)

アジアンタム

道路の下をくぐる所にアジアンタムの仲間が大きな群落を作っていました。

上を走る道路が風・雨除けになるのか居心地がよさそうでした。

 

ツクバネウツギ の萼片(衝羽根空木 学名:Abelia spathulata)スイカズラ科

キツネノボタン(狐の牡丹 Ranunculus silerifolius)キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。
実の形から(特に兵庫県三原郡・津名郡、山口県玖珂郡で)コンペイトウグサと呼ばれることもあり、
同じキンポウゲ属のウマノアシガタやタガラシと共通する成分(ラヌンクリン ranunculin)を含む有毒植物である。

スズサイコ(鈴柴胡、学名: Vincetoxicum pycnostelma )キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)

京都府カテゴリー絶滅危惧種. 環境省カテゴリー 準絶滅危惧種 こちら

ヤマモモ (山桃 学名: Morella rubra )ヤマモモ科 ヤマモモ属の常緑樹。

ヤマモモの実が色づき始めてました
もうちょっと色づいたころ、ヤマモモ酒作ってました。こちら

大きなネムノキ
ネムノキ (合歓木、合歓の木、Albizia julibrissin)はマメ科 ネムノキ亜科の落葉高木。

別名、ネム、ネブ。夜になると小葉が閉じて垂れ下がる就眠運動を行うことが知られている。

オナガミズアオ チョウ目・ヤママユガ科。


古くはユウガオビョウタンと呼ばれていた。

大型の青白色をしたガで、成虫の開帳は80-120 mmほど。触角は櫛歯状で、雄でははっきりとよく発達する。
出現期は4-8月頃。初夏と夏の2回発生し、蛹で越冬する。
幼虫は緑色の芋虫で、節ごとに毛の束が少しだけ出る。食草はハンノキ、ヤシャブシ。幼虫の姿はこちら
成虫は口が退化していることもあり、物を食べたり飲んだりすることはない。

久しぶりの観察会、暑さには負けました、柘榴方面は省略でした。

植物観察会:南山城村 2022-5-29 

2022-06-12 | 木津川市植物同好会
       植物観察会 南山城村奥田方面~童仙房
     我が家の庭も、季節のお花が元気よく咲いてます。
     散歩道もにぎやかです。お馴染みのお花たちに会いに出かけましょう。
     日   時 2022年5月29日(日曜日)
     観察地 南山城村奥田方面
     集合場所 南山城村 道の駅
     時   間 10時30分
     もし、行けそうなら童仙房まで足を延ばすのもありかな?
                     木津川市植物同好会:運営委員一同
    👆のお知らせが来ました。久しぶりの観察会です。
南山城村道の駅(お茶の京都みなみやましろ村)でJR組と合流です。
道の駅から湿地に向けて散策しました。

クワ(桑)クワ科


桑の実がいっぱい生っていた、赤いのより黒いのが熟してて美味しい、ちょっと触るとポロッと落ちてしまいそうなのが、そんな実を狙って・・・・・

セッカニワゼキショウが咲いてる咲いてる、ニワゼキショウと並んで咲いてる。

セッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)アヤメ科  ニワゼキショウ(庭石菖)アヤメ科
花の咲く時間帯が限られているセッカニワゼキショウ こちら
どっちもよ~ぉ咲いてる、もう実が生ってる。

トキソウも元気でした。
トキソウ(朱鷺草、鴇草 ) ラン科
  

イシモチソウ(石持草 学名:Drosera pelta Thunb.、英名:Shield Sundew)モウセンゴケ科


モウセンゴケ属の食虫植物。茎生葉には粘液滴がつき、これで小石を粘りつけて持ち上げることができるとして和名がある。また茎生葉が三日月形~楯形であり、学名および英名の由来となっている(いずれも「楯」を意味するラテン語: pelta、英語: shield より)。

クチナシグサ (梔子草. )科はゴマノハグサ科からハマウツボ科に移動された。


和名の由来は萼に包まれた果実の形が「クチナシ」の果実に似ていることから。.
白い小さなお花、クチナシの実に似た果実の観察ばっかりで、いっぺんその可愛いちっちゃなお花を見てみたいと思うわんちゃんなんです。開花時期は4~5月。

サルトリイバラ(猿捕茨 、学名: Smilax china)サルトリイバラ科

実は秋になると真っ赤に色づきます
葉っぱで柏餅の柏葉の代用にできるって柏餅のサルトリイバラって何?こちら

そう言えば、この木の前で「子供のころ、お母さんが柏餅にこの葉っぱ使ってたわ」っと何人かお話が盛り上がってました。

ドクダミ(蕺、学名: Houttuynia cordata)ドクダミ科ドクダミ属

ドクダミ属 (Houttuynia) は、本種のみを含む単型属である。

葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞(花や花の集まりの基部にある特殊化した葉) が4枚つくため、花の集まり (花序) が1個の花のように見える

ミヤコグサ(都草)マメ科 別名:エボシグサ(烏帽子草)


ミヤコグサの名前は、京都や奈良などかつて都があった場所に多く咲いていたことが由来です。また漢名をミャクコングサ(脈根草)といい、これが訛ってミヤコグサになったという説もあります。別名のエボシグサは、花の形が烏帽子に似ていることから付けられました。
ミヤコグサの花言葉は、「また会う日まで」「気まぐれな心」。
「復習」「恨みを晴らす」などの怖い花言葉もあるため、贈り物にするにはあまりふさわしくないかもしれませんね。
この辺りは秋での観察会もなかなかのモンでした。こちら



植物観察会 梅美台方面 2021-7-27

2021-08-04 | 木津川市植物同好会

1ワルナスビ(悪茄子)ナス科


とっても可愛いお花ですが、よく見ると葉や茎にびっしりとトゲが生え、毒性のある毒茄子でもあります。
ワルナスビの名前をつけた由来は、植物博士の牧野富太郎先生によるものです。牧野氏は自宅でワルナスビを栽培しました。その結果、切っても根っこを刻んでも再び生えてくる、トゲがあり花もさほど美しくもなかった上、毒なすびで本当に悪い雑草だ、ということが由来で、悪い茄子、ワルナスビと命名したそうです。

2イグサ (藺草、イ草、)単子葉植物イグサ科


標準和名はイ(藺)最も短い標準和名としても知られている。別名:トウシンソウ(燈芯草)。
畳表を作るのに使われる。また茎の中のずいを燈明用の燈芯に使う。俳句では夏(仲夏)の季語とされる 。
仲夏の時候の季語 こちら

3メドハギ(蓍萩、筮萩)マメ科

奈良~平安時代頃、やや木質化する茎を陰陽占い用の筴(めどき)として使用したことから

4ヒカゲノカズラ(日陰鬘、日陰蔓)ヒカゲノカズラ科


ヒカゲノカズラとは?
ヒカゲノカズラはシダ植物です。 日本の山野に古来から自生している多年草で、カズラ(蔓)とついているようにツル性に思えますが、実際には木や植物に巻き付いたりすることなく、地を這うように生えています。

5ナンキンハゼ (南京櫨・南京黄櫨)トウダイグサ科
ナンキンハゼこちら

6アベリア(Abelia)スイカズラ科ツクバネウツギ属


初夏から秋までの長期間にわたり白や薄ピンクの小さな花を咲かせます。枝先に咲く花は漏斗形で房状に咲かせます。葉は小さめの緑色で、斑入りや黄金葉の改良種もあります。寒冷地ではほぼ落葉しますが、暖地では葉をかなり残して越冬します。とにかく丈夫な花木で、刈り込みにも強く公共施設の生垣によく用いられています

7.クマヤナギ(熊柳)クロウメモドキ科


つる性落葉低木。別名、「クロガネカヅラ」ともよばれる。冬は葉を落とし、黒々とした幹やつるがクマを連想するところからクマヤナギの名が付くが、ヤナギとは別の種の植物

8コブシ(辛夷、拳、)モクレン科

「馬見丘陵公園でコブシの・・・こちら
9ヒメガマ (姫蒲) ガマ科


多年生の抽水(ちゅうすい)植物で、湖沼やため池、水路などに生育する 。 全長は最大2m程度、葉は線形葉で幅5-15mm 。 花期は6-7月で、直立した 花茎 に茶色の雌花群と雄花群をつける。花穂は上部に雄花穂。間隔をあけ下部に雌花穂がつきます。(長さ6~20cm)
ヒメガマ(姫蒲)の名は、ガマよりも雌花穂や葉が細いことに由来するようです。

10スイレン(睡蓮)スイレン科

小さな池に可愛いスイレンの花が咲いてました。

11ミソハギ (禊萩)ミソハギ科


「このお花はお盆に関係するんですよね」っとメンバーの一人が・・・
湿地や田の畔などに生え、また栽培される。 日本および 朝鮮半島 に分布。 盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。 ミソハギの和名の由来は 「みそぎはぎ」に由来するとされ、かつて、水辺のこの花で汚れを落とす禊(みそぎ)が行われたらしい。
長野県などでは、お盆の日、花に水をつけて玄関先で祓い、祖霊を迎える。

12. セリ(芹、水芹、芹子)セリ科


日本原産で、春の七草の一つ。水田の畔道や湿地などに生え、野菜として栽培もされている。独特の強い香りと歯触りに特徴がある。
『万葉集』の巻二〇:葛城王(後の橘諸兄)
あかねさす 昼は田賜(たた)びて ぬばたまの
夜の暇(いとま)に 摘める芹これ
昼間は班田(はんでん)事務の仕事で忙しくしているので、
この芹は夜、勤務が終わってから摘んだのです
天平元年(729)に葛城王(後の橘諸兄)が薛妙観命婦(せちみょうかんのみょうぶ)に芹の包みに添えて贈った歌です。
芹は春の七草の一つで、正月7日に神前に供え、かゆにして食べるとその年は病気にならないと伝えられています。芹は解熱、利尿作用のほか、貧血や高血圧、動脈硬化の防止などの薬効があるということです。

13、クサネム(草合歓)マメ科


実はコルク質で熟して割れると水に浮いて流れて増える、中国では「田阜角」ネムノキと同じで眠ります.
休耕田にて・・・・・こちら

暑い日の観察会でした。広い公園だったので木陰もあり良かったです。
「孫ちゃんたちと遊ぶのに、良いところやわぁ」っと下見されてるメンバーも。

ビユーポイントからの展望

木津川市(旧木津町)マンホール


舟運で栄えたころの木津川上荷舟(うわにぶね)を描いています。木津町は木津川が町内を流れ、その昔川を行き来する舟の港がありました。

帰り際のこと「今年、干支の神社の初詣にはコロナで行けなかったでしょ、渡そうと思って、ハイ」



Uさんの手作りです。
「Uさん ありがとー」



植物観察会 枚岡公園 2021-4-14

2021-04-23 | 木津川市植物同好会
4月初旬に「今年、もうホタルカズラやジロボウエンゴサクが咲いていると言う知らせがありました。サクラも、もう今8分咲き・・・」との、情報を得まして観察会に参加のわんちゃんです。
集合時間・場所『ゆとりを見て10時30分近鉄枚岡駅 出て直ぐ、枚岡神社の前の階段を登って 鳥居くぐったあたり。』

わんちゃん的に枚岡公園と言えば断然2013年:初撮り~クロジ~
植物観察の今回はルートは違ってました。鳥居横のわき道から観察開始

いきなりウラシマソウの群生地に遭遇。

ウラシマソウ(浦島草)サトイモ科
絶滅危惧種に指定されてる地域もあるそうです。

ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)シソ科

この花の発見地は茨城県の筑波山中

コクサギ(小臭木)ミカン科


この木のところでH先生が「この葉っぱを揉んで臭いを嗅いでみてください、好きか嫌いか」「どっちかというとキライかなぁ」とか「別に嫌なにおいやないけど」クサギの仲間なんで・・・
ちょっと変わった葉のつき方、枝先の若枝につく葉は2枚づつ交互に生える、コクサギ型葉序。ふと、思い出した。わんちゃんちの庭に居てるサルスベリも2枚づつ交互に生えてるけど・・・(やはりコクサギ型葉序というそうです)

ホウチャクソウ(宝鐸草) ユリ科

花が開くと、寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似る。

キンラン(金蘭)ラン科


このような、つぼみ状態のキンランは時々出会ってるけど、お花が咲いた時ってどんなん?っと探してみました、お見事!!なのを発見、リンクをお願いしました。 HiroKen花さんぽ⇒キンラン⇒こちら

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科


むかし、伊勢地方では、この花を次郎坊、すみれの花を太郎坊とよび、たがいにきょ(距)をひっかけて、引き合って遊んだという。

ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科


全草有毒植物でプロトピンを含み、誤って食べると吐き気や嘔吐、腹痛や下痢、呼吸麻痺や心臓麻痺などの症状がでるといわれているため、取り扱うときは注意が必要です。

ハナイカダ(花筏)ハナイカダ科


北海道南西部から九州(南西諸島含む)までの広い範囲に分布するミズキ科の落葉低木。自生地は山林の木陰や水辺近くで、複数の株が群生することが多い。葉の表面中央にできる奇抜な花や果実に観賞価値があり庭木として使われるほか、若葉を山菜として利用する。ハナイカダという名は、花や果実の様子を筏(イカダ)に乗った船頭に見立てたもの。

ホタルカズラ(蛍葛 )ムラサキ科

和名は、草むらの中に点々とつける花の色をホタルの光にたとえたことに由来する 。

その日、欠席のUさんに「今日ね観察したお花たち送りますね」っと、メール添付で。
「ホタルカズラは従姉にもらったのがウチの庭でも咲いてますヨ」
「えっえ~~ 今、咲いてるの?」
「咲いてますよ」
「晴れ間を見つけて撮らせてもらえる?」
「どーぞ」
っということで、2~3日後、お庭にお伺い。ひとしきり撮らせてもらって、ホタルカズラの株をいただいて帰りました、ウチの庭で無事育ちますように・・・

シュンラン(春蘭)ラン科


北海道から九州に広く分布し、日本を代表する野生ランです。. シンビジウム の仲間で、主に里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、古くより季節の花や祝いの花として親しまれてきました。.
名称の由来は「春蘭」で、春に咲くことから。




椋ケ根(くらがね)橋 空気がおいしい、という実 感が湧く場所です。
そばを 「暗越(くらがりごえ)奈良街道 の道が通っています。健脚 の人はどうぞ!」っと噂に聞いたことあるんですけど・・・







枚岡神社御由緒ー枚岡神社(河内国一之宮 太古の聖域) (hiraoka-jinja.org)


植物観察会 加茂町当尾 2020-2-23(日)

2020-03-01 | 木津川市植物同好会
JR加茂駅東側で集合 木津川市コミュニティバスに乗って浄瑠璃寺へ
浄瑠璃寺前バス停より観察開始。



浄瑠璃寺門前の「あ志び乃店」こちらのお庭に入らせていただきました。
一同アオモジに会いたかった、(辺りのアオモジの木はこの庭より広がったと言われている。お店の方もそう言われたそう。)

アオモジ(青文字)クスノキ科

まだまだ蕾は固く咲いてませんでした、
しかも大きく高く手の届かない所の枝です、
花の観察はムリでした。

いっぱい蕾の付いた拾った小枝がウチで咲きました(3月1日)
鑑定の結果、雄花のようです。

桜が咲いてました



カンヒザクラ(寒緋桜、学名: Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. & S.Suzuki)はバラ科サクラ属の植物。
サクラの原種の一つ。旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれることもある。
別名ヒカンザクラ(緋寒桜)、タイワンザクラ(台湾桜)、ヒザクラ(緋桜)とも言う。

ウバユリ(姥百合)ユリ科

ウバユリの花後、
これは実がはじけた状態のまま、立ち枯れて種を飛ばした後のウバユリ。

キヅタ(木蔦)ウコギ科

キヅタの実がいっぱい

花は10月頃

フヨウ(芙蓉)アオイ科   枯れ芙蓉

枯れ芙蓉についての句こちら

浄瑠璃寺境内を散策
『つぶやき』
早春の馬酔木の参道は優しい雰囲気です。
静かな境内に入るとまず左手、三重塔の方向に進み、塔の中の薬師如来に手を合わせ、後ろを振り返り、池越しに本堂の阿弥陀如来に向かって手を合わせます。静寂の浄土世界に入ったような清らかな気持ちになります。










アセビ(馬酔木)ツツジ科

アセビの花は薄紅色と白色が咲いてました。
ネコヤナギの花、ふわふわッとした感触が心地よかった
 
ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科

お寺の参道や境内でサンシュゥユ、ロウバイ、ヤブツバキ、などの花たち。赤い実で目立ったのはツルアリドオシ、ヤブコウジ、マンリョウなど。ビックリしたのは蔓も短いのに蕾を持ってるツルリンドウでした。

ツクシ(土筆)トクサ科
 

タネツケバナ(種漬花)アブラナ科

                                  
クチナシ(梔子)アカネ科


ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、タネツケバナ、ナズナ、ヤマネコノメソウ、ハナイバナ、コハコベ、オオイヌノフグリ、ツクシ、フクジュソウ(植栽されたモノ)など、浄瑠璃寺から岩船寺方面への道端で見られました。

コウヤボウキ(高野箒)キク科


フクジュソウ(福寿草)キンポウゲ科



ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科


フキノトウ(蕗の薹)キク科

                                     
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)シソ科


ナズナ(薺)アブラナ科


何処でやったかなぁ?高い場所で可愛いウグイスカグラの花を見つけた時は長~いモノがあれば手元に引き寄せられたかなぁ??でもムリっぽい高さのようやった。

ヤマコウバシ(山香ばし)クスノキ科



早春の山の中でびっしりと枯葉をつけた姿は目立ちますね。春になって新芽が芽吹く頃にようやく葉が散るそうです。
2012年2月のこと京都府立植物園で園長さんとの観察会の時ヤマコウバシ観察してました。こちら

みんなでワイワイ言いながらの観察会は寒風の中でしたが楽しかったです。
加茂町当尾には道端のあっちこっちに石仏があります、観察会の日T先生が参加されて石仏の説明詳しく聞かせていただきました。次回に続く・・・

植物観察会:宇治田原湯屋谷方面 2019-9-22

2019-10-05 | 木津川市植物同好会
集合:近鉄新田辺駅西側ロータリー京阪バス乗り場
   緑苑坂行き乗車、工業団地口下車、バス下車後大滝方面往復徒歩で観察会。
持ち物:観察用具(有ればルーペ)筆記用具、弁当、雨具、暑さ対策(飲み物、帽子)を必ず。

バスを降りてから道路わきの草花を観察
ヨウシュヤマゴボウ


果実は黒く熟し、直径8mmほどで数十が穂状に鈴なり、つぶすと鮮烈な赤紫の汁が出る。ベタシアニン色素を多量に含み、昔は赤インクに、ヤマゴボウ科で食べると有毒。
漬物の山ごぼうはキク科でベツモン。


クサノオウ ケシ科


解釈は草の黄、草の王、瘡の王といろいろ。
茎や葉を切ると中から出てくる黄色い汁、これが皮膚病の瘡(くさ)に効くとされた。ですが、有毒植物です、危険ですから口にはしないようにしましょう。花おりおり愛蔵版2:朝日新聞社






この石標の右側を進んで
ヤブマメ マメ科
 

ヤブマメについて
『地下結実』
ヤブマメにはおもしろい生態がある。秋の末、茎の根もとから白いひものような地下茎が何本も横にのび出し、やがて地中でその先に果実がみのる。直径数mmの球形のもので、なかに1種子がある。これは、まず地下茎の先に数粒ほどの花がつき、つぼみの姿のままで、白花のおしべからめしべへと花粉が渡され、結実したのである。このような花を閉鎖花とよぶ。地上の閉鎖花が結実する例はマメ科には珍しくないが、地下結実の例は珍しい。ヤブマメの地下結実を見るのには、あまり他の草のしげらない所にはえたヤブマメを見つけるとよい。下の土が軟らかくて、指先でも掘れるような所だと、まず成功する。検索入門野草図鑑・長田武正著①つる植物の巻











ハキダメギク キク科


生活のゴミを掃き捨てる場所として「掃きだめ」というところが昔はあった。大正時代、東京・世田谷・経堂にあった掃きだめで、牧野富太郎博士は見慣れない小さな花を採集、ハキダメギクと名づけたという。ただしそれは近縁のコゴメギクとする説も。熱帯アメリカの原産。
花おりおり愛蔵版1:朝日新聞社

 

 
大滝への道に進む林道の縁で観察したお花たち
カリガネソウ クマツヅラ科


雁(かりがね)は鳥のガンの古名。本種の花は長さ1cmほどの花筒から、雄しべが長く飛び出して曲がり、5枚の花びらが翼を広げたように展開する。小さくて色も異なるが、その特異な花形を、首を曲げて飛ぶガンの姿に重ねた。花おりおり愛蔵版5:朝日新聞社











ススキ イネ科


中秋の名月にススキを飾る。単なる風流ではなく、そこには古い農耕儀礼が底流しているとみられる。中秋の名月は芋名月とも呼ばれる。この芋はサトイモ。台湾のヤミ族はサトイモと同類のタロイモを水田で作り、儀式用に収穫すると、その上にススキをさす。収穫の魔よけにするのである。花おりおり愛蔵版1:朝日新聞社

林道の突き当りには5段構えの大滝が⇒落差30m 段瀑 旧名:大威徳の滝

2012年10月5日撮影


鷲峰山(じゅうぶざん・じゅうぶせん)系からの清流が落差三十数メートルの滝となっている大滝は町内でも最大級の滝で、その周囲の景観とともに昭和56年に町の名勝に指定されました。
古くから「大威徳之滝」として絵図にも見られ、不動明王がまつられて「大滝大明神」とも呼ばれていました。





毎年9月1日には「大滝大明神祭」が行われます
「大滝大明神祭」とは、五穀豊穰・災害除けとして催され、滝の一角に水の神をまつり、滝の上部から滝壺へ、うなぎ3匹に御神酒を飲ませて放つ。このうなぎが天までのぼり、雲を呼ぶと言い伝えられていることから、雨乞いの儀式ともされています。




植物観察会:南山城村 2019-5-29

2019-06-07 | 木津川市植物同好会
木津川市加茂支所集合、JR加茂駅からJR月ヶ瀬駅で降りてが最初の計画でした。参加者5名ということで「この人数なら車で行きましょうか? 」と言うことになりTさんの車に乗せてもらって南山城村の道の駅(お茶の京都みなみやましろ村)まで行きました。ここで山椒の実など買われた方がそのまま預けて観察に出かけました。

途中で桑の実をつまみながら(黒く熟していたものは美味しかった。)

トキソウ(朱鷺草、鴇草)ラン科


元気に咲いてるトキソウ「一本、二本・・・」と数えた方が居られて20本以上咲いてました、みんなカンゲキ。
トキソウ京都府RDB絶滅危惧種こちら

イシモチソウ(石持草、学名:Drosera peltata Thunb.)モウセンゴケ科
いっぱい咲いてて、またまたカンゲキ。


前夜に強い雨にたたかれたのか、最初見た時はあんまり開いてなかった、時間が経つにつれて可愛いきれいなイシモチソウに出会えました、花弁はうすくはかなげでした。
イシモチソウ 京都府RDB絶滅寸前種こちら



クチナシグサ (梔子草) ゴマノハグサ科
 
クチナシグサ 京都府RDB絶滅危惧種こちら
クチナシの実に似てる

ノアザミ(野薊、学名: Cirsium japonicum[1])キク科

紫色が濃くキレイ!!

ノアザミは花の先をそっと撫でると花粉を出すっと教えていただいて、そっとそっと触ってみる、花粉らしきモンが出たような?そうでないような?

そろそろトイレ休憩、集会所を借りたような記憶があったのですがそこの鍵をどこで借りたんやったかなぁ。トイレは集会所のそばのお宅で借りることになりました、そこの奥さんはとても気さくな方でした。ササユリを大事に育てておられました、ササユリはまだまだ蕾でちょっと残念だったけど。
来た道よりちょっと山の方へ入り、お弁当するためのの場所探し。
小川の向こう側にちょっといい場所が・・・小川の仮橋がちょっと怪し気。注意深く渡り終えて一安心、それぞれに敷物敷いてお弁当タイム。
午後は用水路に沿って歩きました、後でわかったのですが、奥田から押原への道やったそうです。

湿地です、
ピンクの蕾をつけていました、コモウセンゴケかな?

それともトウカイコモウセンゴケかも?食虫植物です。

モウセンゴケ(毛氈苔、学名 Drosera rotundifolia L.)モウセンゴケ科


コナラノメリンゴフシ

コナラの枝先の芽にできたリンゴのような虫えいです。
ナラメリンゴタマバチが寄生してできたものです。

前にホザキノミミカキグサやミミカキグサを観察したことがあったのでこちらちょっと期待していたのですが、アキマセンでした。
ここからは道の駅まで引き返すのですが行きしな観察した別の道端など観察しながらゆっくりと歩きました。

居てた「ハッチョウトンボ」ホンマにカワイイ。体長:17mm~21mm

オスが居ました

メスも居ました。
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 こちら

体長約2cmの、日本で最も小さなトンボです。
赤い色はオス、メスは茶褐色で、腹部に黄色と黒の横縞模様になってます。
ハッチョウトンボの「ハッチョウ」は、名古屋市にある昔の地名に由来し、ここで最初にこのトンボが発見されたことによります

ジョウカイボンかな?


コガネグモ


アサヒナカワトンボ


奥田方面への道々では、右側の山肌に木々の花がいろいろと咲いているのに出会いました。
沢山の花も見ることが出来ました。
南山城村道の駅(お茶の京都みなみやましろ村)近く奥田方面に行く左側に
ホテル建設計画があります。こちら
そこはキレイに整地されてありました。

観察会の日に出会ったお花たち


アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)アカバナ科
イ(藺)イグサ科
ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
ウリカエデ(瓜楓)ムクロジ科
クワ(桑)クワ科
コナスビ(小茄子)サクラソウ科
セッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)アヤメ科
ニワゼキショウ(庭石菖)アヤメ科
ネジバナ(捩花)ラン科
ミヤコグサ(都草)マメ科
ウツギ(空木)アジサイ科
ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科
オヘビイチゴ(雄蛇苺)バラ科
カキノキ(柿の木)カキノキ科
ガマズミ(莢蒾)スイカズラ科
サルトリイバラ(猿捕茨)サルトリイバラ科
スイカズラ(吸葛)スイカズラ科 別名・ニンドウ(忍冬)
ツボスミレ(坪菫)スミレ科
テイカカズラ(定家葛)キョウチクトウ科
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科
ネジキ(捩木)ツツジ科
ヒメハギ(姫萩)ヒメハギ科
モチツツジ(黐躑躅)ツツジ科
ヤブムラサキ(薮紫)クマツヅラ科
カナビキソウ(鉄引草)ビャクダン科
キキョウソウ(桔梗草)キキョウ科 別名:ダンダンギキョウ(段々桔梗)
チドメグサ(血止草)ウコギ科
ヤマコウバシ(山香ばし)クスノキ科



植物観察会:京都府立植物園 2019-2-26

2019-03-05 | 木津川市植物同好会
毎年2月の観察会は植物園に行ってますね。
2月26日京都府立植物園で植物観察会でした。参加者9名。
北山門を入ってすぐの右手は花壇に咲く花ッというカンジで。

クレマティスクラルケアナ キンポウゲ科


スノードロップ

スイセン、クレマチス、クリスマスローズなどの花を見て生態園に・・・

ここ生態園はわんちゃん的に大好きな場所です、セツブンソウ、フクジュソウ、セリバオウレン、バイカオウレン、ユキワリイチゲ等々早春の花々に出会うことができました。

セツブンソウ


フクジュソウ




セリバオウレン


コセリバオウレン


ユキワリイチゲ


H先生から
「オウレンもセツブンソウもユキワリイチゲも、フクジュソウもキンポウゲ科=花弁のような大きな萼片が有り、花弁はめだたない物が多いですがフクジュソウは一番外の大きな花被は萼、中に黄色の花弁が目立ちます。何れも、雄しべが沢山有り、雌しべは袋果や痩果を作ります。」っと、教えていただきました。

また、アセビ、シナマンサク、フキノトウ、オニシバリ、ウグイスカグラの花、ネコヤナギの花序などもこの時季ならではの主役たち、観察することができました。

アセビ
 

フキノトウ


オニシバリ


ウグイスカグラ


ヤマコウバシ



錦魚葉椿 ツバキ科


フジ



バクチノキ



カワラハンノキ


アリドオシ


芝生の広場では「早春の草花展」
日程:3月10日(日曜)まで
内容:パンジー、ビオラ、ストック、キンギョソウなど、早春の草花100種、200品種、10,000株を展示
会場:大芝生地・移動屋形

早春の草花がいっぱいでした。







その中にミニ日本庭園もありました。




ツタンカーメンのエンドウ

ここはビニールハウスになっていて、中に入るととても暖かかったです。

ランチは芝生広場の北側にある「森のカフェ」。お日さまいっぱいの南側のテラスで・・・
お昼からは「観覧温室」のほうへ。
温室に入った途端、カメラのレンズが曇ってしまいました、外との温度差が大きかったんでしょうね。

やっぱり珍しいお花たちがいっぱいでした。
ボーモンティア ムルティフロラ


ホウガンノキ


ホウガンノキの花こちら

ブラケアグラキリス ノボタン科


ハナチョウジ(花丁字)


ケコンロンカ


クレロデンドリム クアドリロクアレ



カカオ



アングレクム




アガペテス ツツジ科




ランの花が豪華でした





温室から出ると、やっぱり外は寒かった。



植物観察会:南山城村奥田方面 2018ー10-29(月)

2018-11-05 | 木津川市植物同好会
JR月ケ瀬口集合 総勢6名
絶好の観察会日和でした。駅から細い坂道になってて左側の斜面がスゴイ!!
いっぱいの可愛いお花たちに出会えました。
その賑やかなことと言ったら・・・

タツナミソウ                  ツリガネニンジン

ノコンギク                  ワレモコウ

他にアキノノゲシ、イヌタデ、オニタビラコ、キツネノマゴ、セイヨウタンポポ、ツユクサ、ノゲシ、ヨメナ等々

JR線の線路のトンネルをくぐり抜けて道の駅、「みなみやましろ村」へ
ここでトイレ休憩の後湿地まで歩きながら植物観察、途中の田んぼの畔に何株かのスミレに出会いました「今頃、咲くぅ?」みんなビックリ、他にイヌタデ、ヒメジョオン、ミゾソバ、ヨメナ、等々

スミレ


ヒメジョオン                       ミゾソバ
  

湿地では
ウメバチソウ


キセルアザミ                スイラン
 
他にアキノウナギツカミ、チョウジタデ、ヤノネグサ、コブナグサやイボクサなども観察。

湿地周りで一段上になったところでは
リンドウ                   センブリ
 

フユノハナワラビ               アキノキリンソウ 
  

奥の山手には
ウメモドキ                     イヌツゲ
 
他にコナラ、ソヨゴ、ヒサカキなどの実を観察

広い道路に出て奥田方面に向かい、ちょうどお昼になったので小屋の横の小さな空き地でお弁当タイム。
辺りの道の脇には

コバノガマズミ サルトリイバラ
 

ミヤマガマズミ
 

ヤブコウジ                       
 
等々赤い実がいっぱい

ヤマコウバシ

他にシャシャンボ、ツクバネウツギ、ナツハゼ、ノリウツギ、ヤマウルシ、ヤマハゼ、リョウブなど里山の木々など観察・・・

ゲンノショウコ                 アキノタムラソウ
 
他にキツネノマゴ、サクラタデ、ツルリンドウ、ボントクタデなどのお花たちにも出会えました。

押原へ抜ける道の脇が湿地になってます。
そこでは、カワイイカワイイお花が二つ


薄紫はホザキノミミカキグサと黄色いのはミミカキグサ
 

「ここら辺りには、確か?モウセンゴケが居てたはずやけどなぁ」みんなで腰をかがめて探しました。

居てました居てました、目が慣れてくると数本単位で見つかりました。

JR月ケ瀬口駅からじっくりと観察して回りました、おかげでいろんなお花たちに出会えることができ楽しかったです。
2時30分ごろ、ここの場所で解散、JR月ケ瀬口駅は1時間に1本の電車。
「出た後みたいやわ、道の駅で、ちょっと休憩しよう」となり、地元産のお茶と手作りのお団子で、満足満足。

他に写真に撮ったお花たち
コウヤボウキ                 ヒヨドリバナ
 

トキワハゼ               アオツヅラフジ
 

ススキ


植物観察会:けいはんな丘陵を行く(乾谷・柘榴方面)2018-6-17(日)

2018-06-28 | 木津川市植物同好会
光台1丁目のバス停集合10時出発
国立国会図書館通り西側歩道を歩く

ナニワイバラ(難波茨)バラ科バラ属の蔓性植物

トゲトゲの実 今年の実?去年の実?
春から初夏には可愛くてとても良い香りのお花が咲くそうです。

原産地は中国の南部と台湾、日本には江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売されたので それが和名の由来になっています。
近畿地方から九州にかけて野生化しているようで蔓には鋭い棘があり長くて最大に伸びると10mにもなるようです~

光台2丁目の住宅街から道路の下をくぐって観察。
多くは開発地に生える外来植物
イヌコモチナデシコ      ブタナ
 
他にはコゴメバオトギリ、メドハギ、ヒメジョオンなど観察。
その中にカナビキソウ、ネジバナを見られました。
 

そこで先生が、ネジバナの花粉塊を細い草茎に付けて取りだして見せて下さいました。
過去に こちら
田舎道を歩くようなカンジ、のどかな田園風景・・・

クマノミズキ

ツルウメモドキなど観察。

道路の下をくぐる所にアジアンタムの仲間が大きな群落を作っていました。

上を走る道路が風・雨除けになるのか居心地がよさそうでした。

ドクダミの群生も見られました。


柘榴の集落近くでノブドウ、コジキイチゴなどの実を観察、
ノブドウ

コジキイチゴ

これらを食べてみた人もありました。
ヒメコウゾはスルー。


田植えの終わった田んぼ、ときおり吹く風が早苗を揺らしている、水面が所々光って見える、早苗の間にじっと目を凝らすと小さな生き物が・・・「ホウネンエビ」和名は豊年蝦の意味で、これがよく発生する年は豊年になると聞いたよっと教えていただいた。また農薬のない田んぼに居てるとも。



ヒヨドリジョウゴ                        トウバナ
 
 
ヤブヘビイチゴ
  

柘榴の集落から乾谷方面に向かい適当な場所を見つけお弁当タイム、招かれざる生き物が現れそうな場所、一人でだったら到底ムリ、みんなでワイワイ言いながらだと平気。顔面を襲ってくる小さな虫たちには、事前に虫よけスプレーをシュッ、シュッ。
お昼から乾谷の方に山の中の農道を歩きました。

サルトリイバラの実(秋になると赤色に)            ヤマハゼの実
 

コナスビ
                   
イチヤクソウも花の痕が残るもの                ウツボグサ
   
ウツボ(靭)とは昔の武具で矢を入れて持ち運ぶ物とのこと。

乾谷の奥の池(ヒシがいっぱい)



この池の周辺では耕作されないまま荒れた田(耕作放棄水田)が目立ってました。

こんなところでスズサイコが見つかりました(京都府RDB絶滅危惧種)みんなで、何株も見つけることができました。スズサイコはガガイモ科、なので、実が特有の船形をしてます、果実の殻があっちこっちに見つかり昨年の枯れたスズサイコも残ってました。

ガガンボがスズサイコの花に挟まれて逃げられなくなっていました。


以下は先生のお話です。
これはガガイモの仲間の花の仕組みで面白い所です。カガイモの花の蜜は花の奥底に有り、その蜜を吸った者は花粉塊を抜き去らなければ花に挟まれて虜になってしまうのです。相当の力のある者で無ければ取れません。かくしてガガンボは虜になったのです。

帰り道ウツギの実 サカキの花
 

オカトラノオ                  
 
 
ヤブジラミ               アゼムシロ(ミゾカクシ)
 

道々で撮った花たち
チゴザサ                     テリハノイバラ
 

ミゾソバ


ガマ


カズノコグサ
 


コマツナギ                    ヤクシソウ
 

ニワゼキショウ                     ヒヨドリジョウゴ
 

ネズミモチ
 

生き物たちも
カノコガ                   カエル
 


トンボ
          

撮ったお花たち以外にも観察したお花たち
クサイイ(湿地の草)、アカメガシワ、ネムノキ、
畑の周りにはオッタチカタバミ、カタバミイヌガラシ、イヌタデ、ツユクサ、アメリカフウロ、ヒメコバンソウ、ノゲシ、ノアザミなどが賑やかに咲いていました。
柘榴の集落近くでアオツヅラフジ、ムラサキカタバミ、スイカズラ、ユキノシタ
お昼から乾谷方面へ山の中の農道でコシアブラ、ミヤマガマズミ、
里山周辺の主役級 ニガナ、コウゾリナ、ヨツバムグラ、キツネノボタン
乾谷からの帰り道でミソハギ、アカネ、ワレモコウ、コバノガマズミの若い実、ソクシンラン、トキワハゼ、ツルニンジン、ササユリの花後、ネナシカズラ

観察会で歩いた乾谷・柘榴方面


奈良へお使いに行くときは精華大通りを西へ、国会図書館の信号を左折、R163を横切り押熊方面に向かいます、そんなとき車であっという間に通り過ぎてしまいます。その道路のそばを行ったり来たりしての観察会でした。
近くには住宅街が拡がっていて大きな道路もあります、そんなすぐ近くに静かな田園・・・
先生は「こんな静かな田園が隠れているとは・・・」っとお話しされてました。
歩数にして13500歩、参加者7名でした。
          

植物観察会:三重県立上野森林公園 2017年11月12日(日)

2017-12-05 | 木津川市植物同好会
JR加茂駅に集合しJR関西線で伊賀上野駅へ。
伊賀鉄道に乗り換え桑町で下車(なんとこの電車は忍者電車でした)

駅前でヤノネボンテンカに遭遇

(矢の根梵天花 /タカサゴフヨウ 高砂芙蓉/通称:ミニフヨウ)アオイ科

徒歩約30分で森林公園に到着。
秋は木々にいろんな色の実が生ってます。試食して甘味と酸味の比較などしました。

ナツハゼ(ツツジ科)                    シャシャンボ(ツツジ科 )
  
「ナツハゼは甘味と酸味がビミョーやね」「シャシャンボは酸味が少ないね」など、皆で確認。

お花は「ツリガネニンジン」「リンドウ」など観察
ツリガネニンジン(キキョウ科)


リンドウ(リンドウ科 )
 
 
「リンドウ」はもともとは八重だった名残が5弁の間に小さく見える、中心部に最初オシベもメシベも集まっており、オシベが花粉を出し切ったら雄しべは外に大きく開き、柱頭の開いた雌しべか真ん中にある。こうして自家受粉をしない様にしているとの説明がありました。

「ヒサカキ(ビシャコ):モッコク科 」を観察
 
「サカキ」は神様用。「ヒサカキ(非榊)」は「榊に非ず」で「神様の宿りには使わないのが普通ですよ」と教えていただきました。

湿生植物園へ、向かいました。
スミレ、ノアザミ、キセルアザミ、リンドウ、ススキ、ワレモコウ、オミナエシ、アキノウナギツカミなどを観察。

アキノウナギツカミ(タデ科)               
  

キセルアザミ(キク科)                  ワレモコウ(バラ科)
 
 
水辺のテラスに向かい途中「アオハダ」の木を擦り青(緑)の木肌が現れるのを観察。

イヌツゲ(モチノキ科)

イヌツゲ」は地方で呼び方が異なるっと言うこと、
(山城地方ではカシラコ、丹波地方などではケヅラ、ケヅラズ等)というのは鎌倉時代の文献の「カシラケズラズと言ういといたいけなる木」が半分ずつ伝わったのだろうとの説明を聴きました。

水辺のテラスでは「ウメバチソウ(ニシキギ科)」の白い花。


ほとんどが綿毛状になっていたが「スイラン:キク科」も少し見られた


スイラン


アレチハナガサ(クマツヅラ科)          コマツカサススキ(カヤツリグサ科 )
  

ツルリンドウ(リンドウ科 )        ホザキミミカキグサ(食虫植物):タヌキモ科
 

コシンジュガヤ:カヤツリグサ科
              
コジイ(ブナ科 )

小さな小さな「コジイ」の実を齧ってみました、小さな小さな味?

フユノハナワラビ(ハナヤスリ科)     サンキライ:サルトリイバラ:(ユリ科)の実
 

ウメモドキ(モチノキ科 )の赤い実
 

ソヨゴ(モチノキ科 )


見事な紅葉


今回は湿地の植物を中心に赤、青、黒の実の生る植物を観察し試食も楽しんだ1日でした。

遠くの景色

上野市マンホール


旧上野市の花ハギ、市の鳥シラサギ、上野城と伊賀忍者のデザインです。
ちなみにこの忍者は、マンホールのデザインの後に、「にん太」と「しのぶ(女の子)」の名で、 伊賀市の統一忍者キャラクターに選定されています。
汚水管マンホールの蓋
⇒上野市(うえのし)は、三重県西部に存在した市。2004年11月1日に阿山郡及び名賀郡の3町2村と合併し伊賀市となったため消滅した。


伊賀鉄道の忍者電車













植物観察会:金剛山麓黒栂谷方面 2017.7.12

2017-07-26 | 木津川市植物同好会
登山口バス停で集合、さっそく観察開始。
観察会の日はやっぱり晴れてほしいと思う、怪しげな天気は一時さっと降りだしたんで、合羽を出したり傘を広げたり、そうこうしてるうちに、合羽も脱ぎたくなるほど暑い、傘も邪魔になるかなぁ・・・の様子でホッ!!

カラスビシャク                ヤブカンゾウ



カラスビシャク、ヤブカンゾウ、また、アジサイのきれいな青色が印象的

他にヒメジョオン、ツユクサ、ムラサキカタバミ、ペラペラヨメナ、ネジバナ、コナスビ、トキワハゼ、イヌガラシ、コハコベ、キランソウなど見ながら山に向かいました。
登山口への分岐・水場から水場の近くにシュウカイドウが沢山咲いていました。
H先生から「江戸時代の初めに渡ってきた舶来の花が、今でも山の近くの水場などに残っているのですね。」っと、お話がありました。


山に入ると多くのホタルブクロ、キツリフネソウ(インパチェンス)等に出会いました。

アカショウマも数多く見られました。アカショウマはチダケサシ属、学名で言うとアスチルベ・・

アスチルベという名前で、園芸店で苗が売られています。
花がピンクから赤い物、白い物など園芸では賑やかで美しい花です。

大きなオオナルコが見られました。

これもユリ科からナギイカダ科(キジカクシ科とも)へ

大きなつぼみを発見!!「ヤマユリ?」
「ここら辺りはヤマユリが咲くころはすごいのよ」っと、Tさん

オカトラノオ



ゲンノショウコなども花を付けていました。

ヤマグワの実が美味しそう、皆さん摘まんではりました。


「ここらへんでギンバイソウが咲いてたよね、確か・・・」何年か前
まだ、つぼみでした。
モミジカラスウリは、あっちこっちで見られました。

実が生っていました、まだ出来立てかな?カワイイカワイイ小さな実。

林道の分岐で昼食、登山道入り口の階段に腰かけて・・・

エビガライチゴがつぼみを沢山付けていました。

「多くの腺毛と刺、赤い茎の様子からエビを茹でた物を想像して付いた名前でしょう。」っと、教わりました。

ヤマトウバナが白い花を付けていました。


再び細い谷筋に入りました。クマイチゴの実を何人かでいただきました。


クマノミズキの大きな木が花を一杯付けていました。


ダイコンソウやムラサキニガナも観察。


アブラチャンなども見られました。


このアブラチャンのチャンは親しみを込めた愛称ではなく、瀝青(れきせい)の意味、瀝青とはピッチで粘質の油。本種の種子や樹皮からかつて油を採り、灯火用に使ったことで名づけられた。一斗の実から四升の油と言われたほど多くの油が採れたそうです。薪にしても生でもよく燃えるそうです。
水道施設から本格的な山の細道に入りました。途中の砂防ダムの堰堤から林道に降りる仮設のハシゴが壊れており危険そう、ちょっと怖かったけど全員一致協力で無事通過・・・
大きな林道に出る。橋の所、オオバアサガラが房になった花がらを付けていました。8年前オオバアサガラが咲いていたのに出会ったことがありました。2009.6.06

クマシデも沢山のシデ( 果苞の集まり) がぶら下がってました。


小さな滝の所から引き返す事にしました。


帰り道、マタタビのそばを通りました
マタタビの実                 マタタビの虫こぶ

「塩漬けにしたら美味しいよ」マタタビの実と虫こぶのレシピで盛り上がりました。

マタタビのすぐそばにキーウィの小型。サルナシが実を付けていました。


マタタビもサルナシもキーウィも同じ仲間(マタタビ科マタタビ属)。サルナシの実を何人かの人が試食。まだ実が熟してないのんとちゃうかなぁ・・・お味の方は??それよりお口の中がタイヘンだったに違いない。
「熟するとキーウィと同じです。蛋白質の分解酵素を含んでおり、消化に良いとの事。平安時代には貴族のご馳走にも使われた事が記録に⇒ 和名抄・今昔物語外
果実の収穫は晩秋。実は青いまま熟している。早く採ればそのまま置いて、追熟させると食べられる。これもキーゥィと同じでしょう。祖谷のかずら橋という吊り橋はこの蔓で作る。北兵庫では昔、この蔓で稲木を縛ったし、木曾で筏を縛るのにも用いたそうです。ぬれても腐りにくく丈夫だからと言う事です。」っと、H先生のお話です。
金剛山は登山っとなると、もうアキマセン・・・けど、お花の観察しながら写真も撮りながらだと、どの季節に行っても魅力満載の山です。

観察中の皆さんに遅れながら撮ったお花たち、先生の説明を聞き逃してます
サンカクヅル          ミツバアケビ
 

 クサアジサイ


ウリカエデ                  ツクバネ
 

ヌスビトハギ


サカキ                     スミレの種
 

タケニグサ                    フサザクラ
 

ウツギ


ヒヨドリバナ                  ムラサキシキブ
 

虫も
ホタル                   
 

 ダイミョウセセリ


「桑の実」  門倉 訣

桑の実をつみにいった 
兄さんといっしょにいった。 
ひとつ ふたつ 指でつんだ 
指のさきが 赤く染まった。
桑の実が赤くみのった 
今はだれも摘もうとしない
ひとつ ふたつ 指を染めた 
兄さんはいない 
夕日があかい。

 道草さんより