魅せられて大和路:井手町歴史愛好ロマン会
JR奈良線玉水駅8:00出発(観光バスで)
バスが連れて行ってくれはったのは、奈良県橿原市今井町、ここは『重要伝統的建造物群保存地区』
「そこって、どうゆうところ?」ですか?
昭和50年の文化財保護法の改正によって、伝統的建造物群及びこれと一体をなして、その価値を形成している環境を保存しようとする制度です。今井町は、寺内町として、平成5年12月8日に『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。
今井まちなみ交流センターから見学です。
1903年(明治36年)高市郡教育博物館として建設され昭和4年より今井町役場として使用されていました。現在は、今井町の歴史を詳しく解説する資料館として、展示コーナー、映像シアター、図書閲覧室等があります。
ここで、あらかじめ今井町の予習をしてからボランティアガイドさんにお話を伺いながら町筋をそぞろ歩き・・・
街並みの特徴としては、内部の道路で見通しのきくものはなく、ほとんどが一度屈折させてあります。これは敵の侵入に備えて、見通し、弓矢・鉄砲の射通しを不可能にするため、最初は軍事目的のためが、後に富裕な商人の生命、財産を外部から守るというものに変貌・・・・・
電線・電信柱が見当たらない通りもありました。
『旧米谷家住宅』は内部見学無料、
専任のガイドさんがおられて、当時の生活の中でのいろんな工夫が施されているところを見学しました、今井町を訪ねる機会があった時にはぜひぜひご見学のほど・・・
『今西家住宅』
慶安3年(1650年)に建てられた民家、
城郭のような構造で別名『八つ棟造り』と呼ばれている豪壮な建物、外からパチリ・・・
『駒繋ぎ』の鉄の輪っかの取り付け位置が上下にあり、「えっ!なんで?」
表通りに面した壁の地面から6~70cmほどのところの「駒繋ぎ」、鴨居の高さに「牛繋ぎ」。
馬は頭を下げさせているとおとなしく、牛は鼻を上げさせ角で威嚇出来ないように、危険を避ける工夫をしているとか・・・
エリア内は江戸時代の佇まいを残そうといろいろと規制(建築、商業的)があるようで実際には住みにくいかも(と思うのはわんちゃんだけ?)
『今井まちなみ交流センター』の庭でお弁当タイム。
バスで薬師寺に移動、まず、勧進所で薬師寺のいろいろなこと、お話伺いました、薬師如来さんは金堂内の白大理石須弥檀[しゅみだん]上に、中央に薬師瑠璃光如来、向かって右に日光菩薩[にっこうぼさつ]、向かって左に月光菩薩[がっこうぼさつ]がお祀りされています。
「お薬師さんはお医者様、日勤の看護師さん(日光菩薩)と夜勤の看護師さん(月光菩薩)にサポートされてます」というところが特に印象に残ったわんちゃんでした。
そしてお話の最後にはお写経の勧めがありました。
薬師寺お写経の意義 ⇒こちら
吽 阿
金堂
大講堂
自然と玄奘三蔵院伽藍の方へ足が向きますね、「平山郁夫 大唐西域壁画殿特別公開」
期間中でラッキーでした。何回も鑑賞してますところのわんちゃんです。
薬師寺から歩いて唐招提寺へ(隣同士のはずなのに、結構な距離があったような印象でした)
グループごとに三々五々ブラブラと・・・ ⇒こちら
バスの人となり帰路へ、車中で前の方からは、お茶、ジュース、缶ビール等回ってきます、後ろの席の方へ回していきます。後ろの席からはお菓子やおみかんなど次々と回ってきます、前の席の方へ順繰りに送っていきます。おしゃべりしながらおやつをいただいて、秋の大和路散策、ゆったりとした結構な一日でした。
マンホールの蓋:今井町
中央に今井町のシンボルの馬繋ぎの金具、周囲を屋根瓦が取り巻いている。
奈良市
中央に、奈良市の花・ナラノヤエザクラと「奈」をデザインした市章があります。