【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

絵手紙~2011年4月:鯉のぼり~

2011-04-28 | 絵手紙




【鯉チョコレート】

大きなコイノボリは大変なんで、チョコレートでいきましょう

このちっちゃな、セロハンのコイノボリの中にはちっちゃなチョコレートが二個入ってます。


うろこの模様は小さいのは小さく袋に入っているので、カクカク、ヒュッヒュッと引いて端っこがギザギザ、
あっちとこっち手を休め休めしながら折れ曲がっているところまで、ビニールの堅いカンジ、中にチョコレートが入ってますのでね・・・
目が何重かになってて、ムナビレはうろこにいきます。
ヒゲがあるんですよ、鯉にはね。
ヒゲとか、うろこの端とか細かいところ最初にダーマートで塗っておきます
「ここ、色を入れたいなって思うとき、細かいところは色がにじんで残念じゃないですかダーマートは水分をはじくので・・・」
彩色する前にウロコの部分を黄色のダーマートで塗っておきました。
ヒゲは茶色で・・・


余白のところちょっと寂しければ3匹ほど入れると、いろんな色が入って楽しいかな・・・



【鯉のぼり】


短冊 縦36㎝ 横7.5㎝


パッと元気が出るようなコイノボリを描きましょう
鯉の形を思い出しながら、うろこを紙(千代紙)でするとワリと簡単です。
吹き流し、矢車・・・こんなかんじで想像してください
(鯉のぼりを想像しながら割り箸で描きました、割り箸で描くときは墨を濃いめに摺ります)
モチーフを観ながらだと、丁寧になるのでちょっとゆっくりになりますが想像しながら描くのもささっと素早く描けて、また楽しいですよ。

「うろこ模様の千代紙を貼る時、くれぐれも鱗の向きを逆さまに貼らないようにご注意くださいよ」
と、先生がおっしゃってるのに
「わぁ~うろこの向きが反対になってしまったわ~」って声が・・・


3枚のハガキに描きました
 

こんな額縁に入れてみました


ハイッ!!大きな声で歌いましょう♪
こちら:
   こいのぼり   



【おまけ】

ラディッシュ


色和紙を貼るか英字新聞を貼るかどっちか選んでください
英字新聞だとちょっと洋風ってカンジに・・・
葉っぱをちょっと広げておきましょう。
私は首から描くのが好きなんですが、あんまり大きく描くと赤カブになっちゃいますね。
葉っぱの裏返りとか葉っぱの後ろとか色がね、色々な緑で・・・
ちょっと可愛く小ぶりに、ヒゲがあるかと思えば、ちょっちょっちょっと・・・
新聞はツルッとしてるから、まったく滲みません。
薄いのんと濃いのんとがあるというのは、下の紙と材質が違うので薄いノンや細いノンがあっても大丈夫、その方が面白いですね。

彩色
紅+臙脂
ヒゲは黄土を薄く、茎の赤いところは臙脂。
葉っぱは裏表、全部同じ色じゃないですよ。


2011年桜紀行⑤~平安郷:枝垂桜~

2011-04-25 | 折々の花~桜編~
グラウンドゴルフ繋がりでお友達のタミちゃんから
「わんちゃん、京都であんまり人に知られてないお花見の穴場、教えてあげるわ・・・」
「えっ!えぇ~~どこどこ?」
「去年撮った写真なんやけど、パソコンの方へメールしとくから、見といてね」

コレです(タミちゃんが撮った写真です)
A・・・お昼に撮った写真


B・・・夕方のライトUP写真



スゴ~~イですよね、
「ここは平安郷って言うんよ、平安郷って嵯峨野の広沢池の横にあるンよ、ホラ私がねダイサギ撮ったあの広沢池の横よ横・・・」ってタミちゃん。
広沢池は大覚寺のそばです、
広沢池の水が抜かれて干し池になったとき、野鳥を撮りにいったこともあります。 ⇒こちら
こちら

桜守 佐野藤右衛門さんは
姥桜というのは女性蔑視のことばではないんですよ。
姥桜というのは、なるほど、もう幹はしわくちゃですわ、でも、幹には風格が出てまっしゃろ。
僅かに残った枝に、ものすごくキレイな花を咲かすでしょ。
色気を通りすぎて色香が出てくるんですわ。

老木というのは、まぁ、年がいったら、みな老木になるのやからね。
そこまで生き残れるか、残れへんかが大事なんですわ。
幾星霜、どうやって今日まで耐えてきたのかを考えて、称えて花を見るのやったらいいですけど、こりゃ、古いねぇというだけではあかんのです。
そうかといって古いからというて大事にしすぎるのもあきませんし、よけいな世話するのもいけません。
姥桜は、自分で枯らしながら、大きくなっていくんですわ、自分で調整しとるんです。
全部が大きくなってしまうと、身体がもたへんですからねぇ。
どこかは枯らすけど、どこかには新しい花をつける。
それが木の知恵や・・・中略・・・
皮一枚で生きている木もいっぱいありますからね、そういうのは称えてやらないけません。
そしたらまた、一生懸命生きよるからね。
よう生きてきたな、と褒めてやるつもりで見たらいいんです。
『桜のいのち 庭のこころ』佐野籐右衛門 著より抜粋

2011年桜紀行⑥へ続く予定・・・・・

2011年桜紀行④~仏隆寺:千年桜(モチヅキザクラ)~

2011-04-22 | 折々の花~桜編~
「わんちゃんのblogのぞいたら、この時季相変わらず、あっちこっち桜の追っかけしてるんやね、私、今年はまだどっこにもお花見行ってへんのんよ、まだ間に合うところがあったらどっか一緒に連れてってよ?」
「う~~ん 仏隆寺に行こうかな?って予定してるんだけど、様子はどうかなぁ??西光寺に行ったとき室生古道を歩いて来はった人に仏隆寺はどうでしたか?って聞いたんよね、そのころはまだまだ蕾やったらしくって残念やったって言うてはったし、仏隆寺の桜、いっぺんネットで調べてみるわ」

日本全国桜百景⇒エリアからお花見スポットを探す⇒都道府県から探す(日本全国のお花見の名所と見頃時期がチェックできます)⇒奈良県のお花見スポット一覧⇒仏隆寺をクリック⇒開花状況(ほぼ毎日更新)
検索したその日は“つぼみ”となってました。

つぼみ⇒咲き始め⇒5分咲き⇒7分咲き⇒満開⇒散り始め⇒終わりと変わっていきます。

「7分咲きやって載ってるんで2~3日後くらいがベストかもね」
「おおきに、そしたら00日にしよか?」
約束の日は朝からうすら寒く雨がポツポツの空模様
でも、思いきってお花見決行

平日と言うのにまあまあいっぱいの人たち
皆さん立派なカメラで、三脚立ててベストショットを狙ってはります。

その千年桜は本堂に通じる197段の石段の真ん中あたりに、威風堂々と・・・


私たちは、ゆっくりとぐる~り樹の周りを遠巻きに歩いたり、




樹の下へ入って下から見たり長い時間飽きもしないでぐるぐる歩いて写真を撮ったりとか・・・・・






気が付くと2時間もそんなことしてました。

前に
ヒガンバナを撮りに行ってる
のですが、電車、バス、徒歩・・・
今回は車です
「しっかりナビを頼むしぃ」
道路地図でナビってもらったんですけど、古い道路地図だったんで、近道できる新しい道を見逃してました。

仏隆寺の千年桜は1997年にもね、
その時は 仏隆寺 ⇒室生古道(徒歩)⇒ 西光寺 ⇒室生寺⇒バス⇒ 大野寺のコースで歩いたのでした。
この3ケ寺とも偶然と言うか奇跡と言うか満開だったんです。
もう大感激の一日だったってことが記憶にあります。


【おまけ①】

石段を197段上り詰めたところに山門があります、
本堂の周りにもさくら・さくら・さくら
あれ?白いお花の??

山梨 樹齢約450年 長十郎梨の原木 と看板が・・・




【おまけ②】
仏隆寺についてのいろいろ











2011年桜紀行⑤へ続く・・・

2011年桜紀行③~深堂の郷:畑しだれ桜~

2011-04-19 | 折々の花~桜編~
今月の10日過ぎのこと信楽町観光課に
「信楽町畑の枝垂桜はどんな具合でしょうか?」と尋ねてみた
「ぽつぽつと咲き始めですねぇ」
(すると、まだまだ先やなぁ・・・)

ウ~~ン、見ごろは今日あたりかな?の、その日に会いに行ってきました

ウチからだとR24に出まして山城大橋東詰の交差点を右折R307をひたすら東へ東へ・・・
と言うても狸の置物が所狭しと置いてあるお店が道路の両側に並んでるところはちょっと行き過ぎでした。
道路地図を広げますとR522(県道)に入って行くとよさそうな気配
UターンしてR522⇒というところから山の方へ入って行きました
この道が車一台がやっとの道で向こうから車が来たらどうしよう・・・
ず~~っとバックして行き違い場所まで・・・
幸い向こうから一台も来ませんでした、こんな大変な山道を通ってあの桜に会いにみ~~んなが行ってはるんやろか????
どんどん山の中に入って行くので????ちょっと怖い??
丁度お地蔵さんの涎掛けを交換しておられるご婦人たちが居られてホッ
「あのう、スイマセ~ン、畑の枝垂桜に行くには?」
「この道を真っ直ぐ行かはったらええですよ」
やがて“都しだれざくら”と大きな看板が目に留まり、またまたホッ
この桜に会いに行くのはもう3回目なんです、なかなか場所が覚えられなくって・・・
後で聞くと「その道からここへ来はるのはあんまりおられませんよ」って。

深堂の郷:都しだれ


市の天然記念物  樹高/12m  樹齢約400年



枯れかけた桜を 住民の方々が保存会を立ち上げて守っておられる、とお聞きしました。
協力金200円とありました、駐車場は無料です。チャリン、チャリン・・・

「深堂の郷」とは“みどうの郷”と読んでました、違いました“ふかどうの郷”

桜の傍の看板には

都しだれ
この桜は都の原産といわれ、文献によれば平安後期平家滅亡の折、身寄りの人たちが都落ちの際、都をしのぶために桜を持ち帰り植えたと言われて居る。
又、伝説によれば平家の落人がこの里を開いたと言われて居る。
この地はもと西光寺の寺跡で万治元年(一六五八)に再建されたという記録があり、この桜は四百年以上経過して居ると思われる。
四世紀以上も美しい花を咲かせ、この小高い丘の上より、我が里を見守り続けてくれたのである。

こんな看板を読みながら写真を撮っていると何やら足に絡みつくモンが、
粗い目のネットでした、
保存会の方が「この桜の花が美味しいんやろね、鹿が来て垂れ下がってる花の先をこんなふうにしごいて食べよりますねん、普段は桜の周りにネットを張りますんやけど、今日はカメラマンさんが多いのではずしてますんや、2~3年先には花の先が地面にすれてる様子を楽しんでもらえるよう頑張って守りますよって」とおっしゃってました。

帰りしなはとりあえずR307⇒という標識を頼りに・・・
あっ!この道やわぁ~と覚えのある看板が目につきましてホッとしました。

【おまけ】



古木の幹から新しい枝が・・・








「葉の落ちし枝垂れ桜の細き枝遠き茜を透かせてそよぐ」(富小路禎子) 
↑道草さんよりいただきました。





2011年桜紀行④へ続く

2011年桜紀行②~大野寺:西光寺:瀧蔵神社:浮見堂(奈良公園)

2011-04-16 | 折々の花~桜編~
駅で見かけたポスター、もういっぺんこのお寺の桜に会いに行きたい・・・
ポスターと同じ位置に立ってみました
向こうに見えるのはこのお寺から宇陀川をへだてて岩に彫られた
≪大野寺弥勒下生線刻大磨崖仏≫
ちょっと真似して撮ってみました。




大野寺:小糸しだれざくら 樹齢三百余年


大野寺PhotoStory1.wmv


大野寺を後にして室生寺の方へ向かい室生古道へ入ったところに・・・
西光寺:城之山桜(枝垂桜) 樹齢約三百年


西光寺PhotoStory2.wmv


西光寺から大野寺辺りに戻り、R165を長谷寺の方へ向かいます
長谷寺の参道からちょこっと左へ県道38桜井都祁線を道なりにどんどんどんどん走ったところの桜井市瀧倉の在所に

瀧蔵神社:権現桜 樹齢約四百年



瀧蔵神社PhotoStory1


年々再々周り変れど
年々再々見る人変る事あれども
花変る事なし
心に古(いにしえ)に侍り(はべり)ご覧あれ
(権現桜保存会)


帰り道奈良公園にちょこっと寄り道
浮見堂


花筏


興福寺遠景




この日、走行距離120㎞
案内してくださったM先生ありがとうございました、そして、ご同行の皆様お疲れ様でした。

【おまけ】
大野寺、西光寺へは1997年4月13日、瀧蔵神社の権現桜には2000年4月16日に初めて会いに行ってます。
その頃は、ただ大きな一本桜に会いに行きたい一心でした
10年以上も経つと周りの景色はいくらか変わってきてますが、
どっしりと大きな桜たちは、その花たちを支える枝、その枝を支える幹、幹を支える根元
何も変わってないようにカンジました。
大きな元気をもらった一日でした。



↓ 道草さんよりいただきました

「樹の心」   高田敏子

花の季節を 愛でられて
花を散らしたあとは
忘れられている さくら
忘れられて
静かに過ごしている樹の心を
学ばなければいけない
忘れられているときが
自分を見つめ
充実させるときであることを
樹は 知っている


桜紀行③へ続く・・・

2011年桜紀行①~南京都病院~⑱

2011-04-13 | わんちゃんのガン最前線体験レポート
長いこと、待ってもらったね、お待ちどうさん。
これで、一応僕からの治療も終わりなんやけど・・・(わんちゃんの今までの主治医が転勤されるということで)
何年になるかなぁ?え~っと、2年半か?(肺がん摘出手術は08年10月だったんで)
うん、大丈夫なんやけどね(腫瘍は)1.1㎝やしぃ、けど、3年間はやっぱりなぁ診とかんと。
今、2か月にいっぺんか?それ過ぎたら3か月にいっぺんでも良いねんけどな、
あっ!ちょっと血圧測ったって・・・
看護師さんすばやく血圧計をセッティング
「000、うん、ええとこやね・・・次ね2か月後6月00日やね、この日でも良いかな?あっ、ちょっと酸素濃度を測っとこか、右手人差し指を挟むから・・・」
洗濯バサミのように人差し指を挟む
「まぁボチボチやねぇ意外と、もうちょっと高いと思ったけど、ちょっと低いなぁ」
「この数値は高い方が良いのですか?」
「そら、高い方がいい、ま、肺とってる(右肺三分の一)から97(数値)で60ン歳なら、これくらいかな、この後、血ぃ採って帰ってな、6月に結果言えるし、それで、その日の予約時間は何時にしとこ?9時か?9時半がええかな?処方箋と予約票を渡しとくわ」
と、手術の執刀医とのこの病院における最後の術後検診は終わりました。
とても思いやりの深いDrです。
このblogのカテゴリー”現代のガン最前線体験レポート”で主治医の人と、なりが分かっていただけると思います。

主治医との面談が終わってから、病院の敷地内のあの桜に会いに行ってきました。


うわぁ~~満開です




「エドヒガンザクラですよ」と教えていただきました
樹齢は推定100年余りだそうです。
この大桜は「知る人ぞ知る」ってカンジのようですね。
病院の敷地内に居るのですが、病棟の裏手の方にひっそりと・・・
そんなに多くの人々に見られている気配は無いみたいと、思うのはわんちゃんだけでしょうか?
「もったいないじゃないですか」って城陽市役所(この病院の住所が城陽市)の関係者さんにお話したことがあったんです。
「手入れはしてます、いずれ大切に保存できるように関係方面に働きかけるつもりです」っておっしゃって下さいました。

【おまけ】












この桜の裏側に回ってみてビックリ
ピンクの桜が咲いてました
よぉ~~く見ると同じ幹からなんですよ

【おまけ②】
病院の庭の他の桜たち










アマナ、ヤマアイ

2011-04-10 | 木津川市植物同好会
  アマナ(甘菜)ユリ科  
実はアマナって言う名前のお花を知ったのは去年の春の野鳥観察会(開き橋の河川敷)の時でした。
「わんちゃん、いいこと教えてあげる、この近くにアマナの群生地があるのよ、場所を教えてあげる・・・・
土筆が顔を見せ始める頃と覚えておいてね、来年のお楽しみかな?」

3月10日過ぎに「そろそろアマナが顔を見せ始めるころやし会いに行かない?」とお誘いが、その場所は?
うん?去年教えていただいたところとはまるっきり違う場所でした、でも少しだけでしたが元気に咲いていました。







そやそや去年教えてもらったところは?っと・・・
開き橋からちょっと上流の堤防の土手です。


ウ~~ンまだまだやなぁ・・・

「アマナに会いに行ったんですけどイマイチでした」って言うと
「この前の時より、もっともっとたくさんのアマナに出会える場所があるんよ」
「え~~どこですか?」
「R24沿いの木津川の土手のところ、いっぺん行ってみる価値は十分にあるよ」
加茂町の畑の傍でアマナに出会ったその日に観察会の帰りに、
そのR24の・・・に行ってみました





「おぉ~~」でした。


   「名も知らぬ花に春の日教えられ」 道草 

↑道草さんからいただきました。いつもアリガトウです。





友人に群生の様子を写真で見てもらおうと、2~3日してから行ってみました
午後だったんですが、その日は薄曇りでした、開いてるのは居なかったです。

好天気の時は2時半ごろ全部のアマナが開いてました
お天気に左右されるんでしょうか?

「みごとなアマナの群落ですね。例年こんなに咲いているのでしょうか。
アマナは晴れていないときれいに開きません。」

アマナってお天気のいい日しか、その笑顔には出合えない、ということを教えていただきました。

このアマナは食用に大活躍なんですよ。
鱗茎(園芸では球根)は生のまま皮をむき、みそをつけたり刻んでサラダに。
醤油と砂糖で煮込むも美味。
葉や花は天ぷら、汁の実、ゆでてあえ物、おひたしに・・・等々。

そして、鱗茎は薬用にも用いられ、生薬名は光慈姑(こうじこ)


Fさんからも「わんちゃんの住んでる精華町の木津川の左岸の土手にアマナの群生地があるので、行ってみたら」って情報をいただきました。
こちらは来年への課題です。

  ヤマアイ(山藍) トウダイグサ科  
このお花も実は名前は聞いたことがあったんですが、実物に会ったのは先日の加茂町の観察会の時が初めてでした。
薄暗い竹藪の縁で地味ぃに咲いていました

質問です
ヤマアイは雄花と雌花があるそうですが、このお花はどっちなんでしょうか?

ans.写真では蕾が丸いですね、観察会の場で見たのは雄花です。
萼片のすぐ上に雄しべが何本か突き出ていましたね、そしていくらか花らしいですね。
ヤマアイの雌雄については雌雄同株異花としている図鑑と雌雄異株としているものがあります。
地下茎で繋がっていて同株のものがありました。
しかし私が見たものだけたまたまそうだったのかよく解らないところです。

【アイとヤマアイ】
宮中の大嘗祭(だいじょうさい)などの神事に奉仕する人は、白衣に青色で花鳥をすりこんだお小忌衣(おみごろも)を着用するならわしであった。
それがヤマアイであるということは言い伝えられていたが、ヤマアイにはインディゴは含まれていない。
辻村喜一氏は乾いたヤマアイの根からとった液に媒染剤として銅を用い、みごとな藍色を発現させた委細を報告している。
媒染剤を変えると緑や茶色にもなるという。
「萬葉の山藍染め」(染織と生活社1984)は著者の10年にわたる研究をまとめた名著である。
検索入門野草図鑑⑦より。



植物観察会~加茂町~

2011-04-07 | 木津川市植物同好会
3月のとある日曜日・・・
恭仁京跡にて集合
T先生に恭仁京のお話を少しだけしていただきました。
(「深く語ると2時間にも3時間にもなります」とおっしゃってました)
詳しくは こちら  

参加人数は10名
その日の案内役さんはKさん。地元ですよね。

「さて、今日の記録係はわんちゃんにお願いしようかな」
(内心 ドキッ!のわんちゃんでした)

R163を横断して間もなく、田んぼのあぜ道を歩き始めました

ムラサキサギゴケが足元の草むらの中にへばりつくように居ました。
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) ゴマノハグサ科


タネツケバナとはまた違うんですね?
ミチタネツケバナ(路種浸け花) アブラナ科


アスナロとヒノキが並んでいるところに遭遇・・・
アスナロ(明日檜)ヒノキ科


ヒノキ(檜)ヒノキ科


?①アスナロとヒノキの相違点は?
ans.アスナロはヒノキより厚くて大きい、裏は気孔線が広がり白い、
   ヒノキは裏表それほど変わらない、気孔線はYの字
球果(マツボックリ)はアスナロは角が出たよう、ヒノキは丸い

この日観察した黄色のこのお花ですが(お花が一人前じゃないですが)


?②キツネノボタンか?ウマノアシガタか?
ans.あの場ではキツネノボタンと言うことでした、が、
ケキツネノボタン、タガラシ、ウマノアシガタ、等々葉の細い変異などよく似たものが多く、もう少し大きくならないとよく解りませんね、。
図鑑と比べてみてください

田んぼの縁に沿って歩きながらの観察、あぜ道の土手にアマナが居るのに出合いました。

その可憐さに皆さんしばらく長~いこと観察。

タコノアシ(蛸足)ユキノシタ科

もう時期を終わってしまったタコノアシがカラカラに乾いて風に揺れていました

その後黄色い芽のヤナギに出合いました

?③この黄色い芽は雄花(雄株?)だそうですね、雌花(雌株?)はあの銀色のふわふわしたネコヤナギですか?
ans.ヤナギ属の種類については非常に多いので詳細については調べてみないと解りませんね。
ヤナギ属のものは雌雄は異株です。
今回、あの場で雄花と言ったのは葯が黄色く目立っていました。
雄花と言うことは確かですが、ネコヤナギで無いのも確かです。
タチヤナギかな?

シキミとヒサカキを隣同士で観察しました。
シキミ(樒)シキミ科

ヒサカキ(媛榊)ツバキ科


恵比寿神社にヤブツバキの大樹、小さな赤いヤブツバキがいっぱい花をつけていました

(椿?と言えばヤッパ、ヤブツバキでしょ?のわんちゃん)

それから木津川の右岸に沿って観察散策

竹藪の笹に病気かな?テングス病?


春の七草のひとつ、ホトケノザはキク科の黄色く可愛いお花コオニタビラコのことです。
コオニタビラコ(小鬼田平子)キク科


イヌナズナ(犬薺 )とナズナ(薺 )が揃っているところに出合いました


ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科

ヒメウズはオダマキと葉っぱがソックリ、お花はビックリするほど小さいです

「これからこれから」   坂村真民

これからこれからと
春の鳥たちがやってきて
囀るのだ
これからこれからと
春の花が咲き出して
告げるのだ
これからこれからと
わたしもわたしに呼びかけて
励んでゆこう

↑ 道草さんより・・・・・


他に葉っぱだけの観察は
オドリコソウ、ヤブカンゾウ、セイヨウカラシナ、ツルボ、オオバクサフジ、ウマノスズクサ、ヘラオオバコ、タツナミソウ、キツネノカミソリ等々
キツネノカミソリの群生地に遭遇・・・
といっても、お花はヒガンバナより、ひと月早く咲くと教えていただきました。
今年の夏の終わりにはキツネノカミソリに会いに行きましょうか?

観察しながらちょこっと良いことが
ヤブカンゾウの若芽は酢味噌和えに、
セイヨウカラシナの若芽は塩漬けにすると美味、と教えていただきました。
ということで、皆さん熱心に摘んでおられました。
その日の食卓の一品に???

この日は加茂町河原地区から木津川右岸に沿って散策、恭仁大橋の手前で左折、加茂町岡崎地区を歩き、R163の隧道をくぐり、恭仁京跡に戻りました。

こうして植物観察会に何回も参加させていただいても、初めて出合うお花たちがまだまだ多いです。
一つづつ知ってるお花の名前がふえていくことはとても嬉しいです
雌しべや雄しべなど、お花の仕組みはまだまだ??ですが、別の場所で前に観察したお花たちに出合って「コレは00やね」って言えると、益々ウレシイです。

この日観察して??の問いにお答えans.をいただいたのは木津川市植物同好会のH先生です。
観察し教えていただいたお花たちの名前をメモって下さったのは、OさんとUさんです、アリガトウございました。

次回はアマナとヤマアイについて・・・

大阪府民の森ほしだ園地・星のブランコ(10㎞)

2011-04-04 | SKW(シルバー健康ウォーキング)
≪健康管理に歩くことが見直されてきています。どんどん歩きましょう。≫

JR星田駅に集合
受付を済ますとストレッチ体操、コースのあらましの説明
「このコースは脇道がたくさんあります、みんなとはぐれてしまうと、四条畷の方とかとんでもないところに行ってしまいます。先頭は私(Kさん)最後尾はKuさん、はぐれないようについて歩いて下さいよ」
そうはおっしゃられても、参加者が60人近くも・・・
どこかで前後が開いてしまい三叉路なんかに出くわすと「どっち?」
そんな時、右?左?のところには必ずKuさんが「こっちやでぇ・・・」助かりますよね。

このコースは確か、そんなにキツイところは無いよなぁ・・・
と思ってたわんちゃん、ところがキツイ所に遭遇
石段223段を登り切って星田妙見宮に参拝、そこの横を通ってコースに入って行くんですよ、キツかったです、この石段。

参拝の後、ふと見上げると↓


ほしだ園地を歩くなら”星のブランコ”は必ずコースの中に・・・



一番高いところで50m、長さ280mあり、結構、キャーキャー・・・
“谷瀬の吊り橋”を思い出しました、あっちの方は足元から谷底が見えるんですよ。
コチラの吊り橋はガッチリ頑丈、足元から谷底が見えるわけないんでわんちゃんは平気平気。
ぐる~~っと回って下から”星のブランコ”を仰ぎ見る地点に立ちましたよ



 「空と空繋ぐ吊橋風光る」 長谷川秋子。
↑ 道草さんのご紹介です。


その後は尾根づたいに歩いたりとか渓谷のそばとか快適なウォーキングでした。

こんなところもありました

高さ16.5m、正面壁、左右両側面壁の3面ありました。
初心者向けのお試し体験会(講習会)があるそうです。


国道168号線(通称いわふね街道)を走る車が木々のあいだからちょこっと見える・・・ところを山の中へまた入って歩く・・・でした。

JR磐船駅で解散「お疲れ様ぁ~~また、来月ね」

【おまけ】
集合した時“完歩賞”の表彰がありました。
メンバーは5~60人なんですが5~6人は、いはりましたやろか?
小さな賞状と記念品
1年間、12回の歩く会を毎回参加なんです。
「なぁ~んや、そんなことやったら」と思いがちですが、
1年間毎月参加というのは、なかなかのモンやなぁ・・・と思うわんちゃんです
ほんなら、今回の4月から来年の3月まで皆勤で頑張ろう・・・
でも、暑い日もあれば寒い日もあるしぃ・・・
その日が他の用事と重なったりしたら・・・アキマセンなぁ~~









アオイスミレ、カテンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、ユキワリイチゲ、フラサバソウ

2011-04-01 | 折々の花

 アオイスミレ(葵菫)スミレ科 


山林中に生える。
もっとも花期の早いスミレの一つ。
清楚な花を恥ずかしそうに咲かせていました。
和名は葉の形がフタバアオイに似てるところから・・・
「あっ!スミレが」って教えていただいたとき、花柄(茎)は短く、ちょっと見地面にへばりついてるようでした。

 カテンソウ(花点草) イラクサ科 


山の木かげなどに生える小さな多年草。
図鑑で調べますと、雌雄同株と載ってます。
5本のピュンと突き出たモンはどうも雄しべらしい、と言うより、雄しべである。
じゃ、雌花はどこに??あるん?

 ミヤマカタバミ (深山傍食) カタバミ科  


山の森かげに生える多年草。
庭に咲いてるカタバミに比べたら、大きいです。
庭の方は1㎝未満、こちらは2㎝ほどあります。
この辺りのミヤマカタバミは、ほとんどうつむいて咲いてました、
いじらしく可愛く思えました。

 ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科 



山の木かげに生える小型の多年草
果実は果。 
縦に裂開し、褐色で楕円形の種子が多数できる。
と、図鑑に載ってました、その種子が猫の目に見えるの?

 ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科 


ユキワリイチゲは落葉樹林の林床に咲くスプリング・ エフェメラルの1種で“春の妖精”とも呼ばれています。
この日は15個のお花を数えることができました。
その二日前に会いに行ったときは、お日様が出てなくてお花が開いてなくて残念な思いだったんで嬉しかったです。


「はんなり 花あかり」   白川 淑

はんなり 花あかり
どこらに
ここらに
うちの うちらに

はんなり 花あかり
どなたに
おうちに
うちの ほむらを

↑ 道草さんよりいただきました。

アオイスミレ、カテンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、ユキワリイチゲたちは、山や森の中で出合うお花たちのようです。
でも、わんちゃんが出合ったのは木津川の河川敷なんですよ。
その昔、木津川の氾濫を防ぐために竹を植栽した所が何か所かあります。
上流の山で棲むお花たちの種が運ばれて河川敷の竹藪に棲みついた?みたいです。
結構貴重なお花たちがほったらかしの竹藪に棲みついてるなんてちょっと可哀想、なんで、今、この竹藪をちょこっとでも整備しようやおまへんか・・・と、動き始めてます。

【おまけ】
 フラサバソウ ゴマノハグサ科 


オオイヌノフグリに似てるけど、お花の大きさは、とても小さくて4~5mm
この毛深さは肉眼では気が付きませんでした、PCで見てみてビックリ・・・
この毛深さがフラサバソウの特徴だそうです
《日本名の由来》
明治初年長崎で採集との記事がフランスで出版された「日本植物目録」にあるのに、その後採った者がなく、疑問視されていたが、1937年奥山春樹氏が明治末期の長崎産標本を発見、上の目録の著者Franchet(フランセ)、Savatier(サバチェ)両氏の名の頭の二文字づつをとり、フラサバソウと名付けた。
いまは日本中に広がっている。⇒検索入門野草図鑑⑦より

3月のとある日
「今日の植物観察会は、いろんな珍しいお花たちに出合えてよかったです。blogで紹介してもいいでしょうか?」

「プログでの紹介どうぞかまへんよ~、場所も特定できてもよいと思うよ~~。
もしマニアが採集しても仕方ないのとちゃいますかなぁ・・・
山野草業者がごっそりは困りますけどな」

「blogで紹介するのはかまわないけど、この子たちが居るところは公表しないでね、心無い人たちが、別の場所に移してしまったら、そこでは生きていくことができないのよ、ここのこの場所だからこの子たちは生きていけるのよ、可愛いお花ほど山野草の業者に狙われるんよね」

「ちょっと困ることがあるんよね、他のところから植物を持ってきて植えるということがね、
これは生態系の破壊につながると思うからです。
引き抜くことは感心できないけど、よそから持ってくるよりはましかなと思うわけなんですよ」


う~~ん ・・・・・
「木津川の河川敷ででも、こんな可愛いお花たちに出合えますよ」ということにしましょうか。