わんちゃんへ
伊吹山、いいですね~。
天下に聞こえた日本百名山のうちの一座ですぞ!
聞きかじりのうんちくを、おひとつ!?
伊吹山の山名の由来ですが、ここは冬の季節風の影響を受けやすい地形で、その吹き下ろす風の様子から「息吹く山」と言われ、伊吹山になったとされているとの事です。
伊吹山に自生する植物には「イブキ」の名の付く固有種が33種あるそうです。又ここは薬草の種類も多く130余りの薬草が有るらしいです。
「伊吹薬草の里文化センター」では薬草風呂に入浴できます。
私の伊吹山の登山では、真夏の登山は伊吹スキー場を経て3合目から登りますが、背の高い植物が全く無い為、炎天下の登山でそれも直登になり山頂に着く頃には、バテバテだったことを思い出しました。
帰りは帰りで700m位の下りで膝が笑います。
一面真っ白で膝上までの雪中登山の方が楽しかったと思います。
澄み切った空気だと「御嶽山」が見えるのですが・・・・今はどうでしょう?
好天と沢山の花に出会えることを祈っています。
どばっちゃんより、こんなエールをいただきました。
わんちゃん的には伊吹山へは何回か行ったことあるけど、いつもリーダーの後ろについていくのがやっと状態だったんで「伊吹山に行ってみいひん?」っと言い出しっぺのわんちゃんにとって、当日の天気はもちろん電車の乗り換えとかちょっと不安・・・
そんなハナシしてたら、グラウンドゴルフ繋がりの
Kさんが「私も連れてって」
初対面同士の方が二人参加(気さくな方同士すぐさまお友達に) 5人になったので「青春18きっぷ」があるじゃない?
近鉄狛田駅乗車組と近鉄新祝園駅乗車組との合流は近鉄大久保駅で・・・
JR京都駅からJR関ヶ原までは「青春18きっぷ」を5人で使います。
JR関ヶ原⇒伊吹山駐車場のバスも初めて乗ります、いつもはドライブウエイを車に便乗させてもらってるから・・・
このバスが1時間に一本の運行、5人でワイワイ行動は何もかもオーライって感じでススッと
「関西の人が尾瀬にあこがれるのと同じくらい関東では伊吹山にあこがれます、今回初めて来ました」っとバスに乗り合わせた方がおっしゃってました。ご夫婦二組で来られたって。バスの中からでも過ぎていくお花たちの名前を次々と当ててはりました。なんでもお花の写真を撮るのが趣味とか。
バスから降りると、さすがにヒヤッとした心地よい空気、帰りのバスの時刻表のチェックも忘れずに・・・
山頂までには西回りコース、東回りコース、中央コースっとあります。メンバー全員が「前に来たときは、西回りコースから登ったような記憶が・・・」
「じゃぁ、まず西回りコースから行きましょう」
こちら
さて、いっぱいお花たちに出会ってカメラを向けるのだけど名前が分からない、途中、伊吹山植物ガイドシリーズ(冊子)の「春・初夏・夏・秋編」を熱心に販売の方がおられてメンバーの一人が買い求め大いにお役立ち、普段出会ったことのないお花たちにはパラパラ~っとめくって「コレコレコレ」っと言う具合に・・・それでも、名前のワカラナイお花があるんですが植物観察会繋がりの
Tさんからいただいた伊吹山植物ガイド【山頂お花畑】なる冊子をパラパラ~っとめくって、「これかな?いや?これかも?」と、言うカンジで・・・
途中、シカやイノシシを避ける柵がありました、貴重な山野草がシカやイノシシに荒らされて同じ地域から移植して復帰するのに7~8年かかったそうです。
獣立ち入り禁止
西回りコースで出会ったお花たち
メタカラコウ ヤマホタルブクロ
ミツモトソウ(水元草・水源草)
ダイコンソウに似るが小葉が3枚ある
名前の由来:水元(みずもと)または水源(みなもと)がなまった
薬:中国では「狼牙(ろうげ)」と呼ぶ生薬
ヒヨクソウ
シュロソウ コバギボウシ
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
名前の由来:花を釣鐘に、根を朝鮮人参にたとえた
食:若菜=山菜名トトキ⇔おひたし 和え物 根=きんぴら
薬:根=せき、たん
ヤマアジサイ
シモツケソウ シシウド
クサフジ アカソ
クガイソウ
キリンソウ&オトギリソウ
キリンソウ オトギリソウ
キバナノレンリソウ カワラマツバ
キオン
カワラナデシコ イブキトラノオ
ヒメフウロ キヌタソウ
サラシナショウマ(晒菜升麻)
盆過ぎに白いブラシのように見える花をつけて群生する
名前の由来:若菜をゆで、流水に1~2日さらして食べることから。
食:(若芽)和え物、酢の物、天ぷら
薬:(根)解熱、解毒、口内炎、扁桃腺炎
たぶんミヤマコアザミ
イワアカバナ
西回りコース お見事! (お花畑)
アキアカネ・メスかな?
この時期は雌雄の色はそんなに変わらず、副性器の有無で判断するのですが、アキアカネの副性器は小さく、この写真では分かりません。そよかぜさん:談
山頂でお弁当、
日本武尊の像がこんなところに?
山頂でイブキジャコウソウ
駐車場までの下山道はどうしよう?
東回りコースを選びました。結構ゴロゴロ道で注意深く下りないと捻挫でもしたらタイヘン。
遠くの方で少し動いてる鹿を見ました。
トリカブトも見ました。
イブキトリカブト(伊吹鳥兜)
花全体をおおっている青紫色のものはがくで本当の花びらは中にある
(近畿地方の日本海側山地に分布する)
名前の由来:伊吹山で発見され、花の形が舞楽の伶人の冠(鳥兜)に似てるところから
薬:鎮痛、強壮、老化防止、花粉症
毒:全草有毒特に塊根(中枢神経に作用し心臓麻痺で死に至る)
東回りコースで出会ったお花たち
ヒヨクソウ
ノミノフスマ ウバユリ
マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
丸い大きな葉で花は直径8cmほどになる
名前の由来:丸い大きな葉で標高の高い山(岳)に生えるフキの意味
食:(若芽)アクぬきしてサラダなどに
シオガマギク(塩窯竃菊)
葉緑素をもち光合成を行うが、半寄生植物で他からも栄養を吸収する。
名前の由来:浜の風景に趣をそえる塩釜にたとえ「葉まで(浜で)美しい」とかけた。
後で分かったのですが
伊吹山は駐車場からだと山頂には西回りコース(整備が行き届き、道幅も広く緩やかな山道で安全に登れる)、中央コース(急勾配でほとんど階段)、東回りコース(石灰岩特有の地形でほとんど整備がされていなく、荒天のときは、危険な箇所が多い)っと登山コースがあります、どのコースも個性的なお花が咲いてるんですけどね・・・
駐車場でバス待ち時間にちょっと散策をと思ったのですが、もう順番に並んでるらしい列がはじまってるんで慌てて後ろに並びました、予定より一本早いバスに乗れて一安心。
関ヶ原に着いてバスから降りると「ヌワ~~」っとした空気がまとわりついて「下界に下りてきた・・・」ってカンジ。
そよかぜさんへ
伊吹山編、やっとアップできたんですが、お花たちの名前で間違ってるのがあれば教えていただければ有り難いです。
Re.そよかぜ
たぶん全部合っていると思いますが、メタカラコウやキバナノレンリソウなど、葉の様子が分からないものがあります。葉や全体の様子もしっかり撮っておくようにしましょう。