【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

現代のガン最前線体験レポート~最終章~

2008-11-28 | わんちゃんのガン最前線体験レポート
「熱が出たんやったら退院はしばらく延期やな・・・・
風呂に入ったために熱が出たんやったら、風呂を許可したボクの責任や、明日一番にCT撮ってもらおう、点滴も再開するし・・・」

抗生物質(メロペン)を1回100ccずつ朝夕二回の点滴再開・・・・

「CTには異常は見つからなかった、肺に水が溜まったんやな、利尿剤(ラシックス錠10mg)飲んで、オシッコでだすようにするから、ちょっとトイレに通ってもらうようになるよ」
それからは大人しくベッドで安静にしていました。

窓の外はぽかぽか陽気、普段なら土曜日やしカメラ片手にどっかに行ってるやろなぁ・・・・

悪い癖なんです、散歩してて可愛いお花や虫など見つけると写真に撮りたくなるんです。病室の引き出しに愛用のカメラが・・・・
撮るとPCに取り込んでフォルダを整理したくなります
M京都病院のフォルダもたくさん増えました。
最高なのは病室の前の廊下の突き当りから見える夕陽の美しさ・・・・・
「夕陽がきれいよ~~」どなたかが声をかけはります。
廊下に出て、みんなで見ます。

「抜糸するからすぐ来て」と病室へ主治医が来られたので、あわてて処置室に・・・
ドレンの管を抜いた後の穴を塞いでいた糸です。
「かさぶたが出来てるけど、無理に取らんように。もう風呂に入れるねんけど、今日の風呂はどうしようかな?う~~ん、ちょっと用心して明日にしよう」
病室で手鏡で見ると2㌢くらいのかさぶたが片方だけくっついてるんです。
こんな時、躊躇なく、かさぶたを剥きましたね、子供の頃なら・・・・
でも今はオトナ、無理に剥いでばい菌でも入ったら・・・・怖いですよね。

「看護師さん?」「ハイ?」
「右わき腹の中にダンボールの板が入っているような違和感があるんですけど・・・肌をさわってみても、柔らかいんですけどね」
「肺の手術をされたお方は皆さんそうおっしゃいます。それは、たとえば、外側の傷は抜糸してきれいになっても肺の中はまだ完全には治ってないんですよ、治そうとする力がバリアーを張ってるような感じですね、そういう感覚は個人差はありますが、知らない間に消えて行きます。ちょっと日にちはかかりますけど、その感覚のときに最も注意しなければならないことは、まだ体力が60%とお考え下さい、これから年末年始、寒い冬を通り越さなければなりません、体力60%以上のことはお控えくださいね。風邪など引かないようになさってくださいよ」と、あの解熱坐薬を入れてくれはった看護副師長さん。
「ハイ 分かりました」

「朝夕の点滴も明日で終わりやで・・・レントゲンの結果も良いし採血の結果もきれいし週末には退院やな・・・・」
あれから体温計で何回も計ってますが、いつも平熱・・・OKですね。
お風呂にも入ってみました。異常なしです。
無茶をしないようにソロリソロリいたわりましょう・・・・

入院中に楽しかったこと・・・携帯メール
病室では携帯は音無しならまあまあまあ・・・・
手術前は朝一番はお散歩でしたが、術後はパックンと携帯を開けてメールの確認
メールが入っているとうれしいですね。
さっそく、お返事お返事・・・・

意外なこと
入院中に私の誕生日がありました。
お昼のご膳に、バースディカードとキャンディがおまけについてました。
「今日、お誕生日ですね、オメデトウ」と配膳の看護師さん
部屋の皆さんからも「オメデト~ォ~」これはホンマに意外でした。

耳にはCDがお友達
さだまさし:噺家集18集、
青春歌年鑑80年代2枚組み、
徳永英明:VOCALISTⅠⅡⅢ、
竹内まりや:エクスプレッションズ4枚組み、
岡村孝子:DO MY BEST2枚組み、
クラシック特選名曲5枚組み「耳なじみなクラシックの名曲(曲名未だ知らず)は毎晩の誘眠剤にピッタリ」

入院生活は丸々1ヶ月でした。
私は今、改めて息子たちに「ありがとう」を言います。
留守の間、よく頑張ってくれたね、
「ご飯さえ十分に炊いておくと、おかずはどうにかなった」
なるべく手作りを心がけたとか、洗濯は手分けして、時々(1~2回)掃除機もかけたとか・・・・
へえ~~ やれば出来るんや~~~
「でも、仕事で遅くなったときはさすがしんどかったなぁ・・・・・」

そして、
「お手伝いすることがあったらいつでも言ってね」
と、言葉をかけてくれはった、ご近所さんをはじめ、たくさんの方々
ウチのことを思い煩うことなく入院生活に専念することが出来ました。

【おまけ】
そしてね、毎日花言葉をメールしてくれた友達がいました
花言葉          
10/16 パンパスグラス  光輝      
10/17 リンドウ(竜胆)  悲しんでいるあなたが好き
     ホトトギス 永遠にあなたのもの
10/18 サネカズラ 再会 実葛    
10/19 ガーベラ(黄色) 究極の美      
10/20 キバナコスモス 野性美      
10/21 ミセバヤ 信頼      
10/22 ハッカ 徳      
10/23 オオケタゼ 雄弁      
10/24 ヨモギ 静穏 幸福      
10/25 トリトマ 胸の痛み    
10/26 ウメモドキ 明朗      
10/27 カラジウム 喜び      
10/28 ツリフネソウ 貴女を気にかけている    
10/29 フウセントウワタ いっぱいの夢      
10/30 ガーベラ(ピンク) 崇高美      
10/31 トレニア 温和      
11/1 ツワブキ 愛よ、よみがえれ      
11/2 カエデ(紅葉) 自制      
11/3 キク 真実      
11/4 ユーホルビア 協力を得る      
11/5 ヘリコニア 注目      
11/6 イヌサフラン 私の過ぎ去った幸せの日々  
11/7 ハマギク 友愛      
11/8 アケビ 才能      
11/9 グロリアサ 頑強      
11/10 ガマズミ(実) 愛は審判より強し      
11/11 ジュズダマ(実) 恩恵      
11/12 ニシキギ 危険な遊び      
11/13 アジアンタム 繊細      
11/14 キク(赤)    あなたを愛する     
11/15 ブバリア(ピンク)清楚

【おまけ2】

2008.11.12 16:43


2008.11.13  16:37          

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現代のガン最前線体験レポート⑦

2008-11-25 | わんちゃんのガン最前線体験レポート
手術してからちょうど1週間して元の6人部屋に引っ越しました
私が個室に居る間にメンバーがかなり変わってました
ここで、私にはまた別の試練が待ち受けていました。

6人部屋に移ってその夜
えっ!!今、何時?ちょっと眠りかけた頃、お二人のイビキの大合唱で目が覚めました。
お二人ともテレビはつけっぱなし、
プライベートカーテンで一応仕切ってはありますが、暗闇の中でテレビの光って意外と目障りなモンです。
つい、友人にぼやきメール
「同じ病室のお二人が寝入りばなに、いきなりイビキの大合唱どうなることかと思いましたが、いつの間にか眠ってました、けど、毎晩だとつらいなぁ~~」
「同室の人のイビキはあきらめなきゃ仕方ないですね。おおらかに、昼寝も出来るという気持ちで・・・・」

毎朝、酸素濃度、検温、血圧の三点セットの他に「昨日のお通じは?オシッコは?」と、その回数を看護師さんが尋ねはります。
「お通じは無しです、オシッコは7回くらいかな?」
手術して5日目です「いくら食事の量が少ないと言うても、まだ出てこないとは心配やな、下剤を2粒明日朝食後に飲んで、それでも出なかったら浣腸しょう・・・」ガーゼ交換の後、主治医が言われました

傷の痛みのために気張ることが出来ないんです。気張れないんですね。
朝食の牛乳を飲んで下剤(センノサイド12mg)を2粒飲んで、お昼のバナナを食べて・・・
途端にお腹の中が動き出した気配、トイレにいざ・・・・
出ましたね、6日分もの・・・・不思議、気張る筋肉が違う?ということが分かったんです。
それから毎日スムースにお出ましです。

縫い目の傷口のガーゼは毎日交換します。
個室に居たときは毎日、主治医が直々にガーゼの交換に・・・・
大部屋に移ると、「ガーゼ交換にいらしてください」と看護師さんが病室まで声をかけに来てくれはります・・・・
処置室まで出向きます、ベッドで左を下にして横になります。
痛いのです、何が?って、ガーゼを止めているテープをはがすときです。
バリ~ッバリバリ・・・・・
消毒薬(イソジン)をチュルチュルと塗っていくときは「チメタ~~イ」のと、こそばゆいのと・・・・
「これは何や?」と主治医が、「テープでかぶれてるな、ここを外してその横手に次のテープをハイ!」
幅の広いテープがわき腹を縦に斜めにシャーと二ヶ所、そして十字にシャッ、シャッ「ハイ!出来たよ、起こしてあげて」とちょっと背中をささえてもらって、起こしてもらうと助かるんです。


毎日のレントゲン撮影
個室ではキリンの首のような機械でわざわざ部屋まで往診
大部屋に移ってからはレントゲン室まで通いました(丁度、歩行訓練にもなるしぃ)
毎朝、早朝に採血、5時30分頃ですよ、夢の中でチクッ!!みたいな・・・
朝夕二回の点滴、術後の傷にばい菌が入らないように、抗生物質(メロペン100ccづつ)

「来週の土曜日には退院やな、レントゲンの結果もきれいし、採血の結果もええしな、風邪にさえ気ぃつけたら」「えっ!!?」
「そやから来週の土曜日には家に帰れるんやで、金、土、日の都合のいい日を家族と相談して決めといてな・・・・」
「看護師さん?」「ハイ?」
「もう、退院って言われました、もうちょっと居てたい気分、肺の傷もまだまだ痛いしぃ」
「先生がおっしゃったのなら大丈夫ですよ、傷の痛みは日にち薬のようなもんです。だんだんと痛くなくなりますよ」

友人にお知らせメール
退院は来週土曜日の予定です
Re:まずは予定通りの回復ですね、ここにきて、風邪などひかないようにご注意を
(主治医と同じこと言うてはる)

傷の痛みは簡単には消え去らないようです。「日にち薬やな」といわれました
Re:あったものが無くなったのですから、周りの組織もそれを”理解“するのにしばらく時間がかかると思います。少しいろんなトラブルが出てくるかもしれませんね。でも、ガンが進行することを思えば、仕方の無いこと。あきらめましょう。痛みも確実に弱まる痛みですから・・・・・

ところがですね、

病棟内に散歩コースがありまして、1周すると500㍍ほどなんです。
ソロリソロリと歩きます。1階の病棟の端のほうにアサガオが咲いているのを見つけました。今の時期に? しかも朝じゃない夕方に咲いているんです。
そこだけガラスの壁が四方になっていて明り取りになってるようでした。
その廊下の手前にはハナミズキが美しく紅葉してます、根元には可愛い白いちっちゃなお花が・・・・
夕方、ちょっと肌寒かったのですが、グル~リと回って病室へ
夜、ちょっと熱が・・・・解熱剤+痛み止め(ロキソニン錠60mg)を飲むと朝はスッキリ
翌日、さっそくカメラを持ってアサガオのところへ
ガラスの向こうのアサガオを撮りました。どなたかが手入れされてるんでしょうね、大きな木にからませてありました。

21日に手術してやっと入浴のお許しが出たのでゆっくりお風呂にも入りました。
実に2週間ぶりの入浴でした。
すると、途端に夕方に発熱、7度9分も・・・・

「熱が出たんやったら退院はしばらく延期やな・・・・」
「風呂に入ったために熱が出たんやったら、風呂を許可したボクの責任や、明日一番にCT撮ってもらおう、点滴も再開するし・・・」

続く

【おまけ】
ハナミズキの紅葉


ハナミズキの根元に白いちっちゃなお花

オキザリス(Oxalis spp.)カタバミ科 




リュウキュウアサガオかも??
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よろしおすなぁ 大事にしましょな 京ことば~にぬき~

2008-11-22 | 京ことば
【にぬき】
「おかあちゃん~明日の紅葉狩り、お弁当にニヌキ入れてな・・・」

「にぬき」なんとのう愛嬌のある面白い響きの言葉どすやろ?
これも京ことばなんどっせ、「にぬき」いうのは皆さんもご存知やと思いますけど
ゆで卵のことどす。
卵をゆでる時、硬くなるまで煮ぬくところから、煮ぬきになったそうどす。
私らは半熟でも固ゆででもみんなぁ、にぬき言うてますけど、昔は半熟卵は火ぃが通ってないと嫌がられたそうどす。
そやから煮ぬいた「煮ぬき」になったんどすなぁ・・・・
言葉て、面白おすなぁ・・・


何とはなしにTVを観ていたら、京都の紅葉の名所、今年はここが穴場・・・
とかなんとか、お寺の名前は忘れたけれど、八瀬の奥の方のお寺らしい
「今年は紅葉狩りも行けへんなぁ、いつもやったら、真っ先に行ってるのにぃ・・・」

コロと散歩の時、気がついた、散歩道にある桜の並木(自治会の有志が手入れされてる)が丁度色づいて桜紅葉状態です。
木津川の向こうの方に見える山々も所々色づいて、よ~お見るとキレイなんです。
木津川の河川敷のススキも穂が銀色に光ってました。
そうや、体力づくり(ちょっとづつの)の方が先なんやわ~~

体の方はぼちぼちいきましょ
肩こりと腰の痛みに気をつけて、まずは座る時間を長くすることから。
歩くことも大切ですよ。
ひざの屈伸運動、腰の回転、ゆっくり腕を回すなど、軽~い柔軟体操は効果的だと思います。
頻繁に取り入れてみてはいかがでしょうか?

と、友人からメールあり
さっそく、
イッチ、二ィ、サン、シッ、ゴ~ウ、ロク、シチ、ハチ
ニィニ、サン、シッ、ゴ~ウ、ロク、シチ、ハチ
と、ひざの屈伸運動、腰の回転、ゆっくり腕回し・・・・
と8×2をワンセットやってみました。
とたんに息があがってしまいました。
「えっえ~~!!」と自分でビックリ、オドロキでした。
ちょっとづつやねぇ~~

それにもう一つ、
「座る時間を長くすること」
どういう意味ですか?正座?それとも椅子に腰掛けること?
「横になっていると、血液が頭に行きやすいのですが、横になっている時間が長いとそれが癖になってしまいます。また、頭の重さを支えている背骨に対する負担も違ってきますので、頭を高くしている状態が持続することに早く慣れるというだけの意味です。ですから座り方はどうでも良いのですが、椅子の方が楽でしょうね・・・・」
ちょっと用事をしたら、すぐに横になりたくなるキモチが蔓延してました。

それから、「肩こりと腰の痛みにも気をつけろ!」ですね。

そして歩くことも大切
ハイ、コロとの散歩を再開しました・・・・


煤谷川堤防のプチ桜並木 2008.11.21
ウチから歩いて3分以内




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現代のガン最前線体験レポート⑥

2008-11-19 | わんちゃんのガン最前線体験レポート
手術日当日

前夜の9時から絶食、
午前中に浣腸・・・・
午前中に病室で主治医が点滴を入れます
その間に麻酔科の女医さんが病室に見えて、硬膜外麻酔、全身麻酔の説明をされました。
先生は毅然とされてて私的には全く不安は感じませんでした。

普段のパジャマのまま車椅子で手術室に行きます。
手術室で手術着に着替えます。
歩いて手術ベッドまで行き仰向けに寝ます。
次に左を下に横向きに寝ます、膝はお腹に付けるように曲げ、頭はおへそを見るように曲げます。
背中に痛み止めの管を入れます(硬膜外麻酔)→ズドンとした痛みを感じました。
点滴により静脈麻酔薬を入れていきます(病室からの続き)
酸素マスクを顔に当てます。
「両腕と両足を縛ります」と聞こえたのまでは記憶にあります
これから先は私自身、意識はありませんでした。

【肺の手術を受けられる患者様へ】の説明書によるものです
完全に眠ってから、口より喉に管を入れます。
目の保護のためにまぶたにシールを貼ります
そして仰向けに寝て安全確保のため、両腕・両足をベルトで手術台に固定します。
右の鎖骨下の静脈より点滴を入れます、
左手の動脈に血圧を測るための点滴を入れます
膝から足首までに静脈血栓予防用の装具を巻きます
(ベッドから降りられるまで右足、左足を交互に絞めたり緩めたり24時間休み無く動いているようでした)

左を下に横向きに寝ます、
①排尿のための管を入れます
②鎖骨下からの点滴
③血圧測定用の点滴
④胸に管が入ります
これらの他にはすでに、心電図、血圧計、血液中の酸素濃度を計るクリップがそれぞれついています。
いよいよ手術開始・・・・・

気がついたら病室(個室)でした。
なんと男物のガーゼの寝巻きを着せられていました。
その夜は何べんも看護師さんが出たり入ったりされてるようでした。
「癌やったよ、きれいに取ったから、もう安心やで、右肺の三分の一(上葉)を切除した、気管支もちょっと・・・・
元気になっても手術する前の8割ぐらいの体力と考えといたらええわ、この冬はくれぐれも風邪に気ィつけや、酸素マスクちょっと苦しいけど辛抱してな、輸血はせんかったよ、出血は100CC以内やったから、あっ、ちょっと顔を見に来ただけ、じゃお大事に」と、主治医は白衣を翻して出て行かれた。

酸素マスクをしたままで翌日も仰向けに寝たまんま。
看護師さんが二人来られて、バスタオルを束ねて何回か体位の交換、これって、不思議ですね寝たきりだと床ずれが出来るそうなんです。
三日目にまずオシッコの管が外されました。
ナースコールで「オシッコがしたいですぅ」看護師さんがポータブルトイレを持ってきてくれはります
ナースコールで「オシッコ終わりました」Pトイレをさげてくれはります。
重たそうなんです。

もう、食事はどうかな?
全粥440㌘(親子丼のどんぶりにどっといっぱい)と普通のお惣菜
見るだけで「う・うぉ~~」三口ほどいただいた途端、吐いてしまいました。
それから3日も食事がまともにいただけませんでした。
「まぁしゃあないかな、でもな、胃を切ったわけや無いから食べやんとな、、炭水化物やたんぱく質はしっかり身体に摂っとかないと、傷口がひっつこうとするのも炭水化物やたんぱく質のおかげなんやし、やっぱり頑張って食べないと・・・ここの食事の量は多いからなぁ、全部といわんでも6~7割ぐらいでも、ぼちぼち食べるようにしたらどうや?」と主治医

背中に入っていた痛み止めの管が外されました。
かなりの痛み止めだったのに、痛み止めの坐薬と併用したことも何回かありました。
最高に痛いときは、ア・イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイッタ~イ
と、一人病室で叫んでました。
毎朝、検温、血圧測定、酸素濃度測定の3点セットプラスのあと看護師さんが尋ねはります。
「痛みはどうですか?」「痛いです」
「痛み止めの坐薬を入れましょうか?」「坐薬?」
「ハイ、痛みはガマンするとよくないですよ」「じゃぁ、お願いします」
看護師さん左手に薄いゴム手袋をはめて、
「手術をされたのは右側でしたね?左側を下にしてくださいね、息を軽く吸って止めてハイ入れますよ、息を吐いて下さい、ハイ入りました。失礼しました」
「スミマセン、お世話かけました」「いいえ、どういたしまして」
「看護師さん?」「ハイ?」
「坐薬は肛門から入れますよね、腸の中では上からウン子がウロウロしてますでしょ?坐薬はどうやって痛みの元に届くのでしょうか?ウン子まみれになりません?」
「あぁ、それはね大丈夫!直腸の粘膜が坐薬を吸収してくれてね、痛みの元へ届けてくれるんですよ」「そうだったんですかぁ・・・・」
しばらくして痛みが遠のくと深い眠りへと・・・・・

たくさんついていた管も日に日に一つずつ外されていきます。
二日目には酸素マスクが酸素の管になって鼻にちょこっと入れます。病室に居るときは枕元から取り込むのですが、室外(トイレとか)に出るときは酸素ボンベをカートに載せて管をつないで押すのです。それと同時にドレンバッグも持って回ります
ドレンバッグは肺嚢の排泄物を溜めるバッグです、直径1㌢ぐらいのパイプで胸とバッグがつながれていて、きれい、汚いを入れ替えるのです。
「くれぐれも、言うとくけど、絶対このバッグは倒さんように気ぃつけてや」
空気が入って水が入ってえらいことになるそうです。

指先に洗濯バサミのような物を挟みます。ハイ97とかハイ98とか・・・
「これって何ですか?」
「血液中の酸素濃度を計ってるんですよ。96から上ぐらいが正常ですね、いつも、0村さんは正常範囲内ですよ、酸素の管も外せますね」
鼻から酸素の管が外された時はホッとしました。
管を入れてるときに、キショク悪くって管をはずして時々鼻をプンとかむと、血の混じった鼻クソの塊がティッシュにブン・・・・・

術後5日目ぐらいの日
「今日、シャンプーしましょうか?蒸しタオルで身体も拭かさせていただきますよ」
シャンプーは初めてでした。洗面所にシャンプー台があって看護師さんがシャンプーしてくれはります。もうね、最高にキモチが良いのですよ、美容師さん顔負け・・・・・
「シャンプーどうしてそんなにお上手なの?」「研修の中であるんですよ、シャンプーされる人の身になっていろいろ研究してますよ」う~~ん、なるほど・・・・
術後2週間経って初めてお風呂に入るまで何回もシャンプーしてもらいました。
どの看護師さんもお上手・・・・・
管が取れないうちは看護師さんが蒸しタオルで身体を拭いてくれはりました。
痛みで上体がこわばってしまってガチガチになってるんです、熱い蒸しタオルを首筋から背中に当ててマッサージをしていただきました。キモチ良かったです。

主治医がガーゼ交換に来はる度に「ドレンの管は月曜日には外すから・・・」と、わざわざ予告を・・・・
月曜日に処置室に行くと
「ハイ!!ベッドに横になって~ドレンの管を抜く練習をするよ、大きく息を吸って、止めて、吐いてぇ・・・・・・」
「よっしゃ本番、大きく吸ってぇ~止めてぇ~吐いてぇ~ハイッ!!!」
「ギャァ~~~」と、思わず叫びそうな痛さ・・・・
皮膚の一部分がくっついてしまってたのか?(想像)
「わき腹に大きな穴が開いてるんとちゃいますか?」
「なんや、そんなこと心配してるんか?手術のときにチクチクチクと周りを縫っておいて巾着のように糸を引っ張るだけやからもうちゃんとふさがってるで、抜糸はちょっと日にちかかるけどな・・・・」
だんだんと身軽になっていきます。
後で聞いた話ですが、A先生は麻酔をあんまり使わんお人やそうです。
同じ時期に同じ管を抜くのに0先生は麻酔を注射しはったよ、全然痛く無かったわ、と同室のYさん・・・・えっえぇ~~~~
後で解ったのですがA先生方式がずいぶんと抜糸が早いってことが・・・・

手術してからちょうど1週間して元の6人部屋に引っ越しました
私が個室に居る間にメンバーがかなり変わってました
ここで、私にはまた別の試練が待ち受けていました。

続く


【おまけ】
パルスオキシメーター

身体の中に流れる血管、その中でも酸素を運ぶ「動脈」に流れる酸素濃度を測定するのがパルスオキシメーターです。
この製品ができるまでは、手首もしくはそけい部から、触診で動脈を探り当て、注射器で採血して「血液ガス測定器」という分析器で酸素濃度を測定していました。
採血する際の注射等は、皮膚に対して垂直に立てて採血していました。
採る方も採られる方も大変でしたが、パルスオキシメーターは指を挟むだけ。
科学の進歩には驚かされます。


【おまけ~その二~】
このお花の名前を教えていただけませんか?
Re:そよかぜ
「クサギ」ですよ、葉のにおいをかげば神戸市立森林植物園にあったことを思い出すはずです。







木の姿

お花も実も木の姿も:撮影2008.10.17

クサギ(臭木)クマツヅラ科
赤いのはガクで白いのが花です。
花はいい香りですが、木を折ったり葉をちぎったりするととてもいやな臭いがします。

夏の神戸市立森林植物園以来のこと、退院の日にM京都病院の庭のクサギの葉っぱをちぎって、ウチに帰るクルマの中で、においをかいでみました。
夏の神戸市立森林植物園でにおいをかいだ葉っぱがクサギだったということと
においについてはすっかり忘れてました、スミマセン・・・・・

 


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現代のガン最前線体験レポート⑤

2008-11-16 | わんちゃんのガン最前線体験レポート
9月に検査入院をした同じ病院の同じ病棟の同じ病室
廊下の突き当たりの窓からきれいな夕日が見れるところ・・・・

今日入院したからといって明日手術、ではないのです。
1週間かかって、手術に耐えられる体力づくりから・・・・
「さっそくですが、売店に行かれて呼吸練習器を買ってきてください」
レスピフローVS 


十分な息を吸い込むことにより、肺の働きをよくしようというものです。
まず、十分に息を吐き出し、吐ききったところでマウスピース(吸い口)をくわえ息を吸います
黄色のフロートカップが浮き上がり静止したところでイチ・ニ・サンと頭の中で数えてマウスピースをはずして息を吐く、これが一回で5回繰り返すことをワンセットとして一日3回
こういうこと、真面目にやるのが私、
毎食後、やりましたね、フロートカップがなかなか静止しませんのですよ、でも真面目に何回かやってるうちに静止(3秒間ほど)できるようになりました。
術後の疼痛を和らげるなど肺にいろんな効果があると聞けば熱心になります。

毎日の早朝の散歩でいいもの見つけました。
富有柿が色づいてます。さっそく直談判。
「庭の柿をもらっていいですか?」「ハイ、名札がついてる訳じゃないし、ご自由にどうぞ」
と看護副師長さんのお許し・・・・
手の届くところは、もうすでに無いのですよ。
う~んと背伸びして枝を引っ張り20個ほど収穫、「固めが良いわ、いいえ私は柔らかめ」小粒ですが、ほのかに柿の味がしてまあまあ柿らしいお味でした。

富有柿も大好きですが私的にはもっと気になる木。
大粒の渋柿が生ってる大きな柿の木。
「高枝切バサミ、持ってきてくれる?」と長男にメール。
主治医との面談に来てくれるはずです。
「何すんねん?」「渋柿、渋柿、干し柿にするのんよ」
バケツも要るかな?軍手も、長靴も・・・・ね
ココだけの話・・・結局手術の三日前に渋柿狩決行、吊るし柿作りは友人に頼みました。
「柿、預かりました。とりあえず吊し柿作っておきます」とのメールがきました。

入院して三日目に三者面談が行われました。
主治医、長男(家族の代表として)そして私
「とにかく疑わしきは手術です。良性か悪性か見極めましょう。」
11時30分に手術室に入ってもらいます。
三箇所の穴を開けて腫瘍を取り出します、ただちに病理にまわし良性なら、2時間半ぐらい、悪性なら右肺の上部三分の一を切除します、夕方5;00過ぎになる予定です
「何かご質問は?」「あのぅ 輸血したときの血液製剤からのHIV感染や肝炎なんかが一番心配です」「出血した量によって輸血をするしないか決定します。日赤から純粋なのを取り寄せてます」
厚生省の文書に「もしかして輸血によってHIV、肝炎の感染の可能性もあり得ます。承知しといてください」にいやいやサインしました。


まだ、手術まで4日あります。
「吸入してきてください」
コードをコンセントに差しこみタイマーを10分にセットしてスイッチ・オン
生理食塩水が蒸気になり始めたところでマウスピースを加えて吸い込みます
しょっ辛い蒸気が喉に当たります。
あんまりキショクのええもんではないですね。
思いっきり吸えばいいのかと思って、思いっきり吸っていたら
「そんなに思いっきりしなくて良いですよ、普通に吸って普通に吐いてくださいね」
「ハイ・・・・」
午前10時、午後4時の二回
「これをするとどういったメリットがあるんでしょうか?」
「肺の中に蒸気を入れることで痰を出しやすくするためなんです」
肺関係では特に“痰には気をつけろ!!”みたいですね。
痰が出にくくなって気道に詰まると呼吸困難になるとか・・・・
「術後に痰を出しやすくするためなんですよ」
そうは言われてもしょっ辛い蒸気なモンですから、終わるとなぜか、喉がウ・ウ・ウン
ちょっと白湯でうがいをすると喉が落ち着きます
これは、手術後も1週間まで日に3回やりました。
術後2~3回痰が出ました。最初、血痰が出たときはホンマびっくりしました。
血痰はそれ1回きりで、それからは痰もあんまり出ませんでした


それと腹式呼吸の練習、これはカラオケにも通じることやしね、
普段やってますよ、腹式呼吸の訓練。
鼻で息を吸う、お腹を膨らます、口で息を吐く、お腹をへっこませる
「胸で息をしないで下さいよ」と、看護師さん。
お腹に手を当てて、お腹がうごいているか確かめる

手術日前日
昼食後「お風呂の前に剃毛を・・・右肺でしたね?背中半分から腋、そして乳房の辺りまで剃るのですが・・・そうですねぇ腋毛だけですねぇ」ジョリジョリジョリ・・・・
手術のお方は一番風呂です。しばらくは入れませんからどうぞ、ゆっくり入ってきてください。
ハ~~イ

「手術室の看護師のI島です。手術当日の時間的経過をご説明いたします。」
病室から出て手術室で手術をしてまた病室に戻ってくるまでの説明でした。
「何かご質問は?」たぶんこの間は麻酔が効いてて知らないうちに手術が終わるんでしょう「別に無いです、先生にお任せするばかりです。よろしくお願いします。」
9時の消灯前に「いよいよ手術は明日ですね、何か不安のようなものはありますか?」と病室担当の看護師さん。
「ハイ、不安が無いと言えばウソになりますでしょうか、すべてはA先生にお任せしますので・・・」「もし眠れなかったら良くないので、眠剤を置いていきますね遅くても12時までには飲んでくださいよ」
10時頃だったかな?CDを一枚聴いてもアタマが冴えてくるばかりなんで、念のため眠剤(リスミー錠2mg)を一粒服用

入院生活~手術前~
6時に病室の照明が点灯されます
窓を開けると爽やかな朝の空気が・・・
服を着替えて病室を出ます、病棟の廊下に出ると空気がヒンヤリとしています。
まず、人気の無い食堂に寄って身長を計ります。
「ジィ~~」とデータが、身長、体重、BMI,標準体重、肥満度
夜、消灯前に身長を測ります、あれ?不思議、身長がきっちり1㌢縮んでます。なんでやろ??
まぁ、それは置いといて
外来の受付は昼間とはうって変わってシ~~ン
玄関を出て病院の庭を一周します。玄関に戻ってくると歩数計は2050歩
今度は逆のコースを歩きます。適度なアップダウンがあり、ウォーキングには最適
途中足元には可愛い花々が・・・ちょっと摘んで病室の洗面の横に飾りましょう
丁度ヨーグルトの空き瓶があったわ・・・・
キバナコスモス、ヒメジョオン、コウチョウゲ、ヨメナ、コセンダングサ等々。
普段なら道端の雑草で終わってしまうのに病室に飾るとそれぞれのお花たちが可愛くこんなにも心を和ませてくれるとは・・・・

キバナコスモス


ヒメジョオン


コウチョウゲ


ヨメナ


コセンダングサ









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