【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

伊吹山 2016.7.30

2016-08-04 | 折々の花~伊吹山~
わんちゃんへ
伊吹山、いいですね~。
天下に聞こえた日本百名山のうちの一座ですぞ!
聞きかじりのうんちくを、おひとつ!?
伊吹山の山名の由来ですが、ここは冬の季節風の影響を受けやすい地形で、その吹き下ろす風の様子から「息吹く山」と言われ、伊吹山になったとされているとの事です。
伊吹山に自生する植物には「イブキ」の名の付く固有種が33種あるそうです。又ここは薬草の種類も多く130余りの薬草が有るらしいです。
「伊吹薬草の里文化センター」では薬草風呂に入浴できます。
私の伊吹山の登山では、真夏の登山は伊吹スキー場を経て3合目から登りますが、背の高い植物が全く無い為、炎天下の登山でそれも直登になり山頂に着く頃には、バテバテだったことを思い出しました。
帰りは帰りで700m位の下りで膝が笑います。
一面真っ白で膝上までの雪中登山の方が楽しかったと思います。
澄み切った空気だと「御嶽山」が見えるのですが・・・・今はどうでしょう?
好天と沢山の花に出会えることを祈っています。
どばっちゃんより、こんなエールをいただきました。

わんちゃん的には伊吹山へは何回か行ったことあるけど、いつもリーダーの後ろについていくのがやっと状態だったんで「伊吹山に行ってみいひん?」っと言い出しっぺのわんちゃんにとって、当日の天気はもちろん電車の乗り換えとかちょっと不安・・・
そんなハナシしてたら、グラウンドゴルフ繋がりのKさんが「私も連れてって」
初対面同士の方が二人参加(気さくな方同士すぐさまお友達に) 5人になったので「青春18きっぷ」があるじゃない?
近鉄狛田駅乗車組と近鉄新祝園駅乗車組との合流は近鉄大久保駅で・・・
JR京都駅からJR関ヶ原までは「青春18きっぷ」を5人で使います。
JR関ヶ原⇒伊吹山駐車場のバスも初めて乗ります、いつもはドライブウエイを車に便乗させてもらってるから・・・
このバスが1時間に一本の運行、5人でワイワイ行動は何もかもオーライって感じでススッと
「関西の人が尾瀬にあこがれるのと同じくらい関東では伊吹山にあこがれます、今回初めて来ました」っとバスに乗り合わせた方がおっしゃってました。ご夫婦二組で来られたって。バスの中からでも過ぎていくお花たちの名前を次々と当ててはりました。なんでもお花の写真を撮るのが趣味とか。
バスから降りると、さすがにヒヤッとした心地よい空気、帰りのバスの時刻表のチェックも忘れずに・・・
山頂までには西回りコース、東回りコース、中央コースっとあります。メンバー全員が「前に来たときは、西回りコースから登ったような記憶が・・・」
「じゃぁ、まず西回りコースから行きましょう」 こちら
さて、いっぱいお花たちに出会ってカメラを向けるのだけど名前が分からない、途中、伊吹山植物ガイドシリーズ(冊子)の「春・初夏・夏・秋編」を熱心に販売の方がおられてメンバーの一人が買い求め大いにお役立ち、普段出会ったことのないお花たちにはパラパラ~っとめくって「コレコレコレ」っと言う具合に・・・それでも、名前のワカラナイお花があるんですが植物観察会繋がりのTさんからいただいた伊吹山植物ガイド【山頂お花畑】なる冊子をパラパラ~っとめくって、「これかな?いや?これかも?」と、言うカンジで・・・
途中、シカやイノシシを避ける柵がありました、貴重な山野草がシカやイノシシに荒らされて同じ地域から移植して復帰するのに7~8年かかったそうです。

立ち入り禁止


西回りコースで出会ったお花たち
メタカラコウ               ヤマホタルブクロ
 


ミツモトソウ(水元草・水源草)               
 
ダイコンソウに似るが小葉が3枚ある
名前の由来:水元(みずもと)または水源(みなもと)がなまった
薬:中国では「狼牙(ろうげ)」と呼ぶ生薬

ヒヨクソウ
 

シュロソウ                  コバギボウシ
  

ツリガネニンジン(釣鐘人参)
 
名前の由来:花を釣鐘に、根を朝鮮人参にたとえた
食:若菜=山菜名トトキ⇔おひたし 和え物 根=きんぴら
薬:根=せき、たん

ヤマアジサイ


シモツケソウ               シシウド
 
                     
クサフジ                 アカソ
  

クガイソウ


キリンソウ&オトギリソウ


キリンソウ オトギリソウ
 
 
キバナノレンリソウ           カワラマツバ
 

キオン
  

カワラナデシコ             イブキトラノオ
 

ヒメフウロ               キヌタソウ
 

サラシナショウマ(晒菜升麻)

盆過ぎに白いブラシのように見える花をつけて群生する
名前の由来:若菜をゆで、流水に1~2日さらして食べることから。
食:(若芽)和え物、酢の物、天ぷら
薬:(根)解熱、解毒、口内炎、扁桃腺炎

たぶんミヤマコアザミ


イワアカバナ
 

西回りコース お見事! (お花畑)


アキアカネ・メスかな?


この時期は雌雄の色はそんなに変わらず、副性器の有無で判断するのですが、アキアカネの副性器は小さく、この写真では分かりません。そよかぜさん:談
   
山頂でお弁当、



日本武尊の像がこんなところに?

山頂でイブキジャコウソウ


駐車場までの下山道はどうしよう?
東回りコースを選びました。結構ゴロゴロ道で注意深く下りないと捻挫でもしたらタイヘン。

遠くの方で少し動いてる鹿を見ました。




トリカブトも見ました。
イブキトリカブト(伊吹鳥兜)

花全体をおおっている青紫色のものはがくで本当の花びらは中にある
(近畿地方の日本海側山地に分布する)
名前の由来:伊吹山で発見され、花の形が舞楽の伶人の冠(鳥兜)に似てるところから
薬:鎮痛、強壮、老化防止、花粉症
毒:全草有毒特に塊根(中枢神経に作用し心臓麻痺で死に至る)
東回りコースで出会ったお花たち

ヒヨクソウ               


ノミノフスマ               ウバユリ              
 

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)

丸い大きな葉で花は直径8cmほどになる
名前の由来:丸い大きな葉で標高の高い山(岳)に生えるフキの意味
食:(若芽)アクぬきしてサラダなどに

シオガマギク(塩窯竃菊)              
 
葉緑素をもち光合成を行うが、半寄生植物で他からも栄養を吸収する。
名前の由来:浜の風景に趣をそえる塩釜にたとえ「葉まで(浜で)美しい」とかけた。

後で分かったのですが
伊吹山は駐車場からだと山頂には西回りコース(整備が行き届き、道幅も広く緩やかな山道で安全に登れる)、中央コース(急勾配でほとんど階段)、東回りコース(石灰岩特有の地形でほとんど整備がされていなく、荒天のときは、危険な箇所が多い)っと登山コースがあります、どのコースも個性的なお花が咲いてるんですけどね・・・
駐車場でバス待ち時間にちょっと散策をと思ったのですが、もう順番に並んでるらしい列がはじまってるんで慌てて後ろに並びました、予定より一本早いバスに乗れて一安心。
関ヶ原に着いてバスから降りると「ヌワ~~」っとした空気がまとわりついて「下界に下りてきた・・・」ってカンジ。

そよかぜさんへ
伊吹山編、やっとアップできたんですが、お花たちの名前で間違ってるのがあれば教えていただければ有り難いです。

Re.そよかぜ
たぶん全部合っていると思いますが、メタカラコウやキバナノレンリソウなど、葉の様子が分からないものがあります。葉や全体の様子もしっかり撮っておくようにしましょう。


コメント

伊吹山~初秋編②~シデシャジン・アキカラマツ・ミツバフウロ・アゲハモドキ・アオバハゴロモ 2011.9.06

2011-09-21 | 折々の花~伊吹山~
さて、伊吹山上野登山口から歩いて登ることになりました
詳細はこちら

シデシャジン(四手沙参)キキョウ科

一合目を過ぎたころ

シデシャジンの花びらは
「細長く」「ひらひら折れ曲がっている印象」「自然なカール」が特徴
シデとは?
神主さんがお祓いに使う「ハタキ」に似た棒の先端に付いているのを「四手(紙垂):段になった白く長い紙」といいます
シャジン(沙参)とはツリガネニンジンの生薬名です。

アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)キンポウゲ科

一合目から二合目への林道脇で

名前は、花がカラマツの葉のつき方に似ているカラマツソウ(花の時期は6~8月)という多年草があるのですが、このカラマツソウに似ているところから・・・

ちなみに
カラマツソウ(落葉松草、唐松草) キンポウゲ科

2011.9.18 京都府立植物園

 
アキカラマツは生薬名:高遠草
太平洋戦争の頃、センブリなどの、苦味健胃薬が不足していた。
当時の厚生省は国内に埋もれている薬資源の調査に乗り出した
このアキカラマツはキンポウゲ科で毒草扱いされていたが、
長野県高遠の城下町では何百年もの間、全草を乾燥させたモノを「高遠草」と呼んで腹痛の薬としていた。
ので、厚生省は苦味健胃薬として使用できると発表した、
メデタシ、メデタシ


ミツバフウロ (三葉風露)フウロソウ科

三合目の草場で。
3深裂した葉を「ミツバ」に例える。

えっ!?ちょっと見てみて
このお花に小さな虫たちが・・・

右上はシロモンノメイガ
左下のはキスジホソマダラ
この花の直径は僅か1~1.5㎝なんですよ。


シロモンノメイガ  チョウ目 メイガ科 
大きさ (開張)18-21mm
黒色の翅に白紋が散りばめられた印象的なデザインのメイガ。
おもに山地で見られ、花で吸蜜する・・・と、載ってます
その通り!
伊吹山でちょうどミツバフウロのお花で吸蜜中でした。

キスジホソマダラ  チョウ目 マダラ科
大きさ (開張)約25mm
茶褐色に黄色い筋模様のある綺麗なガ。
昼行性で花に集まる。
触角が櫛歯状なんでこのキスジホソマダラは♂


アゲハモドキ(擬鳳蝶蛾、揚羽擬蛾)アゲハモドキガ科

翅を開くと50-70mm

チョウチョウにソックリ、 行動にしても、昼間に花の蜜を吸っています。
でも、このアゲハモドキ、チョウではなくて「ガ」と教えていただきました。
そこで、「なんでやねん!蛾やなんて!」
調べてみました。
蝶々と蛾の決定的な違いは?
このアゲハモドキ(蛾)は触角がくし状になっています。



チョウの触角は、先が太くなったこん棒状、が普通・・・と。

例えばこんなふうに
キタテハ

2010.10.13 南京都病院にて

三合目から下る時
アオバハゴロモ(青羽羽衣)アオバハゴロモ科



全長(翅端までの長さ)10mm前後

【おまけ】

2011.9.06伊吹山上野登山口~三合目PhotoStory1


アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)タデ科
イタチササゲ(鼬大角豆)マメ科
イブキアザミ(伊吹薊)キク科
イブキボウフウ(伊吹防風)セリ科
キンミズヒキ(金水引) バラ科
クルマバナ(車花) シソ科
ゲンノショウコ(現の証拠)フウロソウ科
サルトリイバラ(猿取茨)の実
タムラソウ ( 田村草 )キク科
チヂミザサ (縮笹)イネ科
ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科
ナンテンハギ(南天萩).マメ科
ニセイブキゼリ(偽伊吹芹) セリ科
マツカゼソウ(松風草) ミカン科
マルバハギ(丸葉萩) マメ科
ヤマハッカ(山薄荷)シソ科
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科

わんちゃんが伊吹山で出合った000フウロたち

ハクサンフウロ:2010.7.31


イブキフウロ:2010.7.31


グンナイフウロ:2011.6.12

それと、今回ミツバフウロ
まだ出合ってはいませんがエゾフウロ、ヒメフウロと6種も伊吹山では可愛い000フウロに会うことができます。

「眠れる蝶」   北村透谷

けさ立ちそめし秋風に、
「自然」のいろはかはりけり。
高梢(たかえ)に蝉の声細く、
茂草(しげみ)に虫の歌悲し。
林には、
鵯(ひよ)のこゑさへうらがれて、
野面には、
千草の花もうれひあり。
あはれ、あはれ、蝶一羽、
破れし花に眠れるよ。

早やも来ぬ、早やも来ぬ秋、
万物(ものみな)秋となりにけり。
蟻はおどろきて穴索(もと)め、
蛇はうなづきて洞(ほら)に入る。
田つくりは、
あしたの星に稲を刈り、
山樵(やまがつ)は
月に嘯きて冬に備ふ。
蝶よ、いましのみ、蝶よ、
破れし花に眠るはいかに。

破れし花も宿仮(か)れば、
運命(かみ)のそなへし床(とこ)なるを。
春のはじめに迷ひ出で、
秋の今日まで酔ひ酔ひて、
あしたには、
千よろづの花の露に厭き、
ゆうべには、
夢なき夢の数を経ぬ。
只だ此まゝに「寂」として
花もろともに滅(き)えばやな。

↑ 道草さんよりお寄せいただきました、
道草さん、いつもアリガトウです。
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伊吹山~初秋編①~ 2011.9.06

2011-09-18 | 折々の花~伊吹山~

9月の初旬に伊吹山に行ってまいりました
山頂駐車場まで車で行く予定が、ドライブウエイの入口まで行くと、通行止めの看板が・・・
しかたなく上野登山口(標高220m)まで回り、歩いて登ることに。
今までなら、山頂駐車場まで車で行く・・・のが当たり前の伊吹山花観察でした。
大丈夫かなぁ・・・

険しい登山道を避けて登山口から林道の方へ回りユックリと登りはじめました



けど、1合目を過ぎたころから息は荒くなり、足の筋肉は力が出なくなり、耳鳴りがし、シンドイ状態が続きます

お花や虫たちの写真を撮りながら、ますますユックリ・・・
時々、来た道振り返りながら・・・



二合目を過ぎたところで、二人連れのご婦人たちと出会いました
「お一人で登られるんですか?私たちね、3合目までで引っ返してきたんですよ、景色も琵琶湖までスッキリ見えてキレイかったですよ、ドライブウエイが開通したらまたその時に山頂のお花畑に行こうねって、話してたんですよ」

そういうこともアリなんだ、取りあえず3合目まではガンバ!!

伊吹山は標高1377m
後で考えれば3合目でほぼ半分登ってることになるんですよね。


けど、シンドかった。

噂によると、伊吹山3合目辺りは、ちょっとした草原になっていて、お花たちもそれはそれはたくさん咲いているとか?
けど、わんちゃんが訪れた時はちょうど夏の花と秋の花のバトンタッチのときだったのかな?

9月の初旬で陽射しはきつかったけどお弁当してる時なんかは心地よい風に気分爽快




さてと、3合目あたりの草地の探検に(と、言うほど大層ではないですけど・・・)
バッタやトンボを追っかけたり、お花たちの写真を撮ったりノンビリと過ごしました。

「奥さん、さっきお見かけしましたねぇ」
「はぁ?あ、はい、頂上まで登って来はったんですね?」
「そうでんねん、ええカメラぶら下げて何してはりますねん?」
「てっぺんまでよう登りませんねん、ここでお花や虫の写真撮ってるんですよ」
「そうでっか、ええ趣味でんなぁ」
「伊吹山は何回も登ってはるんですか?」
「近いですよって、今日でこの夏6回目ですわ」
「わぁ!スゴイですねぇ」

考えたら、てっぺんまで登らはった何組かの人たちと結構おしゃべりしましたわんちゃんです、たいがいは下りしなの方たちと・・・

女性一人の方、黙々と歩いてはりました、でも「コンニチワ~」って。
若いグループの人たち(元気溌剌下りは走ったりしてましたよ)
熟年のグループもね、皆さん、お元気です。
山へ来ると不思議ですね、すれ違った人たちと必ず「コンニチワ~」です。
キモチ良いですね。


あそこが伊吹山の頂上

「伊吹山流るる雲と吾の息のまじり合いたる頂上付近」横尾湖衣
  ↑ 道草さんありがとうです。

同じ道を引っ返して下山、




下りは楽でした、途中で5時のサイレンがどっかから聞こえてきました。



【おまけ】
そよかぜさんのblog
「そよかぜ日記」
のコメント欄で
「3合目あたりのキセワタには出合われましたか?」
「3合目は草刈りがされたりで、目にとまったキセワタは、たった1株だけでした。」
「数年前もたった一株咲いていました。でも一株があるとないとでは大きな違いですね~。」

はてな?キセワタって?どんなお花なんやろ?
って気になり、ちょこっと調べてみました。
環境省レッドデータカテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類
滋賀県レッドデータカテゴリー:絶滅危機増大 
に、指定されるほど希少な植物。
伊吹山3合目辺りでは9月中旬頃までは花姿を見る事が出来ます。

2時間余りも3合目あたりでウロウロしてたのに、キセワタのお花には気が付いてないわんちゃんでした、トホホホです。

キセワタのお花の写真はこちら

ホームページ「ぶらぶら花散歩」はこちら
写真のリンクをお願いしたところ、
「伊吹山でもキセワタは少なく今年は色々な花の時期が遅れていますのでこれからでしょう。大きな植物で登山道沿いにありますのでまず見落としは無いと思います。」
ますます“ガックリ”で“シュン”のわんちゃんです。

このキセワタの名前の由来は・・・
陰暦の9月9日を「重陽の節」と呼び、
その前日の8日、菊の花に綿をかぶせておき、朝露と菊の香りに包まれた綿で体を拭き清める「被棉の儀式」がありました。
キセワタは、菊に綿を乗せた姿に似ている事から付けられた名前です。 

次回は伊吹山上野登山口から3合目辺りまでで出合って撮ったお花や虫たちを紹介します。
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伊吹山PART①:コバノミミナグサ、イブキノエンドウ、クサタチバナ、グンナイフウロ 2011.6.12

2011-07-06 | 折々の花~伊吹山~
滋賀県と岐阜県の県境にそびえる伊吹山(標高1377m)。
その山容は美しく、「日本の百名山」のひとつに数えられています。
「山野草・高山植物の宝庫」として知られ1300種にも及ぶ多数の植物たちが息づいています。
薬草の種類も多く、民間薬草として伝えられたもの280種、局方生薬(医薬品として認定されているもの)は19種あるとされてます。
「伊吹艾(いぶきもぐさ)」の原料となるオオヨモギも、全山に見られます。
特に5合目以上に樹木が少ない事と、降雨・霧が多いことがたくさんの草花(草本植物)の命を育む理由となっています。
(伊吹山:花のガイドブックより)

6月の中旬に伊吹山に行ってまいりました
伊吹山ドライブウエイを利用して山頂駐車場(終点)に到達すれば、そこからは徒歩で山頂を目指します。
定番として西遊歩道から登り東遊歩道から駐車場に下ってきます
初夏の伊吹山は
真夏のお花畑
のように色とりどりというワケにはいきません、でしたが伊吹山でしか・・・的なお花に、いっぱい出合うことができました。


コバノミミナグサ(小葉の耳菜草)ナデシコ科


伊吹山の特産種で絶滅危惧種と載ってます。
ミミナグサ類の多くは花びらの先が2裂するため、5枚の花びらが10枚あるように見えてしまいます。
「ネズミ類の小さな耳」を思わせる葉の形
「雄しべの花糸に生える毛」がポイント
と図鑑に載ってますが、この写真ではそのどちらも???トホホです。


イブキノエンドウ(伊吹野豌豆)マメ科


「織田信長がポルトガル人に命じてつくらせた薬草園」を証する植物とされてます、けど、このイブキノエンドウは薬草にされてないです。
ウチの近所ででもよく見かけるカラスノエンドウにちょっと似ているかな?
「日本では北海道と伊吹山だけしかみられませんよ」って教えていただきました。


クサタチバナ(草橘)ガガイモ科




写真を見ててタチバナ繋がりでミカンの花に似てるかも?
でも、ミカンはミカン科
クサタチバナはガガイモ科
ちょっとした風でさえフワフワと揺れていました。


グンナイフウロ(郡内風露)フウロソウ科




「郡内」とは山梨県東部(桂川流域)を指し、その地域で発見されたのが名の由来とされてます。
中部地方以北で見られるお花、伊吹山が分布域の南限です。
この日、伊吹山山頂の行くとこ行くとこで出合いました。
伊吹山で出合えるフウロソウ科フウロソウ属の
ヒメフウロ、ハクサンフウロ、エゾフウロ、ゲンノショウコ、ミツバフウロ、イブキフウロなどと比べてもグンナイフウロは一番大きい花を咲かせるって聞きましたよ。


ミヤマイボタ(深山水蝋)モクセイ科・別名:イボ取りの木


寄生したイボタロウカイガラ虫が作るロウを採取(イボタ蝋と呼ぶ)
「肌のイボ取り」や「家具のツヤ出し」に用います。
良く似たのにイボタノキがあります。
イボタノキの葉先は丸くミヤマイボタの葉先は尖がっている・・・と、図鑑には載っているのですけど・・・・・

ウリノキ(瓜の木)ウリノキ科




伊吹山登山道1合目の手前辺りで出合いました。
大きな葉っぱが重なるようになってて下からのぞくとお花が見えました
この大きな葉っぱが瓜の葉っぱに似てるということでウリノキ・・・
「果実は8~9月に藍色に美しく熟しますよ」と教えていただきました。
写真を見せていただいたのですが、やっぱりね「藍色に美しく」の美しい実を見てみたいモンです。

「3合目にも花が多いようですね」って話題になったことがありました、けど
この日は伊吹山登山道の1合目あたりで引き返しました

伊吹山PART② に続く





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伊吹山夏編③~番外編:醒ヶ井の梅花藻~ 2010.7.31

2010-08-21 | 折々の花~伊吹山~
バイカモ(梅花藻)キンポウゲ科

伊吹山を下りて醒ヶ井(さめがい)のバイカモに会いに・・・

バイカモはきれいな水のところでないと育たないと言われています
それも、水温が年間14℃前後の清流でしか・・・



可愛くちっちゃなお花は白梅の花に似た五弁の小花(直径1~2㌢)
キンポウゲ科の水生多年草(水中花)
キンポウゲ科の中で水中に生育するのは梅花藻だけ
花の形が梅の花に似た藻であることから『梅花藻(ばいかも)』




葉っぱは水面から見ると、とても細く見えました


ここのバイカモが育っている川は地蔵川、その地蔵川は湧水を源流とする清流、
琵琶湖を中心とした近江盆地の東側に、今も豊かな自然を残す伊吹山地と鈴鹿山地が連なり、緑豊かな山々は水を生み出すみなもと。
降り注いだ雨が地中深くに染み込み、やがて地下水となって、長い時間かけて山の麓に湧き出します。
と、教えていただきました、ナルホドです。

そう言えば、美味しいお米と評判の【江州米】の産地なんですよね、ここら一帯は近江盆地。

ちなみにこんこんと湧いている水を備え付けのコップでいただきました。
まったりとした、冷たいお水で、とても美味しかったです。
この日はいたるところでスイカや清涼飲料水(ラムネ等)が浸けられ、涼しそうでした。
この辺り一帯は中山道61番の宿場でも知られるところだそうです
(知りませんでしたのわんちゃん)

ふと、思ったんですが、
バイカモが水中花というのなら子孫を残すためには、花粉はどんなふうにして運ばれるン?
と、思った瞬間よくよく見れば水面に顔を出しているものもたくさんいました、
あぁ これなら虫たちの助けも借りられるわ・・・



水の中でゆらゆら揺れてるお花たちは?どうなるん?
と、最初の疑問に逆戻りのわんちゃん・・・・・ です。


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伊吹山~夏編②虫たち:アサギマダラ・アカタテハ他~ 2010.7.31

2010-08-18 | 折々の花~伊吹山~
伊吹山のてっぺんのお花畑にはお花に訪れている蝶々たちもほどほどに飛び交ってました。
動き回るので蝶々撮りは苦手なんですが、水を飲んでるときとか吸蜜中だったりすると比較的じっくりと撮れるそうなんです。


メタカラコウを訪問中のアサギマダラ(メス)に出合いました。

ちょっと胸ドキドキ・・・
緊張の一瞬です。


山頂から下りしなに、ヨツバヒヨドリにもアサギマダラ(オス)が訪れていました、
こっちからは遠かったのですが頑張ってパシャ・・・


【追記】
アサギマダラについて、そよかぜさんから
「アサギマダラはちょうど雌雄が揃ってますね、メタカラコウの方がメスでヨツバヒヨドリの方がオスです。」っと教えていただきました。

(オスは)翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑がある。
これは性票で、雌にはない。これで雌雄の同定が可能である。
(Wikipedia アサギマダラ )より←反転文字をクリックしていただくと、リンク先を参照していただけます。

オスは吸蜜植物からピロリヂディンアルカロイドを摂取しないと成熟できず,ヒヨドリバナ属などの花に強く誘引される.
(アサギマダラを調べる会 )より←クリックしていただくと・・・
 
「へぇ~~そうだったんですかぁ、記事を追加させていただきました、アリガトウです。」

このアカタテハは塩分を補給中だそうです、
ほら!デイバッグに染み込んでる汗のですね、塩っ気をですね、一生懸命ですね・・・・・


ほらね、口吻を突き出して、しっかり足を踏ん張ってね頑張ってるでしょ。


細い山道で立ち止まって写真を撮るにはちょっとした勇気が要ります。
ツアーの一団に出会うと、なんだか申し訳なく思いますね、それで、一団が通り過ぎるのをしばしの間、待ちます。
「何、撮ってはんのん?」
「ほらあそこに、アサギマダラが・・・」
「あぁ~蝶々?きれいやね、珍しい蝶なんですか?」
「はぁ、まぁ~~私にとっては珍しい蝶なんですけど・・・」
そらそうです、秋になると、この小さな蝶々がですよ、伊吹山(1377m)から遥か遠い南方の島々まで2000㌔もの“渡り”をするんですモンね


アサギマダラに出合ってほどなくのところで、サカハチチョウに出合いました


これはオオウラギンスジヒョウモンという名前の蝶々です


名前の由来は翅の裏側に銀色の筋があるように見える大型の豹(ひょう)紋のある蝶、という意味だそうです。

クガイソウのお花に来ていました

これはテングチョウです。


【おまけ】
見るとはなしに見ると葉っぱの陰やお花の茎にも虫たちが・・・

花粉まみれのトラマルハナバチ
花粉収集をしているのはミヤマコアザミ?かな?

体長:10~20ミリ

ルリボシカミキリ(瑠璃星天牛、瑠璃星髪切)

体長:2.5~3.2センチ

トゲカメムシ(棘亀虫)

体長:約10ミリ

セアカツノカメムシ(背赤角亀虫)

体長:14~18ミリ

セマダラコガネ (背斑黄金)

体長:約1センチ
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伊吹山~夏編①お花たち~ 2010.7.31

2010-08-15 | 折々の花~伊吹山~
何年前だったかなぁ?
7月の下旬ごろに伊吹山に行ったことがありました。
伊吹山のてっぺんはお花畑でした。

友達は「山の花」の本を片手に足元に咲いてるお花たちとを照合する作業に一生懸命熱心でした。
そんなお花たちを写真に撮るとかの興味の無かった私は、
琵琶湖が見えたぁ・・・とか、
強風にキャーキャー・・・・・
思えばもったいないことをしました。
車から名神高速沿いに合歓の花がきれいかった・・・とかも憶えてるんですけど・・・

去年の夏のこと六甲高山植物園で群生してるイブキトラノオの写真を見せてもらったとき
「イブキトラノオって伊吹山に行けばいっぱい咲いてるのんに会えるんですよね?」
「特に日本武尊像の近くに多かったはずですよ。」
「えっ!えぇ~日本武尊像?ですか?気ぃついてないですわ・・・」
そんなわんちゃんですが伊吹山で咲いてるイブキトラノオにいっぺん会いに行きたいなぁ・・・と思ったモンでした。
チャンスが巡ってきました、伊吹山に行ってまいりました。

天空のお花畑



(クリックしてみやしゃんせ~~)

シシウド(白) メタカラコウ(黄) シモツケソウ(ピンク) コオニユリ 
クガイソウ(薄紫)  シュロソウ(えんじ)  キンバイソウ(黄)
イブキトラノオがチラッ!  キバナカワラマツバ、 アカソも。

伊吹山はてっぺん近くに駐車場があります。
麓からはドライブウエイで一気にその駐車場まで・・・と、
3合目あたりにも駐車場があって、そこからテクテク登山も・・・
てっぺんに立って見下ろすと登山道がクネクネと見えるんです、木陰が期待できない。
「夏の伊吹はキツイから・・・」と言う、友人の言葉。
伊吹山の成り立ちを知るとナルホドです。

イブキ000という「イブキ」の名を冠する植物も自生するという伊吹山のお花たち・・・・・

2010.7.31伊吹山~夏~PhotoStory1.wmv


アカソ (赤麻) イラクサ科
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) シソ科  
イブキフウロ(伊吹風露) フウウロソウ科  
イワアカバナ(岩赤葉菜)アカバナ科
ウツボグサ(靫草) シソ科  
ウバユリ(姥百合) ユリ科 
オオバギボウシ(大葉擬宝珠) ユリ科  
カワラナデシコ(河原撫子)ナデシコ科  
キヌタソウ(砧草) アカネ科
キバナカワラマツバ(黄花河原松葉) アカネ科  
キリンソウ(黄輪草)ベンケイソウ科
キンバイソウ. (金梅草) キンポウゲ科  
クガイソウ(九蓋草,九階草) ゴマノハグサ科
クサフジ(草藤) マメ科   
シュロソウ.(棕櫚草) ユリ科 
ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科  
ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科 
ヒヨクソウ.( 比翼草)ゴマノハグサ科   
ヤマアジサイ(山紫陽花) ユキノシタ科  
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯) キク科   
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科


【おまけ】
イブキトラノオ(伊吹虎の尾) タデ科






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