54歳からの欧州一人旅と日々をつれづれに

思いつくまま時、場所を選ばず綴ります。

上坂冬子さんを偲んで

2009-05-01 17:05:52 | ブログ開始07.1~2010.12
 まだまだ威勢よく一刀両断、持論を語っていただきたかった
私は 「ときめき老後塾」…ひとり暮らしの骨董ざんまい…を読んでファンになった
それまではいろいろな対談や新聞で触れても身近に感じなかった この本は蒐集した骨董が
きれいにおもしろく載っていて何度も読み返した 産経新聞のコラム「老いの一喝」にも共感し
後味よく読んでいた 亡くなられてからのコラムに ”タバコは自己責任で吸えばいい”というような文
 最後まで「しっかりとしていたお姿」が想像できホッとした 30年来の親友という曽野綾子さんとの
今年2月の対談集に「背中のなかの方までズキズキとうずくので… 夜の明けるのを待ってすがるように
あなたに電話をしてました…」と それから間もなくの対談で運命を悟るかのように「どっちがどっちを
見送るか知らないけどそれもまたこの世の楽しみの一つに思えてきたわ」と締めくくられていた と
最期の病床では「みかんの花咲く丘」や軍歌を口ずさんでおられたという 3月27日(4月14日ご逝去)に
Will編集長の花田氏がお見舞いに行った時「諸君!」廃刊のことなど最近の出版界の話などして
元気そうだったという ”わが道を行き、人生を1人で完結させた感じ” と佐藤愛子さんは書いている
 私は「ときめき老後術」に書かれている”最後の晩餐”の上坂さんの望みがどうなったか気になって
いるが、ご立派でしたね ありがとうございました!と心からご冥福をお祈りしています 3週間借りた本で
上坂さんのご家族とのかかわりや寂しさ…色々自分に置き換え納得し楽になった気がする 青木玉さん(幸田文の娘)との対談「ひとりの生き方 ふたりの生き方」上坂共著はどちらのご家庭のこともありのままで引き込まれて読んだ [ときめき老後塾] 2007.12.28第一刷 骨董のメモ入り この2冊購入予定

  
上坂さんの著書を読みながらどんな音楽を聴こうか考えた
バッハ、ベートーヴェンではなさそうで選んだ2曲が「ファゴット協奏曲」(トランペット版)フンメル、モーツアルト、ウエーバー、サンサーンスの4曲入りと 「弦楽六重奏曲」チャイコフスキー、ドボルザーク2曲入り図書館で借りた ”ぴったりだったなー”と 上坂先生もお気に召すような気がして繰り返し聴いている
  

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