54歳からの欧州一人旅と日々をつれづれに

思いつくまま時、場所を選ばず綴ります。

5/22 三鷹の太宰治の足跡

2010-05-22 21:51:05 | ブログ開始07.1~2010.12

「平成22年度前期 武蔵野市寄附講座」の武蔵野大学講座を2月に申し込んだ
4倍の抽選に当たり、月曜10:40~12:10の授業が既に5回終わった
①「国木田独歩と武蔵野」 ②「太宰治と武蔵野」 ③「金子光晴と武蔵野」
④「三木露風と武蔵野」 ⑤「山本有三と武蔵野」 (全16回)
毎回先生も変わり、親しみ易いお話しとプリントで充実した内容
今日は実地踏査「太宰治の武蔵野を歩く」というもの ⑥,⑦
太宰はS14年9月に三鷹に移住、S20年空襲で甲府に疎開したり津軽に
行った時期があったが S20年11月には三鷹の戻り、入水するまで住んだ

今日のコース 12:30~14:30 
三鷹駅北口「独歩の詩碑」→「陸橋」→「太宰横丁」「喜久屋」「千草」跡→
「田辺肉店離れ」跡→「若松屋」跡→三鷹薬局→「ミタカ美粧院」→「野川家」跡
→「乞食学生」→玉鹿石→山本有三邸→「旧居」跡→井心亭(百日紅)→禅林寺
2時間で説明を聞きながらこれだけ見れる範囲に、太宰は生活していた
駅周辺には上の説明文がそれぞれの場所に提示されている
S23年6月13日深夜、山崎富栄と入水する道を歩くという先生の心配りも
今日の締めくくりは明後日の授業⑧「太宰治と武蔵野」であるとのこと
以後⑯まで「松本清張と武蔵野」、大岡昇平の「武蔵野夫人」を読む、など楽しみ 


三鷹駅横にこの碑がある わが家の近くにも「独歩の碑」と「独歩橋」があるが…
独歩が実際に、ここに立ち出来た作「山林に自由存す」武者小路実篤の筆

入水地近くに置かれた玉鹿石の前で説明を聞く その玉川上水前を外人が
当時から豪邸だった山本有三邸外観見てその近くに住んだ太宰旧居辺りへ
太宰の家の庭にあった百日紅が移植され井心亭に健在だった

禅林寺、森鴎外の碑は中村不折筆 遺言通り「森 林太郎」とある 鴎外を中心に
一族の墓が並ぶ その前に太宰の墓があるのは妻美知子が「花吹雪」に
鴎外の墓が出てくることから、夫の気持ちをくんでここに建てたという
筆跡は井伏鱒二などといわれたが、帰りに自筆と確認

思いのほか早く終わったので来た道を戻った 
駅近くに最近出来た「太宰治文学サロン」に寄った この「太宰治全集最新版」の
巻末に、墓碑の字は自筆署名を拡大したものと書いてあることを聞いた
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