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肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

クリニック部門の間取りとその役割について 肝臓クリニック札幌 2017年5月1日 開院予定

2017年02月14日 | 水色の木もれ陽 肝臓クリニック札幌
 
 
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現在、工事が進行しています。床面が綺麗になって天井内の配線や配管、床あげなどの作業が行われています。
研修ーセンター部分とクリニック部分に廊下を挟んで別れています。3階でエレベーターを降りて廊下を通っていくと右側に研修センター、左側に肝臓クリニック札幌と並んでいます。

写真は、クリニック部門の間取りです。ほぼ完成ですがまだ若干調整が入ります。以下話している内容も開業時には変わっていることもあるので、何が変わっていったかなんてマニアックな比較も楽しいかも。

玄関を入って左に待合受付が広がって、情報提供モニターが受付の左上につく予定。天井には木の広がりをイメージした色を配色して行く感じになるかな。この辺は実際にどうなっていくか、デザインが検討中です。
 第1回目に来る方は、問診をとることになるので、この間の経過など、再度確認をすることになります。毎回受診の度に聞かれてるからもうわかってるでしょーって思う気持ちもわかりますが、確認して行くことで、新しくわかったりすることがあるのでここは是非ご協力をお願いします。特に先生に言っているからと言っていただくことがあるのですが、覚え切れていないことも多々あるので、何卒お許し下さい。また、同意書もいろんな項目があるので、ややこしいとは思いますが、元気で長生きを実現するためにどんなことが必要となるか自分でしたいことしたくないことも私たちに教えて頂くことにもなるので、是非ご協力下さい。

最初の受診の際は、肝臓の患者さんは、ほぼ必須で採血検査を行います。血液のデータが何よりも基準となる分野なので、処置室点滴室コーナーは最初に覚える事になるでしょう。こちらでは、身長、体重、視力検査などもできます。自動血圧計もこちらに置くことになるかな。そして、肝臓や全身チェックのために必要な検査を受ける部屋がならんでいます。
 
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手前から、ドアにつく予定の番号で紹介していきます。
4.一般撮影室(胸部写真や骨粗鬆症の検査を行います)
5.CT室(16列のCTが入ります、被爆の低減も行いつつ肝臓を充分分析できる能力を備えています,肝臓以外ももちろん見ます)
6.エコー室(肝臓にとって重要な検査である超音波の検査です、最新タイプを今回揃えることができました。エコーで肝臓の硬さも調べていくことができます。肝臓以外にも要望が多かった動脈硬化の状態をチェックするのもエコーでできるようになります、以前は肝臓の検査で枠が足りなくてできなかったのができるようになる予定です)
7.心電図(CAVIで動脈の硬さやつまり具合のチェックも)
○.臨床検査室(血液データの分析器があります)
8.内視鏡室(胃カメラをする部屋ですね、鼻からできる人は鼻からも可能、寝ながらを希望する方にも対応ができるようにしていく予定です、大腸カメラは最初は連携先にお願いします)

そして、診察室(番号2と3)での診察は、日頃聞けないようなことももちろん聞いてかまいません。混んでるからと遠慮される方もいますが、思いついたときは聞いた方がいいときだと思って聞いてみましょう。メモしておいてもいいですしね。もしこんなこと聞いたら怒られるかなって心配なときは看護師さんに相談してもいいです(基本何でも聞いてかまいません、あ、アニメとかプラモデルとかの話しは私が長くなるので要注意です)

肝臓の患者さんは、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)、睡眠時無呼吸症候群も抱えていることも多いため(骨や血管も重要項目になってきています)、全身をチェックする必要が出てきます。肝臓専門のクリニックとして肝臓をきっかけに、より元気で長生きを笑顔と感動を実感できる人生を一緒に歩いて行けたら、そしてかけがえのない医療機関としてみなさんと生きていきたい。そんな思いで準備をしています。今後ともよろしくお願いいたします。

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