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タンパク質はどのくらいで入れ替わっているか

2019年01月09日 | 食事療法 ダイエット
 
 写真は卵6個で作った、親子丼の具、これで私だとおなかいっぱいになります。

タンパク質ってどのくらいで入れ替わっているか、ふと気になったので調べてみたら。
日本食肉消費総合センターではこんな資料を作っていました。
http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui4/q_062.html

肝臓では2週間くらいで半分入れ替わっていて、筋肉では6ヶ月で入れ替わっている。
卵たくさん食べていいタンパク質をどんどん入れ替えていくといいような気がしてきませんか。
野菜から取るタンパク質も大事なのですが、体調を戻すにはまず動物性でタンパク質をしっかりとって行くのも大事な人がいることが言えそうです。
動物性の蛋白が苦手って言う時は胃腸の働きが蛋白不足で落ちているからと言う話しもあるそうです。少しずつまずは動物性のタンパク質を取るようにしていくと量が増えてくる方が多いとも言われているので、一度は少しずつチャレンジしてみていいのかも知れません。

以下、資料のコピペです。ーーーーーー

タンパク質のターン・オーバーのスピードは?
体内のタンパク質は分解と合成というターン・オーバーにより常に入れかわっています。ターンオーバーのスピードはタンパク質の種類で異なり、肝臓は約2週間、赤血球は120日、筋肉は約180日でその半分が入れかわります。この期間を半減期といい、タンパク質の量がある時点の半量になるまでの期間を指します。
肝臓、腎臓、心臓のタンパク質は半減期が短く、皮膚や筋肉などでは長くなります。また大きな動物ほどターン・オーバーはゆっくりで、筋肉の半減期を見るとネズミは11日、ヒトは180日です。これはネズミ2年、ヒト80年という寿命と関係があるともいわれています。
ターン・オーバーは、タンパク質が役目を果たすうちに変化して本来の働きができなくなったため、あるいは役目の終了と同時に消えなければならないために起こると考えられます。役目を果たしたタンパク質は、細胞内のリボゾームという小器官でアミノ酸に分解され、新しいタンパク質の材料となります。またアミノ酸から窒素部分がはずれると、糖や脂質につくりかえられエネルギー源になります。このようにタンパク質は効率よくリサイクルされているのです。

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