現在マスコミで取り上げられておられる守屋元次官は「一人を以て国
興り(おこり)一人を以て国亡ぶ」を座右の銘(ざゆうのめい)にされて
いた、と朝日新聞に紹介されていました。 この言葉の前半を意図され
ていたのでしょうが、同じ中国の思想を参考になさるのなら、易の勉強
もなさるべきでした。
陰から陽に、また陽から陰に、すべての事物は転変する、これが易の
中心的な考え方です。 事物の転変、時の移り変わり、気の満ちる
ときと欠けるとき、こうした変化の中でいかに正しい道を探り出し、歩いて
行けば良いのか、それを示すのが易です。
すべてが移り変わる、という易の考え方を勉強すれば、今の状態が長く
は続かないことが、よく分かります。 失意のときも未来永劫(みらい
えいごう)に続かなければ、得意のときも続かない。
ここから易は「どのときでも、常に貞正であれ」、有頂天になって道を
踏み外すことのないよう、自分自身を磨きなさいと教えます。 単に運が
良いとか悪いとかではなく、いかに惑わされずに生きていくか、それが
易の知恵なのです。
興り(おこり)一人を以て国亡ぶ」を座右の銘(ざゆうのめい)にされて
いた、と朝日新聞に紹介されていました。 この言葉の前半を意図され
ていたのでしょうが、同じ中国の思想を参考になさるのなら、易の勉強
もなさるべきでした。
陰から陽に、また陽から陰に、すべての事物は転変する、これが易の
中心的な考え方です。 事物の転変、時の移り変わり、気の満ちる
ときと欠けるとき、こうした変化の中でいかに正しい道を探り出し、歩いて
行けば良いのか、それを示すのが易です。
すべてが移り変わる、という易の考え方を勉強すれば、今の状態が長く
は続かないことが、よく分かります。 失意のときも未来永劫(みらい
えいごう)に続かなければ、得意のときも続かない。
ここから易は「どのときでも、常に貞正であれ」、有頂天になって道を
踏み外すことのないよう、自分自身を磨きなさいと教えます。 単に運が
良いとか悪いとかではなく、いかに惑わされずに生きていくか、それが
易の知恵なのです。