宮応ふみ子のいきいきブログ

厚木基地のある神奈川県大和市の共産党市会議員の8期32年の活動を卒業。一市民として、マイペースで時々の活動を綴ります。 

工藤さんのアスベスト訴訟 IHI(旧石川島播磨)の責任確定へ

2013年06月15日 | 折々のこと

5月30日、横浜地方裁判所は、故工藤晃さんの「肺がん発症は会社がアスベスト対策を怠ったことが原因」との遺族の訴えに、「死亡と業務に因果関係がある」と認め、「会社には従業員の健康を守る義務がある」との判決を言い渡しました。

会社側は控訴するのではないかと思われていましたが、控訴期限の6月13日までに被告会社IHIも控訴せず、工藤さん側の原告も弁護団等関係者で協議の結果控訴しないことになり、横浜地裁の判決が確定しました。 
本当に疲れ様でした。 改めて工藤さんご遺族、弁護団、「工藤さんを支える会」の皆さんの頑張りに敬意を表します。

故工藤晃さんは、旧石川島播磨重工の人権差別訴訟の全国原告団の団長として裁判を勝利させ、それが一段落した後、自らの「アスベスト裁判」を準備している最中に肺がんで6年前、2007年に亡くなられました。 労働者魂・気骨、闘病生活を共にする中で、ご遺族が訴訟を引き継がれたのです。

 誰でも出来ることではありません。 ご遺族は共産党員でも、「活動家」でもありませんが、「お父さんの無念の思いを晴らしたい、夫の正義を守りたい」という「家族愛」だったのではないでしょうか。 本当によく頑張られました。 
この勝利は、全国で行われている「アスベスト裁判」の大きな力になることでしょう。

判決の翌5月31日、新聞各紙がこれを一斉に報道しましたが、今日、「工藤さんを支える会」から送られてきた「東京新聞」がいい記事を書いているのでアップしておきます。


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