アニメ対馬丸ーーさよなら沖縄と「ヒロシマ平和学習の報告会」

平成２７年度の平和都市推進事業のメイン事業である「ドキュメントアニメ・対馬丸」の上映と今年から始まった「青少年の広島派遣」の報告会が開かれました。

第１部の報告会は、６人の高校生と中学生が、自分の見てきた「ヒロシマ」と感じたことを、さわやかに発表しました。　これからの人生にぜひこの経験を生かしたほしいものです。　お疲れ様でした。

第２部は、ドキュメントアニメ「対馬丸」で、会場にはいつになく大勢の子どもたちが鑑賞しました。後で聞くと約６０人の子どもたちが、報告者と共に招待されたとのことです。

沖縄の地上戦が始まる前に、子どもたちを本土（鹿児島）に疎開させることになり、心配する親を説得して多くの子どもが古い船に乗って、本土めざし、出港するもアメリカの潜水艦の攻撃を受け、船は沈没し、少数の生存者は沖縄に送還されました。軍部的には、足手まといの子どもを本土に送り、住民を軍に協力させるのが本来の目的であったのではないか。

多くの子どもたちが沈没する船と共に命を落とし、「対馬丸の沈没」は、軍の機密だから絶対口外するなとされ、幼い子供は、心痛める・・・。　沖縄の空襲、地上戦、集団自決、戦後の米軍の接収、いまだ続く理不尽な米軍、日本政府の仕打ち、いま、国会で重大局面になっている「戦争法案」を止める、必ず止める！を改めて、決意した平和推進事業の鑑賞でした。

１時半からの開会前に、保健福祉センターとオークシティの２か所で「戦争法案ストップ、うちの子もよその子もどの子も殺し、殺させない」と「やまとレッドアクション」のメンバーが署名行動を行いました。