新世界100周年。。。

　今日、新世界が100周年を迎えるそうです。
実家から近かったこともあり、子供の頃よくパパに連れて行ってもらいました。

　そのころの新世界は今と違って、かなりディープなところでした。
酒臭いおっさんがふらふらと歩いてるし、地べたで拾ってきた漫画やら雑誌やら洋服やらを売ってるし、ストリップ小屋はあるし…。
・・・と、女子供の行くところやないことは、子供心にも理解できた。

　動物園に行く時もそこを通るし、なにより串カツを食べるのが楽しみやった。
今かなりメジャーになってしまったけど、初代のだるまは、5人も入ればいっぱいの掘っ立て小屋のようなお店やった。

　無口なオッチャンが、せっせと串カツを揚げていく。
「はい、お父ちゃん」といって、途中でその家の子供らしいのが、ボールにいっぱい串に刺した肉を運んでくる。
たぶん近所の家で家族総出で串にさしてんねんやろなぁ。
今みたいに3本セットというんやなくて、好きなだけ注文できるシステム。

　あたしは、串カツとジャガイモをコーラで食べるのが楽しみやった。
そのころからも、満席の店の外にはお客さんが待ってたような記憶がある。

　今はそんな面影もなくチェーン展開してお店も立派になった。
何よりも、新世界に来る人たちが大きく変わった。

　旅行者に外人に、女性に家族連れ。
昔いた外人は、怪しかったのに…。
今は、金髪のパックを担いだ人ばかり。

　あたしもダーリンとよく行くけど、やっぱりあんなに人とぶつかる新世界は少し前まではなかったなぁ。
フェスティバルゲートももう少し我慢してたら、残っていたかもね。

　

　
　天王寺公園から

　
　新世界名物スマートボール

新世界に繁栄あれ