
今、ロングツーリングを快適にまた積載量や素早くどこにでも移動できるオートバイといえば、
中型・大型「アドベンチャー系」バイクを思い浮かべますが、
昔はそんなオートバイ自体が存在してませんでした。
もちろん大型クルーザーやハイパワー系スポーツツアラーもありません。
ボクがオートバイに乗り出した80年代半ばになってもまだそんなオートバイはほとんど無くて、
そう言った長距離ツーリングに使用されるオートバイは「モトクロス系」が主流だった事を思い出します。
その要因は当時「パリダカール」で使われてたホンダ 「XL250R・XR500R」とか、
ヤマハ「XT500」などの影響だったと考えられます。
長距離専用という事から燃費を考慮した4ストエンジンを採用した中型・大型モトクロスが、
本格的な物だと認識されてた気がします。
この現象にあやかってか、
一般の「ロングツーリングはモトクロス系バイクで行う」ってのが定着してた気がするんですよね。
ボクも専門学生時代に一度だけ北海道ツーリングをした事があるのですが、
とにかく、どこを走ってても中型モトクロス系のオートバイだらけ。(笑)
ボクらの様なスポーツバイクで走ってるライダーは、非常に限られており、
そう言った「流行りがあるんだ」って事に気が付いた経験があります。
当時、ボクの乗ってたオートバイはヤマハ「RZ250R-初期型」でしたが、
北海道で同じ車両を見かけたのは、2〜3台ぐらいです。(笑)
逆に多かったのが、ホンダ「XL125Rパリダカール」や、 ヤマハ「XT250T」、
はたまた、スズキ「RA125」や、カワサキ「KL250R」なんかが目立ってましたね。
しかし、時代は変わるもので、
新しくジャンルが増えていくことで乗るオートバイもすっかり様変わりしてしまいました。
今はロングツーリングを主軸とするライダーって圧倒的に「アドベンチャー」系ですもんね。
要するにオートバイも時代で用途が変化するって事です。
今、北海道ツーリングすると、どんなオートバイが多く走ってるのか実際に見た訳ではありませんが、
イメージとしてはやはり「アドベンチャー」系じゃないでしょうか。
逆に言えば何に乗っても走ることは可能ですが、
いかに長距離オートバイツーリングを楽しむかで「車両のチョイス」も変化するんでしょうね!(笑)
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