
1980年代のオートバイを当時注意深く見て来た自負のあるボクですが(笑)、このモデルが「刀」の仲間だった事は当時は気にして無かった
事もあり、あまり知りませんでした。で、その車両とは1982年に登場してたスズキ「GS125E-KATANA」です。確かに名称に「刀」が記載さ
れていますが、いかんせん125ccモデルだった事もあり、当時、中型排気量に注目してたボクの視野から外れていたんですよね(笑)。確か
専門学校に通い始めた1984年だったか?その翌年の1985年だったかに同級生がこれに乗ってた事からその存在に気が付くと言った状況でした。
当時はもちろん最初に登場したモデル「GSX1100S-刀」であったりその国内版として販売されてた「GSX750S-刀」であったり、はたまた微
妙にデザインが異なる「GSX650G-刀」の存在は知っていたのですが、まさか125ccクラスまで裾野を広げていたとは思ってもいなかったんで
すよね(笑)。この時代の125ccクラスの大半はパワーの問題からその大半が、2ストエンジンからなるスポーツバイクで固められていたので、
この「GS125E-KATANA」の様な4ストエンジンを搭載したモデルは比較的珍しいものになります。で、その搭載されてたエンジンは空冷式の
4スト単気筒SOHC2バルブで、正式な排気量が124cc、最高出力は14psで、最大トルクが1.0kg、車重は113kgで、機械式キャブレターを搭載、
ガソリンタンク容量は満タンで12リットル、市街地での平均燃費が大体50kmから55kmとされていました。また、この当時の4スト125ccで
最高出力14psのパワーは比較的パワフルとされてた様で、その要因は2球形燃焼室を持つ「S.T.D.C.C」と言う機構にあった様です。いわゆる
最適で大きな燃焼を行うことが可能と言うもので、それが故にこれだけの馬力を生み出していたんですね。更に当時、流行ってた発進時などの
沈み込みを防止するための「ANDF(アンチノーズダイブ機構)」も搭載されており、これまた当時では珍しいダイヤモンド式(エンジン吊り下
げ式)スチール製のパイプフレームが採用されており、より細い車体デザインを実現してもいました。またこれは知らなかったのですが、当時
この「GS125E-KATANA」は世間で「小刀」とか「脇差」とか「ナイフ」とか「包丁」なんて言葉で呼ばれてた様で、要するに「短い刃物」と
言うイメージで呼ばれていた様なんですよね(笑)。これって地域で異なってた様で、まさにニックネームとして使われてた感じでした。更に、
ですが「刀」とは若干違う角形のビギニカウルが搭載されており、タンクからリアにかけてのデザインはかなり兄貴分と近い印象を与えるものと
なっています。思い起こせばスズキと言うメーカーって、様々なスポーツバイクを見ても「250cc以下の排気量に力を入れてる傾向」で、現在も
ネイキッドモデルとしては「GSX-S125 ABS」や「ジクサー125/150」などが販売されており、他社に比べてもこの排気量に良質なオートバイ
を排出してるイメージがあります。また性能に対してコスパも優れており、この「GS125E-KATANA」も当時の新車価格が30万円以下だったと
されています。まぁ、時代が違うと言えばそうですが、この手のオートバイは現在でも30万円代から40万円前後で売られてる車両が大半なので、
そこまで大きく変化してない部分(忘れ去られた30年問題)もあったりします。最後に現在の125ccモデルも魅力的な車両で渋滞状況ですが、
あえて1980年代にあったこの「GS125E-KATANA」なんかを選んで乗るのも、1つのこだわりを感じられる事で、ステータスを生み出してくれ
る気がするのですが、どうでしょうね!(笑)
確か「GN125H」はご先祖様とも言える車両ですよね。(笑)
最近ではボク個人としても125ccモデルに注目してる傾向で、
125ccのスクーターも視野に入れています。
昨年、目の手術をしたのですが、完全には治らずリスクを背負う状況にあって、
特に小型バイクへの移行を真剣に考えてるんですよね。(笑)
ヤマハの「YBR125」も個人的にはマルチに使えそうで良いですね。
多分ボクは通勤と近場のツーリングに特化した乗り方になってるので、
高速道路は乗れなくても平気です。(笑)
ありがとうございます。