
今日は上のタイトルの通り、かなり残念感の強いオートバイのご紹介です。(笑)
1991年に登場した大人気モデルのカワサキ「ZZR1100」と、2006年から登場し人気モデルとなってる「ZZR1400」の間にあって、
ほぼ人気を得ることが無かった、いや、もしくは知らなかったと言う人もいる可能性が高いモデル「ZZR1200」です。(笑)
で、初期モデルの登場が2002年からで、最終モデルで2005年までの4年間だけ販売されていました。
今から考えれば、まさに「ZZR1100」と「ZZR1400」の中間の間を「ただ埋めただけのオートバイ」だったかも知れません。
まず、ことの始まりですが、2001年にこのジャンルを構築し人気を得てた先代モデル「ZZR1100」の生産中止が突如公表され、
カワサキの最高速を誇る「ビッグスポーツツアラー」ファンの熱い声に応えたカタチで登場した2代目がこの「ZZR1200」だったのですが、
先にスズキから1999年に登場し、既に最高速の座を譲ってしまった「GSX1300R隼」を、てっきり超えるモデルの登場だと思ってたら、
正直な所、期待はずれで「ZZR1100」と大きく違わず、速さに関してもそれを追い抜く性能を持ってなかった事が確実に敗因とされています。
そのスペックですが、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が1164cc、
最高出力は152psで、最大トルクが12.6kgとなっています。
フロントフォークは倒立化されてましたが、ブレーキシステムはラジアル化されておらず、比較的一般的なものが採用されていました。
またデザインに関しては「キープコンセプト」だったのかフロントマスクの4灯スタイル以外は「ZZR1100」と大きく変わりがなく、
見た目の斬新さもありませんでした。
とにかく、スズキ「GSX1300R隼」が衝撃的だったのに対しあまりに消極的なデザインは時代遅れさえ感じさるもので、
多分ですがカワサキファンにとっても、結果として受け入れ難いものだった感じがします。(笑)
その人気の無さは、しっかり売上で証明されており、国内での販売数は劇的に低いものになります。
また中古市場を見ても球数が少ない割に安くて、あれば30万円あたりからどんなに高くても60万円代で取引されています。
確かに先代で人気があった「ZZR1100」もその球数の多さから現在では中古で比較的安く取引されていますが、
残念ながら、安く売られてる「理由が全然違う」気がしますね。(笑)
いやぁ、このオートバイ「ZZR1200」が大好きって方にはホント失礼な言い方になってしまいますが、
正直「泣きたければ泣いてもいいんだよ」って言ってあげたいオートバイですね!(笑)
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