
今日はボクがオートバイに乗り始めた1980年代の中盤の時代、このブログでは久しぶりに中型(普通)バイクのご紹介となります。
それは、人気を博したモデルの「カウルレス」として登場した当時のスポーツバイク、カワサキ「FX400R」です。
もしかすると、この時代からオートバイに乗ってても「え?知らないけど…」って方もいらっしゃるかも知れません。(笑)
とにかく「個人的な見解」も多く含まれますが、まず間違いなく、
これぐらい分かりやすく、カワサキ車として「ズッコケたオートバイ」は他に無いんじゃなかったんじゃないでしょうか。(笑)
いわゆる、それよりチョイ前に登場した人気モデルとなる「GPZ400R」の「カウルレス」モデルだったのですが、
当時を知るボクとしては、悲しいかな何処となく「失敗作に終わった」気がしてなりません。
で、この「FX400R」がその人気の「GPZ400R」のカウルレスモデルとして登場したのが、
1985年からで、最終モデルで1989年までの約5年間、ひっそりと売られていました。(笑)
当時は「限定解除の時代」だったので、国産モデルに関しては圧倒的に「中型(普通)バイク」に人気が集中してた頃で、
今とは全然違ってて、2ストの250ccか、4ストの400ccが、オートバイの売れ行きとしては絶好調だった訳ですが、
まぁ、その中にあって分かりやすく売れませんでした。(笑)
とにかく、最初に登場した「GPZ400R」は初の水冷式エンジンだったことやフォルムの良さも手伝って、
登場当初から「圧倒的な人気モデル」へと駆け上がり、それが故に後に再販を繰り返すほど売られていました。
で、その状況に便乗したカタチでこの「FX400R」が登場するのですが、
当時の感覚として「カウルの有無でこんなに違うのか!」って思うほど「人気に差」がつく事となります。
実はこの「FX400R」だけでなく、他にもヤマハ「FZ400R」に姉妹車として同じコンセプトとして登場した
カウルレスモデルの「FZ400N」も同じ運命を辿ることとなります…。こっちもまた日を改めてご紹介いたいます。(笑)
この現象を見るに、やはりこの時代は「カウルが付いててナンボ」の時代だったんでしょうかね。(笑)
思えば、まだ当時って「ネイキッド」と言う言葉も無かった時代だったので、ボクなんかはこれらを「カウルレス」と言ってました。
そう考えても、本来カウルがある物に対して「無い」と言う見方をしてたことが伺えますよね。
で、一応スペックをご紹介いたしますと、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が398cc、
出力の規制前だったので最高出力が57psで、最大トルクは3.6kgでした。
またフレームは「GPZ400R」がアルミ製だったのに対してこの「FX400R」はスチール製を採用しており、
形状はオーソドックスな「ダブルクレードル」フレームとなっています。
更に、「GPZ400R」のマフラーが2本出しだったのに対し、この「FX400R」は「4in1の集合マフラー」が装備されており。
ホイールサイズは前後とも16インチが採用されていました。
また中古市場を見てみますと流石に球数は少なくほとんど見かけることが出来ませんが、
あれば70万円前後と、結構「お高い価格」が付けられています。
これは不人気だった当時と違って、今となっては逆に「レアな1台」とされてる結果かもしれないですね。
とにかく総評としては「ほとんど売れなかった…」これに尽きるオートバイだったと言える気がします!(笑)
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