今日の「不人気車」は多分、40歳代後半から50歳代中頃の世代ならほとんどの人が知ってるであろう、
ある種の名車でもあり珍車、スズキ「GSX400Xインパルス」ですよ。(笑)
80年代初頭に登場した名車「GSX1100S-刀」をデザインした有名デザイナーの「ハンス・ムート」さんが手掛けた、
日本のシンボル「東京タワー」をイメージしてデザインされたインパクト大のオートバイです。
そもそも先代のモデルにあたる「GSX400FSインパルス」の登場が1981年からで、
初期モデルとしてそこそこの人気を獲得し、その2世代目として1986年に登場したモデルでした。
ボク(当時20歳-現在55歳)もリアルタイムでこのオートバイの登場を見ましたが、
もう何て言って良いか分からない「絶妙なインパクト」を感じた事をよ〜く記憶しています。(笑)
まだ学生でしたが、単純に「なんでこんなデザインにしたんだろう」ってね。(笑)
当時、そう思った訳ですからある意味、凄いですよね。
で、当時のスズキのオートバイってこの他にもデザインを外国人に依頼する傾向が強かった時代で、
その見た目はそれぞれインパクトがあって雑誌などでの話題はとにかく凄かった。
しかしこの「GSX400Xインパルス」に関しては別の意味でインパクトを感じた車両で、
残念ながら、全然売れなかったですね。(笑)
ただ、35年以上経った今になって「再注目」される傾向で「欲しい」って人が増えつつある不思議現象も起こってたりしています。
まぁ、こう言った「いわゆる珍車」って、そうゆうものなのかも知れません。(笑)
ですが、スペックを調べるとエンジンは、スズキ独自の空冷&油冷式4サイクル並列4気筒DOHC4バルブで最高出力が59ps。
最大トルクは3.8kgで乾燥重量が158kg。
当時の中型バイクとしては、普通によく出来てるスポーツ系オートバイで全然悪くはありません。
結局、1年足らず売られただけで直ぐに生産終了となり、1989年に登場する「バンデッド400」まで、
この手のスポーツバイクは息を潜める結果となりますが、誰の記憶にも残る斬新さはありました。
結論を言えば、今と違ってこの時代ってのは、まだまだオートバイそのものをメーカーも「模索してた時代」で、
どんなモデルが売れるのか?レーサーレプリカ以外に関しては「全く矛先が見えてなかった」事は確実に言える気がします。
新開発ってのがそれだけに新鮮でもあったので、どこまでそれを押し出すかを実験してたのかも知れません。
特にスズキは「悩む前にやってみる」って傾向が強いメーカーなので、失敗を恐れずチャレンジしてましたからね。(笑)
それは当時の他の車両を見てもよく分かります。
とにかく今日はこの「GSX400Xインパルス」です、いかがだったでしょう!(笑)
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