英国（イギリス）での、50年代から60年代にかけて一代ムーブメントとなった「ロッカーズ」は、
今の「カフェレーサー」と言うオートバイジャンルと大きな結びつきがあり、
今も尚、1つのジャンルとして影響を与えている事で、多くのオートバイ好きに知られていますが、
その対抗馬？と言うか同時期に対立していたグループに「モッズ」と言うものがありました。
こちらに関しても当時大きな社会現象になっており、若者文化を大きく変えた切っ掛けにもなります。
この「モッズ」と言うムーブメントは、いわゆる英国の階級社会で言う「中流にあたる子供たち」が起こしたもので、
労働者階級で底辺だった「ロッカーズ」とは意識も見た目も大きく異なるものでした。
彼らはアメリカのレアな黒人音楽やサイコビリーな音楽を愛し、
多数のミラーとヘッドライトで装飾された「ベスパ」に乗りモッズコート（M-51）を着るスタイルが、
一般的なファッションとして認知されています。
とにかく彼らはオシャレに関心を持っており「モッズ」の由来も、
「モード（よりグレードの高い感じを与えるファッションの呼称）」から来てるも言われています。
音楽とファッションに「ベスパ」と言うオートバイ。
今ではごく一部でしかその流行が継承されていませんが、
日本に目を向けてみると「ファッション＆音楽に精通した人たち」に愛されてる傾向が少し残っているようです。
街中で多数のミラーとヘッドライトで装飾された「ベスパ」を目の当たりにすることはまずありませんが、
この流行を「今からリメイクさせる」もの面白いんじゃ無いかってボクは思います。（笑）
ちなみにあのモッズコート（M-51）は、
高級なスーツやブレザーがオートバイのオイルで汚れないためにはおってるのが正解で、
コートそのものを良しとしてる訳ではありません。
ちょっとオートバイとはかけ離れた話になりますが、
このムーブメントの影響で英国がどんどん若者文化のファッションリーダーになって行く事になります。
まぁ「ロッカーズ」はカフェレーサーと言うバイクジャンルを構築し、
逆に「モッズ」は音楽とファッションを広めたと考えるのが正解なのかもしれませんね！（笑）
