今では20年前の古いオートバでも「十分な価格」が設定されており、高いものともなると新車時の価格と変わらないものまで、
中古市場で見かけることがあります。
特に人気の車種がそうですよね。
昔の、7年経つと国産の場合、どんな車両でも価値がなくなると言われてた時代を思い出すと、随分変わったって思わされます。(笑)
これは、過去にはなかった「オートバイ価値」が「別の意味」を持って高まっている事を物語っています。
中でも注目するのは90年代に作られた、250ccクラスの「4スト4気筒エンジン」を搭載したモデルたち。
例えば、ホンダ「ホーネット250」を中心とした人気車両たちです。
今ではもう作られることがない250cc4気筒エンジンを搭載した車両ということもあって、
その「付加価値」が、かなり高価な価格に反映されてる状況です。
しかし年式を考えると、どんなに見た目が綺麗でも「10年以上前のオートバイ」に代わりはありません。
まさに、これらを見ることで、オートバイの「中古市場の価格」は時代とともに「大きく変化してる」ことが分かります。
中途半端な年式は比較的安く売られていますが、それを超えると徐々に高騰し始め、
台数が少なくなり、ある種のレアなものになったり、新しいバイクにはない構造を持ったバイクが、
驚くほど高額なバイクへと「価値を変えていく」んですよね。
ボクの世代でそれを痛感するのは、400cc4スト並列4気筒エンジンを搭載したモデルたちです。
80年代中盤当時、数年落ちとなった、ホンダ「CBX400F」やカワサキ「FX400」、ヤマハ「XJ400」などは、
20万円もだせば、十分買うことができてました。
しかし今では、どれも100万円を超えるものばかりです。
その理由は、今ではほぼなくなった「空冷式4スト並列4気筒エンジン」を搭載してるバイクとして、その価値を上げてるんですよね。
もちろん、台数的にレアであることも理由です。
現在作られている車両の中にも今後、中古市場で高額な車両になっていくものもあるでしょう。
しかし、どれがそうなるかは知る人ぞ知るです。(笑)
逆に、今の中古事情を見ると比較的「大型バイク」に関しては年式相応に値段がついています。
海外のバイクもそうです。
高級ブランド、BMWやドゥカティ、トライアンフまでがそうなっていますからね。
ひと昔前のモデルだと、新車時に200万円以上したものが、たったの数年落ちで100万円を切ってるものまであります。
それだけに、ものの価値ってよく分からない部分があると思います。
昔は外車って古くなっても「永遠に高い」ってイメージがありましたが、
今は年式相応。
これも時代の移り変わりなのかもしれません。
最後に、ホンダ「CB1300SF」と「ホーネット250」のどちらも、込み込み50万円だったしたら、
将来性も考えて貴方なら、どちらを選びますか?
あくまで現時点での「ものとしての価値」はどちらも同じですからね!(笑)