90年代の一時期、海外でのオートバイレースで日本人ライダーの活躍はめざましいものがありました。
motoGPの前身だった、WGPでも「ワールドチャンピオン」に輝いた選手が何人もいましたからね。
しかし現在では、頂点まで上り詰める日本人ライダーって1人も出ていません。
一体この現象は何故なんでしょう。
これに関して、ボクの個人的な意見ですが、ズバリ、レースをする「競技人口が減った」ことにある気がします。
昔は80年代から始まったバイクブームに便乗する形で、
親が子供に英才教育を施してた時代があって、ポケバイからミニバイクレースを経て、
国際A級ライダーへ駆け上がる構図のようなものがありました。
多くの子供たちが競い合ってたことで、頭角を表す選手は「世界的にも通用するライダー」に育っていったと言うことです。
例えば、青木3兄弟、またまた、阿部ノリック選手、そして、加藤大治郎選手などです。
彼らに共通して言えるのは、みんな子供時代からの英才教育で育ったライダーだと言うことです。
彼らは10代からその才能を発揮し、20歳そこそこで世界に進出しています。
もちろん早くから上位入賞を勝ち取り、中には「ワールドチャンピオン」に輝いた人もいます。
国内で加熱してた「多くの競技人口」の中から現れた、いわゆる天才ライダーということです。
それに比べ、今はこの競技人口が劇的に減ってることが言える気がします。
少ないライバルの中で頭角を表しても、世界に通用するライダーにまでは育たない。
要は、そうゆうことじゃないかと思うんですよね。(笑)
逆にヨーロッパに目を向けると現在もなおオートバイレースの人気は高く、
かつての日本にあった英才教育がなされていること分かります。
現在、motoGPで活躍してる、マルケス選手や、ロレンソ選手などがそうです。
あそ考えると、結局どれだけの人たちがレーサーを目指してるか、その人口の多さが、
優秀なライダーを育てる原動力になってると言うことです。
日本人ライダーで、かつてのようなチャンピオンライダーになっていく可能性を求めるとなると、
どれだけの人がそれを目指すか?
その競技人口にかかってると言っても過言じゃない気がしますね!(笑)