元々は大型バイクの普及で始まった現在の「第3次バイクブーム」ですが、
それを切っ掛けに、波及し人気を獲得したのが「250ccクラスのスポーツバイク」たちだったりします。
で、その要因となったモデルがこのカワサキ「ニンジャ250」の存在。
登場は2008年からで、2014年にフルモデルジェンジされた2代目で一気に開花します。
「第3次バイクブーム」の到来に合わせて、脚光を浴びることになった250ccクラスの利点は、
手頃な価格と利便性に加え「車検がない」という維持費の安さ。
高騰化する大型バイクにあって、うまい具合に現れた「ニンジャ250」は、
大型バイクに手が届かないユーザーにとって、とても魅力的なバイクであるということが実証された訳です。
本来、若い世代に乗られることを目的として開発されたモデルですが、
実際は40代から50代の返り咲きライダーに多く乗られてるようです。
まだ、家族や生活のためのお金が必要な世代に受け入れられているんですよね。
この現象を見ても返り咲きライダーのみんなが「悠々自適である」とは限らないことが分かります。
自由なお金はないけど、もう一度バイクに乗りたいという中年ライダーが多くいるということです。
特に走りを意識した80年代後半から90年代中盤に若者だった、いわゆる「走り屋」に受け入れられています。
規制が緩かった当時の250ccマシンと比べると若干パワー不足を感じる感はありますが、
まとまったスタイルや最新技術が盛り込まれたことが人気を呼んでると言えそうです。
使われてるエンジンはかつての「ZZR250」からの流用もので、
水冷式4スト並列2気筒DOHC4バルブで排気量が248cc。
最高出力は31psで6速MT、フューエルインジェクションとの組み合わせです。
ガソリンタンク容量は17リットルで市街地での平均燃費が約20km。
1回の給油で走れる航続距離は約340kmという計算になります。
タイヤサイズはフロント110/70-17M/C 54H、リア140/70-17M/C 66H。
新車価格はスタンダードモデルで553,500円(税込)、ABS付き Special Editionで620,460円(税込)。
今年の2016年モデルで「キャンディパーシモンレッド×メタリックスパークブラック」のツートンモデルが9月より新たに登場します。
この「ニンジャ250」の魅力は何と言っても「スタイルの良さ」です。
ソリッドな今風のスタイルは実際間近で見ると250cc以上の大きさに見えますし、
全体的なバランスがとてもいい。
170cmの身長で、ちょうどバイクと人とのバランスが良いサイズとなっています。
軽い車体は人が自在に操れるもので、運転技術を上げるにはもってこいですし、
社外パーツも豊富で安価なためカスタムもオーナー自身で手軽に行えます。
いずれ大型バイクに乗ることを考えている人にとっても、良い練習になりますし、
「ニンジャ250」自身も良いバイクなので長く乗り続けることも出来ます。
個人的な見解ですが、人気の車両だけあってとても良いバイクだと思いますね!(笑)