2000年代に入り、教習所で大型免許が簡単に取得出来るようになって以降、
70年代から90年代前半まで若者だった「返り咲きオヤジ・ライダー」が、
急激に増えていくことになっていくのですが、
その大半の人は、もともとハーレーダヴィットソンに乗ることを
目的とした人たちであふれていました。
ただ現在では、徐々にそれも落ち着きを見せ始め、
乗られる大型バイクのジャンルも多様化するようになってるようです。
特にスーパースポーツ系の人口が急増し、そのネイキッドに当たる、
ストリートファイター系も注目が集まるようになっています。
その中でも個人的に注目したいのが、このBMW「S1000R」です。
全体的にバランスのとれたスタイルに加え、
フルカウル仕様の「S1000RR」より強烈な、
トルクを誇る優れたバイクだったりするんですよね。
エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量は999cc。
最高出力が160ps、6速MTで電子制御燃料噴射との組み合わせです。
ガソリンタンク容量は17.5リットリで平均燃費は約18km。
1回の給油で走れる航続距離が約310kmという計算になります。
タイヤサイズはフロント120/70 ZR17、リア190/55 ZR17。
ほぼ、「S1000RR」と同じですが、
大きな違いは低速からくる強力なトルクです。
2,000rpmから7,500rpmの間で「S1000RR」よりも
常に5~10Nmほど強いトルクを生み出し、
馬力も2,000rpmから9,500rpmあたりで、
常に「S1000RR」よりも同一回転数であれば太い馬力を生む仕上がりとなっています。
高速域より中速域で最大パワーが発揮されるんですよね。
また、BMWお得意のコントロールシステムも充実してて、
ABSを含め、オートシフトアシスト、クルーズコントロール、
トルクコントロール、パワーモードなどが標準装備されています。
これにより大パワーを制御する安全機能や、快適走行を可能としています。
新車価格は1,699,000円(税込)。
国産の同一モデルと比べると若干お高いですが、
それだけの性能とステイタスを持ったバイクなんですよね。
大型バイクの場合完全に乗りこなす事は、かなり難しいですが、
機能を十分使いこなせれば、安全に運転する事は可能です。
贅沢な1台ですが、オーナーになれば、最高に楽しいバイクである事は
間違いないですね!(笑)