ボクは45歳(2010年)の時に大型バイクの免許を取得したのですが、結局、大型バイクの購入に関して家族の許しを得る事が出来ず、なぜか
ヤマハ「TW225E」に乗る事になり、それだけじゃつまらないと、さらにカスタムして「カフェレーサー仕様」にして楽しんでいたのですが、
ある時、唯一やってたSNSのフェイスブックで昔の峠仲間と繋がる事になります。久々の再会まで果たし昔を懐かしんで盛り上がったのですが、
その仲間が「今は趣味レベルでサーキットを走ってる」って話を聞き「もう乗らない600ccのSSがあるから一緒に走らないか!?」ってお誘
いを受ける事になるんですよね(笑)。まぁ、以前からサーキットを走る事には興味を持っていたので、試しにその話に乗っかる事にします。
ただ、最初は何も持っていなかったので、全て借り物で初のサーキットデビューを果たす事になります。これが2013年の事でボクの年齢は既
に48歳になったいました。もちろん、遊びのレベルでレースに参加する気は最初からなかったんですよね。ただ、借り物のオートバイに借り物
のツナギやブーツだったので、続けるならやはり「自分のもので」と言う事で、その仲間から借り物だったオートバイをそのまま売ってもらう
事になします。それがカワサキ「ZX-6R(2009年式)」で、あと必要な周辺物を一式含めて50万円で購入する事にします。もちろん家族には
内緒で、お金は自営業で持ってた仕事のへそくりを使って購入しました(笑)。考えて見ればこの「ZX-6R」がボクにとっては最初の大型バイ
クって事になるんですよね。しかしこの「ZX-6R」は完全なサーキット仕様だったので、一般道を走らせる事は出来ませんでした。ここからほ
ぼ毎週末、地元のサーキットで走ると言う生活に入ります。で、最初はもちろん初心者なので、一番ビギナーなクラスをエントリーして走って
いたのですが、徐々に慣れて来ると、その上のクラス、またその上のクラスとランクアップさせて行く事になります。とにかく目標(目的)は
タイムアタックで、最初は1周を走るのに2分を切る事を目指していました。そのうちそれを達成できる様になると、次は1分50秒を切るタイム
を目指すようになるのですが、この時点でそのサーキットでは中級クラスに属する状態になってて、エリア選手権(ST600)と言うレースに参
加しないか?ってお誘いを受ける様になるのですが、どうもその気になれなかった事と、混戦で走る事が苦手だったので、ボクはあくまで走行
会でのタイムアタックに専念する事に決めます。で、確か2015年だと思うのですが、最初はどんどん縮めれてたタイムも頭打ちする様になり、
ずっと1分50秒を切る事が出来なかったのですが、たまたまレースを専門でやってるオートバイショップに新型のレース専用車として「ZX-6R」
が入って来たと言う噂を聞きつけ、そのオートバイを思い切って購入する事にします(笑)。なので確か2015年式の「ZX-6R」だったと思い
ます。ただ見た目はノーマルとは程遠い感じでモリワキのステージ2にフルコンプリートされていたので、どのメーカーのどのマシンは分からな
い感じだったんですよね(笑)。で、その新車に乗ってサーキットを走ったら一気にタイムを縮める事が出来て、1分40秒台を目指すレベルまで
進歩する事に成功するんですよね。その要因はトルクコントロールとABS、はたまたスライドコントロールなどの電子制御システムが搭載されて
いたからです。同じ人間が乗ってるのにオートバイか良くなると「こんなに速くなるのか!」って自分で驚いていました(笑)。ただ今考えても
この頃は家族に内緒で遊んでたし、お金も結構使ったので、ちょっと心が苦しかった思いはありましたね!。(笑)