発売当時、非常に目を見張る部分があったスズキ「GSX250S-刀」でしたが、いわゆる往年の「刀ファン」からすると「同じであって同じでない」と言う厳しい
洗礼を受けて登場した経緯があった事をボクの個人的な印象として思い出してしまいます(笑)。なんでそうなったか?といえば、まず衝撃的なデビューを果た
した初期型の登場が1980年からで海外輸出モデルとして「GSX1100S-刀」が販売されます。更に、そこから2年経った1982年には、その国内版となる「GSX
750S-刀」が登場し、最終モデルで1986年まで売られる事になります。この時点で「刀」としては一旦終息を迎えるのですが、1980年代の後半になるとネイキ
ッドブームが到来し、スズキからも「バンデッド250」などが登場するのですが、更に「ネオクラッシック」ブームが巻き起こり始めると、更に新しいモデルと
して今回少しだけ考察してみたい「GSX250S-刀」が1992年より再登場という形で販売されるんですよね(笑)。ただし、この時代からオートバイに乗り始め
た若いライダーたちには、そこそこ受け入れられてたのですが、かつてのモデルを知ってるガチガチの「刀ファン」にとっては受け入れられ難い車両と言う見ら
れ方になってしまいます。結局、どこに問題があったか?と言うと1番は排気量で、250ccと言う中排気量が「刀じゃない!」って事になってた気がするんです
よね。また同年に登場した400ccモデルに関しても同じ印象を与えてしまった流れでした。まぁ、強く「刀」ファンであればあるほど「GSX1100S-刀」だけが
本当の「刀」であり、それ以外は「違う!」としたい訳です…多分…(笑)。これ、いわゆるオートバイに優劣を付ける典型的な例で、正直なところおかしな話
なんですけどね(笑)。だって「GSX250S-刀」も「スズキのオートバイ」ですからね(笑)。そのスズキが「刀」と言ってる訳なので、間違いなく「GSX250
S-刀」は本物の「刀」です(笑)。正直、登場時期や排気量はそれ自体が「意味を持たない」ので、シンプルにシリーズと考えて良い気がします。で、ひとまず
この「GSX250S-刀」の詳細なスペックを見ていきますと、エンジンは「バンディッド250」から流用された水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、空冷式ぽく
シリダーにフィンが切られてて、正式な排気量が248cc、最高出力は規制後なので40ps、最大トルクが2.7kg、車重は178kgあり、キャブレターは機械式、駆動
方式はチェーン式で、フレームはスチール製のダブルクレードル式、トランスミッションは6速MTで、ホイールサイズは前後ともに17インチ、他のシリーズとは
異なり3本スポークとなっていました。またブレーキシステムはフロントがシングルのディスクブレーキで、リアもディスクブレーキとなっていました。更にガソ
リンタンク容量ですが、満タンで17リットル、市街地での平均燃費が大体17kmと言う計算になっています。またパーツによっては「GSX1100S-刀」と流用され
てるものもあり「ネオクラッシック」モデルとして、しっかり継承されてるモデルでもあった様です。で、最近ですが、そう言った時代を知らないライダーにとっ
ては古いけど個性的で4気筒エンジンを搭載した250ccスポーツと言う仕様から、中古市場では色々な金額で売られています。大体安いもので30万円あたりから、
高いものだと80万円前後で取引されています。球数はそこそこあって選べますし、比較的状態の良いものも残ってる感じです。現在の新型250ccスポーツも魅力
的なモデルが取り揃っていますが、あえてこの「GSX250S-刀」みたいな今じゃ作られない車両をあえて選ぶのも楽しいかもしれまんね!(笑)