世代や時代背景から、その時々の影響を受けて考え方が違うってのも十分に考えられるのですが、ひとえに「オートバイ好き」と言ってもどこに価値観を見出してる
かは人それぞれですよね。当然です(笑)。例えば、ボクの様な1980年代に、頭のおかしい峠小僧からオートバイに介入した世代は、とにかく「速さ」こそがオート
バイであると思ってるほど、とにかくスピードありき、もしくはそのオートバイが持つ「速さに特化したポテンシャル」で考える人が多い気がしますし、もう少し後
の世代である1990年代以降からオートバイにハマってる人たちの相対的な価値観って「カスタム」や「見た目の雰囲気」もっと言えば、こだわりの「ファッション」
も含むでオートバイの本質であると考える人も多くいるでしょうし、それより更に後の世代からの人や、ボクよりもっと前の世代の人たちともなると、現在の状況で
ある「ツーリング」や、そこから、より深掘りしていく傾向からなる「レジャ ー& Web配信コンテンツ」的にオートバイを捉える人も結構多い気がします(笑)。
ここから「考察」出来るのは「1つの趣味としてのオートバイ」で見るのではなく、広く考えてそれぞれの「価値観の違い」を理解した上でオートバイを見る方が実は
「正解ですよ!」って事で、その価値観の違いによって思ってる事が大きく異なると言える気がするんですよね。まぁ、この事ってただ偉そうに「当たり前」の事を
言ってるだけですけどね(笑)。で、そう分かりつつも(笑)、例えば、ボクの様なオートバイに「速さを同期させる傾向」があるタイプは、結局、速いオートバイ
が好きですし、そうじゃないオートバイを仮に所有してても、その車両で出せる最大のパワーや性能を求めてしまいがちです(笑)。なのである意味「カスタム世代」
に通づる部分もありますが、どちらかと言うと見た目やデザインより性能アップの為の「カスタム」をする感じになんですよね。また速さに特化したライディングに
関しても「何処かこだわってる」傾向を感じますから、心の中で「誰が速くて、晴れが遅いか?」って無意識で見てしまう傾向もある気がするんですよね。。まぁ、
ここに関しては自分の事ですから、よく分かってるのですが、逆にハーレーダビットソンを中心とした「クルーザー」や「ツアラー」系が好きな人は、速さより「見た
目だったりレア感(特殊な車両)」に心奪われてる傾向が強くある気がします。これってボクの価値観とはある意味、真逆で人にどう見られてるかの意味が全然違う所
にあるって考えられます。それだけに、ある種「所有欲」ってのがオートバイとして大きい価値観となってる気がするんですよね(笑)。またもっと違ったジャンルに
まで目線を広げていけば、モトクロス系やエンデューロ系、メジャーでは無いけどダートトラック系やトライアル系が好きな人は、速度からなる速さより、あくまで
「運転する技術やスキルに特化した感覚」を持ってる気がしますし、ロードでもジムカーナ好きになると同じ意識の価値観を持ってる気がします。わかりやすく言えば、
ボクはハンドルって「セパハンがカッコ良い」って価値観ですが、彼らは「アップ型のパイプハンドルにスポンジを巻いたのがカッコ良い」って思ってる価値観、そんな
感じですかね(笑)。まぁ、誰しも心の中では、何かに特化すればするほど「自分がその中で1番でありたい!」って考えるのが当然なので、そうであっても、そうで
なくてもオートバイにそれなりの価値観を見てると思うのですが、問題となるのは「価値観ってのは決して1つでない」って事ですね!(笑)。ひと昔、いや、もしか
すると今もそうかも知れませんが、現在のオートバイのブームを牽引してるオヤジ世代になるほど、当然「経験値が高い」訳ですからウンチクも同様の高くなりがちで
すよね(笑)。それはそれで全然良いと思うのですが、ちょっと考えれば誰でもお分かりの通り、オートバイと「一括り」に考えてしまっても上記で語った通り、多く
の価値観によって構成されていますから、自分の価値観を人に押し付ける様な会話は当然ながら「成立しない」ってのが当たり前ですよね(笑)。しかし、直ぐに何か
を単純に1番と考える人が少なからずいるので、意識の違うライダーに「これが正解ですよ!」って語るのは「危険である」や「間違ってる」となってしまいます(笑)。
オートバイ仲間が多い方ほどその危険性を持ってるので、気をつけましょうね!(笑)