令和2年10月14日(水)に加美町のやくらいウォーターパークにおいて,加美町,JA加美よつば,北部地方振興事務所の共催で小瀬菜大根利用拡大セミナーを開催しました。
小瀬菜大根は全国で唯一,葉だけを食べる大根で,加美町小瀬地区で古くから生産されてきた伝統野菜です。
セミナーでは,「小瀬菜大根の利用拡大に向けた新たな調理・加工法」をテーマに,フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生を講師に招き,地域の飲食店,農産加工者,農産物直売所,農業高校,青果店,関係機関から約40人が参加しました。
カワシマ先生からは,小瀬菜大根の新たな調理法,従来の収穫期より若い小瀬菜大根の調理法に加えて,これまで未利用であった根の調理法について提案いただきながら,これらを試食しました。また,小瀬菜大根の特徴や地域での活用等についてもお話しいただきました。
参加者からは,「これまで漬物としての利用がほとんどで火を通した料理は新鮮」,「今日のセミナーを参考に新メニューを考案してみたい」といった声が聞かれ,セミナー後,参加者に小瀬菜大根を1株ずつ提供しました。当セミナーの開催を契機に,今後,地域において新たなメニューの考案と活用が期待されます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910