仙台市青葉区の倉内・大針地区は,中山間地域特有の農業の担い手不足及び耕作放棄地・鳥獣被害の増加などの課題が山積しています。
そこで,これらの課題に対応し,今後も地域の農地・農業を維持していくために,平成29年度から「倉内・大針農村地域活性化委員会」を設立し,農業競争力強化基盤整備事業(農地整備事業(経営体育成型))に取り組んでいます。
生産組織等の経営体が存在していない倉内・大針地区には,基盤整備後の地域農業の中心となり農業を維持してくれる担い手が必要不可欠であるため,地域の代表による発起人会を結成し,農事組合法人設立に向けて話し合いを行ってきました。
その結果,令和3年1月24日に組合員17名による「農事組合法人うぇすとファーム仙台」設立総会が開催され,事業計画等の承認,代表として札万(ふだ・よろず)氏が選ばれました。総会後,令和3年2月5日に登記を行ない,「農事組合法人うぇすとファーム仙台」が正式に誕生しました。
「農事組合法人うぇすとファーム仙台」は前身組織がない,ゼロからのスタートになりますが基盤整備後には,水田24㌶,畑4㌶の営農を目指しています。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp